

寺田典夫が手掛ける「ヨーク(YOKE)」が、パリファッションウィーク期間中の現地時間1月22日にランウェイショーを開催した。
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今回のショー開催は、世界で活躍するファッションデザイナーの輩出を目指すファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026」の受賞デザイナーに寺田が選出されたことによるもの。ヨークにとってはパリでの初のショーとなる。
記念すべきパリでの初舞台において、寺田が掲げたテーマは「BEYOND FORM」。ブランド名に込めた「つなぐ」という哲学を軸に、日常着とアートの境界線を曖昧にする試みが、これまで以上に野心的なアプローチで提示された。
インスピレーション源となったのは、シュルレアリスムをけん引した彫刻家、画家のジャン・アルプ(Jean Arp)。アルプが提唱した「自然界に直線はない」という概念を、寺田は服のシルエットへ落とし込んだ。

Image by: YOKE

Image by: YOKE
ショーは、ダブルブレストジャケットとパンツのセットアップをニットでウエストマークしたルックからスタートし、マフラーの代わりにニットを首周りに巻きつけたスタイリングも登場。アイテムとしては、ワイヤーを内蔵することで着用者が自由に形を変えられるトレンチコートやニットシャツ、ラペルを意図的に歪ませたテーラードジャケットなどが披露され、スタイリングとデザインの両軸からコレクションテーマへのアプローチがなされた。また、土屋鞄製造所とコラボレーションしたウエストバッグを展開するなど、日本の手仕事をコレクションに取り入れた。

Image by: YOKE

Image by: YOKE

Image by: YOKE
寺田は今回のパリでのショー開催にあたり「リブランディングするくらいの気持ちでコレクション製作に向き合った」という。スタイリストをパリを拠点に活動するジェローム・アンドレ(Jérôme André)に変更したほか、上質な素材とパターン、ひとつまみの遊び心といったブランドの強みを掘り下げ、それぞれを更に強化することを掲げた。今後の課題は「ヨークだけの絶対的な強みを作ること」。ブランド設立当初から続けているアートとファッションのクロスオーバーを更に突き詰め、念願であるパリファッションウィークの公式スケジュール入りを目指す。

ショー来場者に配布された、寺田が一つひとつ手作業で制作したというオブジェ。「有機的な曲線を手に取ってほしい。コレクションを目と肌で感じてほしい」という思いを込めたという。
Image by: FASHIONSNAP
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