
Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP
2025年度「第43回毎日ファッション大賞」の表彰式が10月23日の今日、大手町三井ホールで開催された。大賞は、「オーラリー(AURALEE)」デザイナーの岩井良太が受賞し、新⼈賞・資生堂奨励賞は「フェティコ(FETICO)」を手掛ける舟山瑛美が受賞。鯨岡阿美子賞には、糸編代表取締役の宮浦晋哉が選出された。また、話題賞にはYKKによる「YKKファスニングアワード」、選考委員特別賞には「ミナ ペルホネン(minä perhonen)」のデザイナー皆川明が選ばれた。受賞者たちには賞状のほか、吉岡徳仁作のトロフィーが贈られた。
ADVERTISING
大賞を受賞した岩井は、1983年兵庫県神戸市生まれ。文化服装学院 Ⅱ部(夜間部)を卒業後、2015年春夏シーズンにオーラリーを設立し、2017年にはブランド初の直営店を出店した。2019年にパリファッションウィークに初参加し、同年に「第37回毎日ファッション大賞」新人賞・資生堂奨励賞を受賞。今回の選考では、素材へのこだわりと洗練されたデザインがグローバルで評価されていることを受け、大賞に選出された。

岩井良太
Image by: FASHIONSNAP
岩井は受賞に際して「オーラリーは、生地が好きなだけで何者でもなかった自分が、日本の生産背景を生かして最高の物作りをしたいという思いで始めたブランド。ここまで続けられたのは、僕のわがままに真摯に向き合ってくださる職人の方々、原料を提供してくださる産地の方々、一緒に成長してきたチームのみんな、そしてオーラリーの服を手に取ってくださる皆様のおかげです」とコメント。「僕が日々の生活で幸せを感じるのは、天気が良かったり、いつものお弁当を食べたり、お風呂に入ったり、そんな毎日のささやかな瞬間です。オーラリーの服も派手なインパクトはありませんが、着る人が日常の中でふと嬉しい気持ちになったり、少し気分が高揚したりする存在でありたいと思っています。これからも背伸びをせず、素材への好奇心と関わってくださる皆様への感謝を忘れず、誠実に服作りを続けていきます」と締めくくった。
新人賞・資生堂奨励賞を贈られた舟山は、1986年茨城県生まれ。エスモードジャポン東京校を卒業後、DCブランドや衣装デザイン、大手セレクトショップで経験を積み、「クリスチャンダダ(CHRISTIAN DADA)」でウィメンズデザインを担当した。その後、2020年3月にパタンナー高濱温子と共に「フェティコ」を設立。身体のラインを強調するボディコンシャスなデザインと、日本の繊維産地や職⼈と取り組む丁寧な物作りが支持を集め、2022年には「TOKYO FASHION AWARD」に選出されるなど着実に評価を高めてきた。

舟山瑛美
Image by: FASHIONSNAP
今回の選考では、新たな時代の女性像を追求する姿勢が評価され受賞。舟山は「私は海外の名門校を卒業したわけでも、御三家と呼ばれるブランドで経験を積んだわけでもなく、いつか自分のブランドをという夢を持って働いてきました。自分が思い描いていたものを形にして、人を幸せにできるっていうこの仕事が本当に大好きで、この仕事を一生続ける覚悟を持ってブランドを立ち上げました。ただ、ブランドを立ち上げてからも、1人でできたことというのは本当に何もなくて。公私共に支えてくれている夫や家族、今日来てくれているスタッフのみんな、デビュー当時から協業してくれている生地屋さんや工場さん、そういうフェティコに携わってくださる皆さんに送られた賞だと思っています」とブランドを支える人々への感謝を口にした。
また表彰式後には、受賞を記念したフェティコのプレゼンテーションを実施。コルセットやクリノリン、ガーターベルトといったフェティッシュなディテールを取り入れたルックを披露した。また、ブランドの十八番であるランジェリールックはショーを通じて随所に登場。シアー素材のレイヤードや大胆なカットアウトなどのアイコニックな手法も見られ、ボディポジティヴ的な価値観を発信し続けた5年の歩みを振り返る内容となった。












Image by: FASHIONSNAP
鯨岡阿美子賞を受賞した宮浦は、1987年千葉県生まれ。2012年に日本の製造業の発展と創出を目指すキュレーション事業「Secori Gallery」をスタートし、2017年に糸編として法人化した。年間150〜200社の繊維工場を巡り、デザイナーと産地のマッチングのほか、工場に眠るデッドストック生地の販売など、多岐に渡る活動で繊維業界に貢献している点が評価された。宮浦は同賞の受賞について「業界に長年貢献した人に贈る賞ということですが、まだまだ駆け出しの自分が選ばれるとは思いませんでした。起業当初は預金が3万円しかない状態で、毎日のように夢中で産地を回って勉強をさせてもらいました。1000件以上の工場を訪れ、断られたことは一度もなかった。産地の皆さんのおかげで、僕の人生は大きく変わったなと感謝しています。日本の産地は本当に面白くて、今も変わらず夢中です。まだ訪れたことのない方は、ぜひ一緒に産地へ行きましょう」とコメントした。

宮浦晋哉
Image by: FASHIONSNAP
選考委員特別賞に選ばれた皆川は、1967年東京都生まれ。文化服装学院を卒業後、アパレルメーカー勤務を経て独立し2005年に「ミナ ペルホネン」を設立した。生地産地との連携による独自性の高いテキスタイルで知られ、服だけでなく家具や器といったプロダクトデザインまで幅広く展開。テキスタイルデザイナーとしても活躍し、2006年の「毎日ファッション大賞」では大賞を受賞した。皆川は「私たちは今年で30周年を迎えます。多くの生産者の皆様のお力を借りながらこの30年が過ぎていきました。30年経てば日本の産地も活性化していくかなと思ったいましたが、まだ道半ばと感じています。今後もまた、生産者の皆様と力を合わせて独自の開発を続けながら、物を作る人の喜びと、それを着る、使う人の喜びを同時に叶えるデザインを尽くしたいと思います」と決意を語った。

皆川明
Image by: FASHIONSNAP
話題賞を受賞したYKKファスニングアワードは、2001年に創設したファッションコンテスト。創設当初の応募点数は600点余りだったが、昨年度には8600点を超えるなど、国内最大級のコンテストに成長した。同社を代表して登壇した新井篤常務執行役員は「このコンテストが25年続いてきたのは、参加してくださった学生の皆さんの情熱と挑戦、関係各位のサポートがあってこそ。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します」と感謝を述べた。


YKK常務執行役員の新井篤氏
最終更新日:

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング

COMME des GARÇONS SHIRT 2026 Autumn Winter

JUNYA WATANABE MAN 2026 Autumn Winter

COMME des GARÇONS HOMME PLUS 2026 Autumn Winter

Dior 2026 Spring Summer Haute Couture Collection










