東コレ26年秋冬は33ブランドがショー開催 バイアールは「アニエスべー」に
海外ブランドや業界人の招致で発信強化

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」キーヴィジュアル
Image by: JFWO

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」キーヴィジュアル
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「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」キーヴィジュアル
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日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)が、東京ファッションウィーク「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」のスケジュールを発表した。開催期間は3月16日から21日まで。初参加の10ブランド、海外団体とのパートナーシップショーなどを含め33ブランド・団体がショーを開催。また、日本のファッションシーンをエンパワーメントするプロジェクト「バイアール(by R)」は「アニエスベー(agnès b.)」を招致する。
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JFWOは前身となる「ファッション戦略会議」が2005年に発足し、前回の2026年春夏シーズンおよび今シーズンを20周年の節目と位置付ける。シーズンコンセプトは「未来さえ、見たことのない世界を」とした。キーヴィジュアルは前回同様のクリエイティブを採用。ファッションが生み出される原点であり、デザイナーの純粋なクリエイションが最初に表出される“デザインスケッチ”をベースに、さまざまなスケッチが重なり、大きなうねりへと進化する様相を、20年の歴史とこの先の未来につながる期待感として表現したという。
トップバッター、初参加、気になる日本ブランドは
トップバッターは「TOKYO FASHION AWARD 2026」の第11回受賞ブランドのひとつである工藤花観の「カカン(KAKAN)」。そのほか、大野陽平の「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」や森下公則による「キミノリ モリシタ(kiminori morishita)」など同アワード受賞の全ブランドが各日程でショーを行う。なお、16日からの会期に先駆けて、15日夜に寺田典夫の「ヨーク(YOKE)」が「FASHION PRIZE OF TOKYO 2026」受賞でパリで行ったショーの「凱旋イベント」として、展示・インスタレーションを開催する。
そのほか、初参加組は、馬場賢吾をデザイナーを迎えた「ズッカ(ZUCCa)」や、「エルメス(HERMÈS)」などを経験した寺西俊輔が日本の縫製・繊維産業へのリスペクトから2022年に立ち上げた「ミゼン(MIZEN)」など計10ブランド。2023年に「第97回 装苑賞」と「NEW ENERGY 特別賞」をW受賞し、2026年春夏コレクションで「エイタロー(EITARO)」をスタートしたばかりの上村英太郎は、「混沌とした時代ですが、デザインは必ず光を差す力を持っていると信じている。自分がデザイナーとしてここ(今回のファッションウィーク)に立たせてもらえる機会に、そうしたクリエイションを見せたい」と決意を口にした。
また、「ヨシオクボ(yoshiokubo)」や「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」といった近年の東コレを支えてきた常連組、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館に作品を収蔵するなど国際的な評価が高まる「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」も参加。植田みずきは「エンフォルド(ENFÖLD)」と「ナゴンスタンス(någonstans)」の2ブランドでショーを行う。
創設50周年のアニエスべー、ANDAM特別賞の若手など海外勢も
楽天グループが持つ流通・販売のアセットを活用したバイアールの枠で招致したアニエスべーは、今年で創設50周年を迎える。バイアールへの参加を記念して、35型の限定商品を用意。3月3日10時から「Rakuten Fashion」で予約を受け付ける。
同じく海外ブランドとして、ANDAM fashion award 2025で特別賞を受賞し、LVMH Young Fashion Designers Prize 2025のファイナリストにも選出された、アラン・ポール(Alain Paul)が手掛けるフランスのブランド「アランポール(ALAINPAUL)」にも注目が集まる。パリ発のショールーム「RUN(WSNグループ)」とANDAM FASHION AWARDS PARIS、JFWOのコラボレーションによって実現したもので、アランポールは東コレに先立ち、3月のパリファッションウィークで2026年秋冬コレクションを披露。同コレクションを東京版として再解釈したショーになるという。
また、東コレ期間中の3月19日から21日まで、渋谷ヒカリエ内でANDAM FASHION AWARDS PARISのショールームを開設。フランスブランドとアジア市場の交流を活性化させる狙いだ。ANDAM創設者でマネージングディレクターのナタリー・デュフォー(Nathalie Dufour)の来日も決まっている。

