2025年に創業140年を迎えたムーンバットが、軽量性と高い遮熱性を特徴とする独自生地を使用した日傘・帽子ブランド「フワクール(Fuwacool)」のアドバイザーとして、医師の友利新を起用した。今夏から、同ブランドを「美容UVケアブランド」として発信を強める。140周年記念イベントに、友利医師が登壇した。
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コスメブランドのカウンターをイメージした展示空間で「美容品」として日傘を打ち出す。
ムーンバットは、1885年に京都・高辻で西陣帯地問屋として創業。1921年に洋傘の製造販売を開始し、1990年には紫外線カット加工を施した傘を他社に先駆けて実現するなど、傘業界の発展をけん引してきた。
フワクールは、帝人フロンティアとムーンバットが共同開発した生地。高密度軽量生地にチタンを配合した接着層と2層のラミネートフィルムを重ねた4層構造によって、遮光率100%、UV隠蔽率100%UPF50+、赤外線NIR遮蔽率99.9%を実現するほか、熱伝導率の低いチタンが高い遮熱効果を発揮する。ムーンバットでは、同生地を使用した晴雨兼用傘・帽子を「フワクール」ブランドとして発表している。
友利医師は10年以上にわたって、紫外線をはじめとする可視光、赤外線を含む太陽光線が肌を老化させるという「光老化」について啓発活動を行ってきた。ムーンバットは、医師の専門的視点を取り入れた商品開発を行うことで、機能性への信頼性向上を図るため、美容雑誌「美的」の企画の一環として2024年から同氏とのコラボレーションを実施。2度のコラボを経て、今年度から同氏をブランドのアドバイザーに起用した。「肌の老化原因の約7割が紫外線。日やけ止めは、1平方cmあたり2mgという規定量を塗らないと製品に表示されているSPFやPAといった効果が期待できず、なかなか実践できない方が多いのが現状です。紫外線への意識が高まっているからこそ、必要なのは“物理的な防御”」と友利医師。フワクールは高い機能性のほか、持ち歩きが苦にならない軽さによって日やけ対策を習慣化しやすいことが魅力だと話す。
そして、近年は光老化だけではなく「熱」による疲労や老化といった「熱老化」にも注目が集まっていると友利医師は話す。「夏の猛烈な暑さは、肌にとって紫外線と同じくらい大きな脅威となります。熱によってもシミができやすくなったり、体が疲労したりするというデータもあり、ただ暑い中にいるだけで体は疲れ、炎症を起こしてしまいます。紫外線をカットする遮光だけでなく、熱を遮断する遮熱も、これからの美肌習慣には不可欠です」とし、スキンケアを「成分」で選ぶように、日傘も「どのような効果を発揮する素材が使われているのか」で選ぶべきだと強調した。

ムーンバットによる実験結果を見せる友利医師。気温25度の人工気象室内で、マネキンの頭部に20分間ライトを照射したところ、日傘を使用しなかった場合の頭頂部の温度は59.5度にも達したが、フワクールの日傘をさした場合は36.3度で、23.2度の差が生じた。
友利医師監修の下、フワクールは今年4月に、近年トレンドになっているチェーンストラップがついたチューブ型のコスメをモチーフにした新デザインを発売する。このほか、チタンを含む接着層を2層にすることで、フワクールよりも約2℃涼しくなる高い遮熱性を実現した新素材「Fuwacool THERMO」も開発しており、子ども用の小ぶりな傘や、男性向けのシンプルなデザインも加えたラインナップで今年7月ごろの発売を予定している。いずれも、全国の百貨店で取り扱う。

チューブ状のコスメをイメージした新作日傘

5層構造の新素材を使用した新作日傘
最終更新日:
◾️ムーンバット:公式サイト

Image by: FASHIONSNAP

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