Fashion フォーカス

東京ファッションウィークの初参加7ブランドに注目<2019年秋冬>

 東京ファッションウィーク「Amazon Fashion Week TOKYO 2019 A/W」が、3月18日に開幕する。初参加の14ブランドから、「シュシュ/トング(SHUSHU/TONG)」「アーネイ(ANEI)」「ノブユキマツイ(Nobuyuki Matsui)」「レインメーカー(RAINMAKER)」「チノ(CINOH)」「ポステレガント(POSTELEGANT)」「ジエダ(JieDa)」の7ブランドにフォーカス。ショーを間近に控えたそれぞれのデザイナーに、2019年秋冬コレクションの着想源や、発表前の思いなどを聞いた。

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シュシュ/トング

ブランドロゴ Image by: SHUSHU/TONG

ブランド名:シュシュ/トング(SHUSHU/TONG)
創立年:2015年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月19日11:30

 独自のフェミニンスタイル追究する、上海拠点のファッションブランド。フェミニンなディティール、フリルやリボンなどをまといながら、リラックスしたアティチュードで自分を表現したい女性に向けて制作。ユニークなシルエットと、伝統的なテーラリング技術を発展させている。

 

■デザイナー

ショウ ウトウ(左)とライ リュウジュ Image by: SHUSHU/TONG

ライ リュウジュ(Liushu Lei)
 ロンドンカレッジオブファッションのウィメンズウェアMA卒業。
ショウ ウトウ(Yutong Jiang)
 ロンドンカレッジオブファッションのウィメンズウェアMA卒業。

 

―ファッションウィークへの参加動機は?

 私たち2人とも、日本の漫画を読んで育ってきたと言っても過言ではないほどに、日本の文化に強く影響を受けてきました。東京ファッションウィークは、いつも新しいアイディアで溢れている場所として憧れてきたので、今回参加できてとても嬉しく思っています。

―2019年秋冬コレクションのテーマは?

 すきすきだいすき

―インスピレーション源は?

 ホラー映画「The Bad Seed」と「Rosemary Baby(邦題:ローズマリーの赤ちゃん)」にインスピレーションを受けたコレクションになります。「The Bad Seed」の主人公は、一見とても可愛く育ちの良い女の子なのですが、冷血な一面を持っています。2作の雰囲気から着想を得たコレクションを発表します。

今回のショーのインビテーション Image by: SHUSHU/TONG

―ランウェイショーで発表することの意味をどのように捉えていますか?

 これまで上海ファッションウィークでショーを発表してきましたが、今回の東京ファッションウィークでのショーは私たちにとって、とても特別なものです。

―コレクションやショーを通じて表現したいことと、それに対する思いを教えてください。

 ショーを通して、服、モデル、すべて会場の雰囲気から、女性のピュアさやアティチュードを表現したいです。

 

  

アーネイ

ブランドロゴ Image by: ANEI

ブランド名:アーネイ(ANEI)
創立年:2018年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月23日10:30

 「NEXT HERITAGE」をブランドコンセプトに2018年7月に始動し、2019年春夏シーズンにデビュー。2018年に東京都と繊維ファッション産学協議会が主催するファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD(以下、TFA)」を、2019年には日本服飾文化振興財団が主催する「JFLF AWARD 2018」を受賞した。メンズとウィメンズのコレクションを展開している。

 

■デザイナー

羽石 裕
 1985年11月29日生まれ。文化服装学院高度専門士科卒業。2008年にヨウジヤマモト社に入社し、企画やパターン、生産管理を経験。その後、2018年アーネイを始動した。2018年TFA受賞。

 

―ファッションウィークへの参加動機は?

 TFA受賞の特典のため。

―2019年秋冬コレクションのテーマは?

 "FIRST"

2019年秋冬コレクション Image by: ANEI

―インスピレーション源は?

 今までの経験と日常生活。

―会場と演出について。

 クリーンでシンプル。

―ランウェイショーで発表することの意味をどのように捉えていますか?

 多くの方に見ていただける機会だと思っています。

―コレクションやショーを通じて表現したいことと、それに対する思いを教えてください。

 アーネイという空気感が伝われば嬉しいです。

 

ノブユキマツイ

2019年秋冬キャンペーンのビジュアル Image by: Nobuyuki Matsui

ブランド名:ノブユキマツイ(Nobuyuki Matsui)
創立年:2016年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月23日11:00

 2016年にアトリエを東京に構え、2016年秋冬以降3シーズンは、ビスポークウェアとして受注生産主体のコレクションを発表。2018年春夏コレクションから既製服の展開をスタートした。ブランドコンセプトは「Craftmanship/Curiosity/Sustainability」で、好奇心からくる探究心をもとに自由なテーマで服を製作。確かな技術や伝統から生まれる美を意識しながら、コンセプチュアルで安心感を与えてくれるメンズウェアを提案する。

 

■デザイナー

松井信之 Image by: Nobuyuki Matsui

松井 信之
 心理学を学ぶため留学したイギリスで、アート作品や環境などに影響を受けて洋服製作を始める。特にテーラードに関心を持ち、ロンドンの若手ブランドなどでの経験を経て2015年に帰国した。2018年TFA受賞。

 

―ファッションウィークへの参加動機は?

 TFAの受賞をきっかけに、ファッションウィークに参加させていただく事になりました。

―2019年秋冬のコレクションのテーマは?

 拡張と緩衝

―インスピレーション源は?

 アマゾンで商品を注文した際に使われる緩衝材。

―会場と演出について。

 ランウェイショーを行います。

―ランウェイショーで発表することの意味をどのように捉えていますか?