2026年春夏コレクション
Image by: アランポール

2026年春夏コレクション
Image by: アランポール
海外バイヤーやジャーナリストとの誘致も継続
ブランドの誘致やイベント実施と並行して近年力を入れている海外のファッション業界関係者の誘致について、JFWO ディレクターの今城薫氏は「海外のプレスやバイヤーを招くことで、日本ブランドのクリエイティブへの理解を深められ、認知拡大やバイイングで一定の成果が得られている。今季も東京から世界に向けた発信は継続する」とコメント。
前述のナタリー・デュフォーのほか、TOKYO FASHION AWARDの審査員も務めるニック・ウースター(Nickelson Wooster)、ドイツ・ベルリンのセレクトショップオーナーのアンドレアス・ムルクディス(Andreas Murkudis)、「10 コルソ コモ」のバイイング責任者マニュエル・マレッリ(Manuel Marelli)といったバイヤー勢、「System」の創刊編集長で「A Magazine curated by」の現編集長であるブレイク・アビー(Blake Abbie)、韓国・ソウルを拠点とするストリートフォトグラファーのジミン・ジョン(Jeon Jimin)などが来日する。
東コレ“オフスケショー”への考えは
JFWOの古茂田博事務局長は、「東コレの大きな目標は、日本の繊維産業の活性化。ファッションブランドはもちろん、そのクリエイティブを支える繊維産地や縫製工場、技術にも目を向けている。ファッションウィークを起点としながら、テキスタイル企業、海外バイヤーとのビジネスマッチングなど、多角的にブランドの成長を支える方法を模索している」と話した。
昨今オフスケジュールでショーを行うブランドが増えていることに対して意見を求められると、「そういったブランドが急激に増えているというよりは、海外市場を見据えた生産体制の関係でスケジュールを調整していると理解している。過去に東コレに参加してくれたブランドの方々に対しては静観するのではなく、海外の展示会やバイヤーの紹介など然るべき部分で支援したい」と考えを明かし、「日本の繊維産業、ファッションの発展は我々だけでなくブランド、バイヤー、メディアの協力があって初めて高みに上ることができる。ファッションウィークを軸に、発信、海外との交流、関連イベントを含めてサポートしていきたい」と続けた。
最終更新日:
◾️「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」スケジュール一覧(2月17日時点)全33ブランド
※★マークは初参加ブランド
【2026年3月15日(日)】
18:00 「ヨーク(YOKE)」寺田典夫(Norio Terada)
【2026年3月16日(月)】
12:00 「カカン(KAKAN)」工藤花観(Kakan Kudo)★
13:00「台湾セレクト(TAIWAN SELECT)」チャールイ チェン(CHIA JUI CHEN)/ティンイェン ドン(TING YEN TUNG)/ユーチー リー(YU CHI LEE)/ジユン チャン(CHIH YUN CHANG)/ブルーノ ハヨン チャン(BRUNO HAYON CHUNG)※パートナーシップショー
14:30「ペイデフェ(pays des fées)」朝藤りむ(Lim Asafuji)
16:00「ユェチ・チ(YUEQI QI)」ユェチ・チ(Yueqi Qi)
17:30「エンフォルド(ENFÖLD)」植田みずき(Mizuki Ueda)★
18:45「アンセムエー(ANTHEM A)」鈴木麻莉子(Mariko Suzuki)/吉田尚(Nao Yoshida)★
20:45「アンセルム(ANCELLM)」山近和也(Kazuya Yamachika)
【2026年3月17日(火)】
13:00「グローバル ファッション コレクティブ(Global Fashion Collective)」宮坂青(Ao Miyasaka)/エドゥアルド・ラモス(Eduardo Ramos)/マリカ スズキ(Marika Suzuki)※パートナーシップショー
14:00「キミノリ モリシタ(kiminori morishita)」森下公則(Kiminori Morishita)★
16:00「ホウガ(HOUGA)」石田 萌(Moe Ishida)
19:00「アニエスベー(agnès b.『by R』)」 アニエス・トゥルブレ(Agnès Troublè)
【2026年3月18日(水)】
12:00 「中国国際ファッションウィーク推薦ショー(China Fashion Week Recommendation Show)」蘇新(Su Xin)※パートナーシップショー
13:00 「ヨシオクボ(yoshiokubo)」久保嘉男(Yoshio Kubo)
14:30 「ズッカ(ZUCCa)」馬場賢吾(Kengo Baba)★
16:00 「サポート サーフェス(support surface)」研壁宣男(Norio Surikabe)
17:30 「ナゴンスタンス(någonstans)」植田みずき(Mizuki Ueda)
19:00 「タナカ(TANAKA)」タナカ サヨリ(Sayori Tanaka)/クボシタ アキラ(Akira Kuboshita)
20:30 「ユウショウコバヤシ(yushokobayashi)」小林裕翔(Yusho Kobayashi)★
【2026年3月19日(木)】
13:30 「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」大野陽平(Yohei Ohno)
14:30 「セイヴソン(Seivson)」ヅゥチン シン(Tzu Chin Shen)
16:00 「タエアシダ(TAE ASHIDA)」芦田多恵(Tae Ashida)
19:00 「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」ヴィヴィアーノ スー(Viviano Sue)
20:30 「ファンダメンタル(FDMTL)」津吉学(Gaku Tsuyoshi)
【2026年3月20日(金)】
11:00 「コートメール(COTE MER)」佐藤紀夫(Norio Sato)
12:00 「コトハヨコザワ(kotohayokozawa)」横澤琴葉(Kotoha Yokozawa)
18:00 「ミゼン(MIZEN)」寺西俊輔(Shunsuke Teranishi)★
19:00 「マツフジ(MATSUFUJI)」松藤勉(Tsutom Matsufuji)★
20:30 「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」岡﨑龍之祐(Ryunosuke Okazaki)
【2026年3月21日(土)】
12:00 「アランポール(ALAINPAUL)」アラン ポール(Alain Paul)★
14:30 「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」坂部三樹郎(Mikio Sakabe)
18:00 「エイタロウ(EITARO)」上村英太郎(Eitarou Kamimura)★
19:00 「ムッシャン(mukcyen)」木村由佳(Yuka Kimura)

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2026 A/W」キーヴィジュアル
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