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セールス大手Tomorrowが売却 創業者はCEO退任

 グローバルのセールス大手Tomorrowが、ラグジュアリーブランド向けにEC運営支援を手掛けるThe Level Groupを傘下に持つProgetto 11に買収された。取得額などの詳細は明らかになっていない。

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 Tomorrowは国際的なブランドやクリエイティブリーダーの成長を支援するファッションインキュベーターで、B2BとB2Cの両市場においてブランドが目標達成できるよう、販売や財務、運用に関するサービスを提供。「メリル ロッゲ(Meryll Rogge)」や「ロシャス(ROCHAS)」、「ヘド メイナー(HED MAYNER)」といったブランドと契約を結んでいる。昨年11月には大月壮士が手掛ける「ソウシオオツキ(SOSHIOTSUKI)」とパートナーシップを締結した。

 The Level Groupはブランドのオンラインストアを企画・制作・運営・集客まで一気通貫で手掛ける企業で、ポートフォリオでは「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」や「ヘルノ(Herno)」「フェラーリ(Ferrari)」が名を連ねる。

 The Level Groupの発表によると、今回の取引は「ファッションの未来は『統合』によって築かれる」という考えに基づき実施。同社は「業界は急速に変化しており、ブランドは複数のチャネルや市場を横断して機能を連携できるパートナーをこれまで以上に求めている」との認識を示し、当面は事業の継続性と安定性の確保を最優先としつつ、プラットフォームの次のフェーズ構築を進めるとしている。

 Tomorrowをめぐっては、「マーティン ローズ(Martine Rose)」が2026年秋冬コレクションの生産を中止せざるを得ない状況に陥ったと報じられたほか、「コペルニ(COPERNI)」がパリのショー中止を余儀なくされるなど、契約ブランドとのトラブルが取り沙汰されていた。イギリス発のファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」の報道によると、両ブランドはここ数ヶ月の間に事業の経営権を取り戻すために交渉を行ったが、Tomorrrow側が受け入れなかったという。

 この取引に伴い、Tomorrow創業者のステファノ・マルティネット(Stefano Martinetto)は同社CEOを退任。また、Tomorrowに出資していたThree Hills Capital Partnersは保有株式を売却したと報じられている。

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