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エスティ ローダー社の2026年6月期は黒字転換 売上高5%増

エスティ ローダー カンパニーズのコーポレートサイトより

エスティ ローダー カンパニーズのコーポレートサイトより

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 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTĒE LAUDER COMPANIES)の2026年6月期決算は、売上高が前期比5%増の150億4900万ドル(約2兆3928億円)、営業利益が7億8000万ドル(約1240億2000万円、前期は7億8500万ドルの赤字)、純利益は1億8200万ドル(約289億3800万円、前期は11億3300万ドルの赤字)だった。

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 黒字転換の要因は、前期に計上した大規模な減損損失や訴訟関連費用が消滅したことに加え、2024年11月に開始した利益回復・成長計画の成果とした。同計画の達成目標とて、年間総効果は最大12億ドルに達する見込みで、純削減ポジション数は約1万人(当初目標上限)に達する。累計費用は15〜17億ドルの当初予定範囲の上限をわずかに上回る見通しだ。

 ステファン・ドゥ・ラ・ファヴリエ(Stéphane de La Faverie)社長兼CEOは、「期初に抱いていた期待を上回る結果を届けられたことを誇りに思う。オーガニックの売上が3%成長したことで勢いを取り戻し、大幅な営業利益率の改善を達成した。4四半期連続の成長で2026年度を締めくくることができた」とコメントした。

 カテゴリー別の売上高は、スキンケアが同4%増の73億3800万ドル(約1兆1670億円)。「ラ•メール(LA MER)」は新作アイクリームや既存の化粧水やクリームが好調で、「オーディナリー(The Ordinary)」は消費者層の拡大や販促キャンペーンが成長を牽引。「エスティ ローダー(ESTĒE LAUDER)」も「アドバンス ナイト リペア」シリーズを中心に増収だった。

 メイクアップは、同1%増の42億7600万ドル(約6799億円)。「M·A·C(メイクアップ アート コスメティックス)」が2026年3月から米国のセフォラで展開したことや、リニューアルした「パウダー キス」をはじめとするリップ製品の好調で増収となった。「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」と「トゥー フェイスド(Too Faced)」の減収が相殺した。

 フレグランスは、同10%増の27億7900万ドル(約4419億円)と好調で、「ル ラボ(LE LABO)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「キリアン パリ(KILIAN PARIS)」などのラグジュアリーブランドが2桁成長を記録した。なお、トム フォード ビューティと「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」は、売上高10億ドルブランドに仲間入りし、同社の10億ドルブランドはエスティ ローダー 、「クリニーク(CLINIQUE)」、M·A·C、ラ•メールを含む6ブランドとなった。

 ヘアケアは、同1%減の5億6500万ドル(約898億円)。「アヴェダ(AVEDA)」がオンラインプロモーションの見直しや不採算店舗の閉鎖といった戦略的変更により減収となった一方、オーディナリーのヘアケアラインが流通拡大により増収し、落ち込み幅は小さかった。

 地域別の売上高は、アメリカ大陸が同1%増の44億6300万ドル(約7096億円)。北米が成長に転じ、オーディナリーを展開するデシエム(DECIEM)のキャンペーンや主要商戦期向けの出荷増が寄与した。欧州・中東・アフリカ地域は、中東情勢に伴う影響が第4四半期の売上成長を下押しし、同1%増の37億9400万ドル(約6032億円)だった。アジア太平洋地域は、同4%増の37億4600万ドル(約5956億円)で、韓国や香港のトラベルリテールが旅行者数の増加と免税ビジネス戦略の転換により増収に貢献。中国本土は、同9%増の30億5800万ドル(約4862億円)と力強い成長を見せ、商戦期に主要ブランドが好調で、オンライン流通チャネルが2桁成長を記録した。

 2027年6月期の見通しは、オーガニックの売上成長率3〜5%を見込む。調整後営業利益率は12.7〜13.5%と、2026年5月に示していた暫定見通し(12.5〜13.0%)から引き上げた。カテゴリー別では、フレグランスとスキンケアの継続的な成長に加え、メイクアップの通期での成長回復を見込む。地域別ではより多様な成長を目指し、北米での成長加速を重点施策に掲げている。

1ドル=159円

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