HUMAN MADEが、11月27日にグロース市場に新規上場した。初値は公開価格の3120円を9.9%上回る3440円。同日行われた上場セレモニーには、同社の松沼礼代表取締役CEO兼COOなどの経営陣のほか、クリエイティブディレクターのNIGO®︎、アドバイザーのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が登壇した。
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同社は、2010年にNIGO®︎が立ち上げたライフスタイルブランド「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」とカレーショップ「CURRY UP」を運営することを主目的に、2016年にオツモとして設立。「CULTIVATE CULTURE」をパーパスに掲げ、新たなカルチャーを生む起爆剤となるモノ・コトをグローバルで発信している。2023年には現代アーティストのカウズ(KAWS)を、2024年にはファレルをアドバイザーに起用。2024年5月には、社名をHUMAN MADEに変更し、新たなスタートを切った。
有価証券報告書によると、同社の売上高は、コロナ禍の2021年1月期の18億円から、2022年1月期は32億円、2023年1月期は54億円、2024年1月期は83億円、そして2025年1月期は112億円と著しく数字を伸ばしている。2026年1月期は、前年同期比21.7%増の136億円と更なる成長を見込む。クリエイティブと経営を分離した運営体制が特徴で、上位株主にはNIGO®︎(同氏が保有するNIGOLDを含む)のほか、ファレル、カウズ、同社のクリエイティブパートナーであるVERDYといった世界的クリエイターが名を連ねている。



NIGO®︎とファレル・ウィリアムスは、東証の上場セレモニーとしては異例とも言えるカジュアルな服装で式典に登場した。NIGO®︎はカーキのハンチング帽にデニムジャケットとジーンズをコーディネート。ファレルは、VERDYのプロジェクト「ガールズドントクライ(Girls Don’t Cry)」とヒューマンメイドのコラボレーションTシャツにヒューマンメイドのキャップ、自身がメンズクリエイティブディレクターを務める「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のサングラスとフレアデニムを合わせた。2人は上場を祝福する鐘を鳴らすと、これまでの共闘を称え合うように熱い抱擁を交わした。




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