
プーチの公式サイトより
プーチの2026年1〜6月期決算は、売上高が前期比2.4%増(為替変動などの影響を除く既存事業ベースでは実質同4.4%増)となる23億5370万ユーロ(約4283億7340万円)、調整後EBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)が前年同期比3.2%増の4億5960万ユーロ(約836億4720万円)、親会社株主に帰属する報告ベースの純利益は同4.4%減の2億6282万ユーロ(約478億3324万円)だった。主に米ドル安による為替変動が売上高に対してマイナス2.1%の影響を与え、中東情勢の緊迫化も約1400万ユーロ(約25億4800万円)の減収要因となったものの、当初の想定をやや下回る程度にとどまり、確実な増収を確保した。
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事業別では、売上全体の73%を占めるフレグランス&ファッション部門で、売上高が同1.9%増(実質同3.8%増)の17億1610万ユーロ(約3123億3020万円)となった。プレステージカテゴリーでの「キャロライナ ヘレラ(Carolina Herrera)」の2桁成長が寄与。さらに、ニッチフレグランスカテゴリーで「バイレード(BYREDO)」や「ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)」が牽引し、市場を上回る2桁成長を達成して収益性向上に貢献した。
全体の15%を占めるメイクアップ部門は、売上高が同5.8%増(実質同9.1%増)の3億5880万ユーロ(約653億160万円)と高い伸びを示した。「シャーロット ティルブリー(Charlotte Tilbury)」が主要市場でリーディングポジションを維持し、第2四半期における英国のドラッグストアチェーン Boots UKでの展開拡大や効果的な新製品投入が成長を後押しした。
売上の12%を占めるスキンケア部門は、売上高が同1.2%増(実質同2.3%増)の2億7880万ユーロ(約507億4160万円)。「ユリアージュ(URIAGE)」がダーマコスメ市場の成長を上回る2桁成長を記録。しかし、プレミアムスキンケア領域における市場の軟化や製品ライン調整の影響を受け、第2四半期は実質同0.3%の減収だった。
地域別では、全地域の中で最も高い成長率だったのがアジア太平洋(APAC)地域で、売上高が同17.0%増(実質同20.9%増)の2億7340万ユーロ(約497億5880万円)に達し、特にニッチフレグランスやシャーロット ティルブリーが地域全体の成長を牽引した。
全体の52%を占めるEMEA(欧州・中東・アフリカ)地域は、売上高が同1.9%増(実質同2.6%増)の12億2110万ユーロ(約2222億4020万円)。全体の37%を占める米州地域は、売上高が同0.9%減(実質同2.6%増)の8億5920万ユーロ(約1563億7440万円)となった。
2026年通期の業績見通しは据え置き、既存事業ベースでプレミアムビューティ市場を上回る成長を見込むとともに、通期の調整後EBITDAマージンは2025年度と同水準で安定的に推移する見通しを再確認した。
ホセ・マヌエル・アルベサ(Jose Manuel Albesa)CEOは「上半期に力強い業績を達成し、すべてのカテゴリーと地域で市場シェアを獲得できた。既存事業ベースで4.4%の売上成長を遂げたことは、世界中の消費者との強い結びつきと特徴あるブランドポートフォリオの力を反映している。優れたブランドと人材に支えられ、健全なオーガニック成長を実現している」と語り、今後もブランド、イノベーション、実行力への投資を継続しつつ、規律ある成長と長期的な価値創造に注力する姿勢を示した。
※1ユーロ=182円
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