
Image by: FASHIONSNAP

Image by: FASHIONSNAP
アーティストとして活動するマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が、日本初の大規模個展「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」を東京都の登録有形文化財「九段ハウス」で開催する。期間は4月11日から29日まで。開催前日の今日、関係者向けに内覧会を開催し、その全貌を公開した。
ADVERTISING


同展では、1927年に建てられた歴史と生活の痕跡を感じるスパニッシュ建築様式の邸宅を舞台に、マルタン・マルジェラがコラージュや絵画、デッサン、彫刻、アサンブラージュ、ビデオなどさまざまな手法を用いて2011年から2025年までの間に制作した、計38点の作品を展示。来場者自身が邸宅の地下1階から地上3階までの各部屋を巡りながら作品を鑑賞する構成には、マルジェラが以前から大切にしてきた「親密な雰囲気」が反映されている。
展覧会の空間演出とキュレーションは全てマルジェラ本人が担当。今回展示されている全作品には、「オブセッション(執着/obsession)」と「世界は仮固定である」という2つの概念が通底している。また、会場内の床や壁、家具などが半透明のビニールシートで覆われ養生テープが貼られていたり、作品が箱に入った状態で展示されていたりするなど、多様な形で「ワーク・イン・プログレス(進行中、未完成)」の状態を表現。それぞれが完成した作品でありながらも、常に変化し続ける世界の中での「未来への汎用性」を示しているという。

「Grey Steps I & III」2023

「Phantom XV (Top Coat)」2011
同展を主催するギャラリー「rin art association」代表の原田崇人氏は、今回の展覧会について「マルジェラの作品には、物事の見え方を変えてくれるという性質がある。例えば、人間の髪の毛は“美しさ”と“おぞましさ”という対極的なイメージをはらんでいると同時に、マルジェラの作品は、時間の経過によって変化していく様を通じて『年を老いていくことをどう捉えるか』という大きな問いを投げかけている。また、世界が変容していくのと同じように、自分自身も『仮固定』の状態にあるという視点を持つことで、世界の見え方が変わってくる。同展では、作品に自身の心を添わせ、その問いかけに答えながら、世界と自身の繋がりを体感いただけたら」と話した。

「Vanitas II」2024
会場内では、マルジェラの長年の“執着”の対象の一つである人間の髪を用いた作品群をはじめ、痕跡から存在を想像させる彫刻シリーズ「Phantom」や、キャンバス上にカーペット素材で階段を描いた「Grey Steps」、保護バリケードをフェイクファーで覆った「Barrier Sculpture」など、多彩な作品を披露。マルジェラ自身がルーヴル美術館の鋳造倉庫を訪れた際に、まるで亡霊のように大量に収蔵されていた鋳造型から着想を得た「Mould(S)」と、その鋳造型から生み出された彫刻シリーズ「Torso」をともに展示するなど、完成形とそのプロセスの双方を作品として見せている点にも、マルジェラらしさが表れている。






「Interior」2021
また、1階に設けられたミュージアムショップでは、マルジェラ本人が制作した展覧会の図録のほか、マルジェラとrin art associationが共同で手掛けたオリジナルグッズを販売。ポストカードやキーホルダー、Tシャツ、トートバッグなどをラインナップしている。




1階のミュージアムショップ
最終更新日:
◾️MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE
会期:2026年4月11日(土)〜4月29日(水)
会場:九段ハウス
所在地:東京都千代田区九段北1-15-9
開催時間:10:00〜19:00
※2026年4月29日(水・祝)のみ最終入場16:00、閉館時間17:00
入場料:一般 2500円
チケット購入サイト
ADVERTISING
RELATED ARTICLE
関連記事
RANKING TOP 10
アクセスランキング

ダイソンが初のポータブルハンディファンを発売 最大風速25m/秒を実現
















