
Image by: FASHIONSNAP

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「エルメス(HERMÈS)」を運営するエルメス・インターナショナル(Hermes International SCA、以下、エルメス)が、2025年通期(2025年1~12月)のグループ連結業績を発表した。売上高は160億ユーロ(約2兆9000億円)で、為替一定ベースで前年比9%増となった。競合にあたるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(2025年1~12月期)は同1%減、ケリング(同会計期間)は同13%減だったのに対し、エルメスは堅調な成長を維持した。
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部門別でみると、香水・ビューティおよびウォッチを除くすべての部門で成長。とくに全体の売上高に対し40%以上のシェアを占める主力のレザーグッズ&馬具部門の売上高は、前年比13.1%増と2桁で伸長した。「ソー・メドール」「ソー・ムスクトン」といった新モデルが注目を集めた。9月には仏シャラント地方のリル・デスパニャック(シャラント)に24番目のレザー工房を開設するなど、サプライチェーンも強化しており、2026年にループ(ジロンド)、2027年にシャルルヴィル=メジエール(アルデンヌ)、2028年にコロンベル(カルヴァドス)での新工房開設を予定。2030年までにレ・ザンドリー(ウール)での新拠点を開設することも発表している。
プレタポルテ&アクセサリー部門は同6%増、シルク&テキスタイル部門は同5%増、ジュエリーおよびホーム分野が堅調だったその他部門は同11%増だった。プレタポルテでは、37年にわたりメンズ・アーティスティック・ディレクターを務めたヴェロニク・ニシャニアン(Véronique Nichanian)が2026年秋冬シーズンをもって退任。ラストコレクションは1月末にパリで発表され、大きな話題を呼んだ。後任は、LVMHプライズや「ザ・ファッション・アワード(The Fashion Awards)」など数々の賞を獲得してきたグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)が務め、最初のコレクションは2027年1月に発表される予定。
香水&ビューティ部門は同8%減、ウォッチ部門は同2%減。ウォッチ部門は上期に苦戦したが、下期に回復したという。同部門では2028年までにスイス・ノワルモンの時計製造拠点を拡張する計画だ。
地域別では、日本を除くアジア以外のすべての地域で2桁の増収を記録。最も伸長率が高かったのは、中東を中心とした、その他地域の同15%増。特にアラブ首長国連邦で高い成長を記録した。日本を除くアジアは同5%増だった。
同社は雇用創出を継続しており、2025年にはフランス国内800人を含む1300人超を増員。2025年末時点での従業員数は2万6494人となった。2025年度の好調を踏まえ、同社はフランス国内の全従業員を対象に、個別昇給に加えて月額120ユーロ(約2万1800円)の賃上げを実施するほか、2026年3月に世界の全従業員を対象に3000ユーロ(約54万円)のボーナスを支給することを決定した。
※1ユーロ=181.9円
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