
コトハヨコザワの偽サイトのトップページ
「コトハヨコザワ(kotohayokozawa)」や「メゾン スペシャル(MAISON SPECIAL)」など、国内ファッションブランドの公式サイトを装った偽のオンラインストアが相次いで確認されている。各ブランドは当該サイトが公式のものではないとして、ユーザーに注意を呼びかけている。
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現在確認されているコトハヨコザワの偽サイトは、運営会社がシンガポール所在の「LUMINA STRIDE PTE. LTD.」と表記されているが、ブランドとは一切無関係で、デザイナーの横澤琴葉本人も明確に否定している。またメゾン スペシャルや「アメリヴィンテージ(Ameri VINTAGE)」も同様の被害を報告。メゾン スペシャルは公式Instagramで「今回確認した偽サイトは、当社のロゴ、商品等の画像その他を不正に使用しており、あたかも当社が運営しているかのように見せかけ、掲載商品を大幅な割引価格にて表示し、販売しています。偽サイトを利用することにより、お客さまの個人情報が不正に取得されるなど、詐欺被害につながる恐れがありますので、当該偽サイトへのアクセス、個人情報等の入力、および商品の購入等をされないようお願いいたします」と注意喚起を行った。
これらの偽サイトは、ブランドロゴやルック写真などを無断使用しており、一見すると正規のオンラインストアのように巧妙に作られている。ネットトラブルを専門とする法律事務所アルシエンの清水陽平弁護士によると、近年こうした偽ECサイトの相談は増加傾向にあるという。ファッションに限らず物販全般で被害が見られ、実際に購入しても商品が届かないケースがほとんどだ。
■ 不自然な値引きや「特定商取引法」の表記に注意
偽サイトは公式画像を流用しているため本物と見分けがつきにくく、清水弁護士は「特定商取引法に基づく表示」の確認を推奨する。偽サイトの場合、表記内容が適当であったり、サイトのブランド名と運営会社名が全く異なっていたり、日本語が不自然なケースが多いという。また、商品が大幅に値引きされている場合も、詐欺サイトを疑うべきだとしている。
■ 万が一、被害に遭ってしまったら
もし決済してしまった場合、クレジットカードを利用していれば速やかにカード会社へ連絡し、「チャージバック(返金)」を求めることが有効だ。銀行振込をしてしまった場合は、振込先の口座が判明しているため、警察へ相談して不正口座の「凍結」を求める措置をとることになる。ただし、時間が経ってから被害回復をすることは難しくなるため、被害に気付いた時点で速やかに対応すべきとしている。
■ 海外サーバーを利用、ブランド側の対策は「イタチごっこ」
悪質なサイトに対し、ブランド側が法的措置や削除要請を行うことは非常に困難なのが実情だ。清水弁護士によると、偽サイトの運営会社は実態が不明で海外サーバーを使用しているケースが多く、日本の警察や法律の効力が及ばない場合も多いという。現地のサーバー会社へ直接削除請求を行っても応じてもらえるとは限らないため、ブランド側はSNS等での地道な注意喚起や、検索エンジンへのインデックス削除申請を行うしかなく、根本的な解決が難しい状況が続いている。
ユーザーは、検索結果やSNS広告から遷移した見慣れないURLからの購入は控え、必ず公式アナウンスや正規取扱店であるかを確認するなど、自衛のためのリテラシーを高めることが求められている。
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