 ブランドとして毎シーズンのコンセプトを大切にしておりまして、そのコンセプトを表現する大切な場所だと思います。またブランドだけではショーやインスタレーションは成立しないと思っております。より多くのスタッフの方とコンセプトとを共有することにより多くの人に伝わる表現を調律してくれる、そんなイベントだと思います。

―コレクションやショーを通じて表現したいことと、それに対する思いを教えてください。

 "「服」ってなんだろう?"という疑問を少しでも多くの方に考えるきっかけになれればと思っております。

 

レインメーカー

ブランドヴィジュアル Image by: RAINMAKER

ブランド名:レインメーカー(RAINMAKER)
創立年:2012年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月23日15:30

 2013年秋冬シーズンに立ち上げ、2013年秋に京都室町六角に旗艦店を出店した。歴史や伝統に学び、現代的にアップデートすることを目標とし、京都を拠点に活動している。メンズとウィメンズのウェアや雑貨を展開。また、日本の伝統的な民族衣装である和装に着想を得た商品も展開している。2018年TFA受賞。

 

■デザイナー

渡辺宏一(左)と岸隆太郎 Image by: RAINMAKER

渡辺 宏一
 1980年3月7日生まれ。商業施設設計者である父の影響を受けてデザインを学ぶ。1998年「モリカゲシャツキョウト(MORIKAGE SHIRTS KYOTO)」に就業。その後「N4」を立ち上げ、2008年秋冬から2013年春夏シーズンまでデザイナーとしてメンズコレクションを発表。2012年にレインメーカーを設立し、デザイナーを務めている。
岸 隆太郎
 1977年7月19日生まれ。2008年秋冬から渡辺がデザイナーを務めた「N4」設立に参加し、ブランディングに携わってきた。「レインメーカー」の立ち上げに参加し、クリエイティブディレクターを務めている。

 

―2019年秋冬コレクションのインスピレーション源は?

 ブランドコンセプトにもとづく物作りをしているので、特にシーズンによってのインスピレーション源やテーマはありません。

―会場と演出について。

 純粋に服が引き立つような演出を考えています。

京都を拠点におく画家 木村英輝の描く蝶々を刺繍で表現 Image by: RAINMAKER

 

チノ

2019年春夏コレクション Image by: CINOH

ブランド名:チノ(CINOH)
創立年:2014年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月23日16:00

 ブランドコンセプトは「一瞬の時の中に存在するだけではなく、ワードローブ・想い出に残るモノ創り」。細部までこだわった素材と仕様、パターンテクニックで、コンテンポラリースタイルを創出している。遊び心と高揚感を持った大人のリアルクローズを提案。2014年春夏シーズンから「チノ」としてブランド展開を開始した。ウィメンズに加え、2018年春夏からメンズコレクションも展開している。

  

■デザイナー

茅野誉之 Image by: CINOH

茅野 誉之
 2003年文化服装学院ファッション工科専門課程アパレルデザイン科を卒業し、翌年に文化ファッションビジネススクール(現文化ファッション大学院大学)を修了。2008-09秋冬シーズンに自身のブランドを立ち上げ、2014年春夏からブランド名を「チノ」に改称。2018年TFA受賞。

 

―ファッションウィークへの参加動機は?

 TFA受賞を機に参加となりました。色々な方にブランドを知っていただく機会になればいいなと思います。

―2019年秋冬コレクションのテーマは?

 Grunge

―インスピレーション源は?

 Grunge style

―会場と演出について。

 チノがよりよく伝わる方法を考えたいです。

―ランウェイショーで発表することの意味をどのように捉えていますか?

 ブランドの世界観を強く伝えられる1つの方法だと思います。

―コレクションやショーを通じて表現したいことと、それに対する思いを教えてください。

 服に動きが加わることで、美しさや強さがより伝わると思うので、それが表現できれば良いなと思います。

 

ポステレガント

ブランドロゴ Image by: POSTELEGANT

ブランド名:ポステレガント(POSTELEGANT)
創立年:2017年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月23日20:30

 ブランドコンセプトは「価値のある行いの先にあるもの」。2017-18年秋冬シーズンにスタートした。時代や場所を越えて残っていくものを作り出すことを志し、オリジナルの素材でタイムレスなモダンウェアを提案している。ウィメンズブランドだが、ユニセックスで着用できるアイテムも展開。

 

■デザイナー

中田 優也
 1988年7月7日生まれ。岐阜県出身。名古屋学芸大学在学中に渡仏し、2010年にAcadémie Internationale de Coupe de Parisを卒業。翌年に名古屋学芸大学を卒表し、2013年に文化ファッション大学院大学を修了。オンワード樫山でデザイナーを務めた後、2016年に独立して「ポステレガント」を設立した。2018年TFA受賞。

 

―ファッションウィークへの参加動機は?

 TFAを受賞し、参加機会を得たため。

―2019年秋冬コレクションのテーマは?

 毎シーズン特にテーマは設けていません。

―インスピレーション源は?

 いつも素材からスタートします。

2019年秋冬コレクションの一部 Image by: POSTELEGANT

―会場と演出について。

 シンプルに見せられればいいなと思います。

―ランウェイショーで発表することの意味をどのように捉えていますか?

 人が着て動くことで伝わる服の魅力があると思っています。

―コレクションやショーを通じて表現したいことと、それに対する思いを教えてください。

 多くの人の協力によって生まれた一着一着が、たくさんの人の目に触れ、何かを感じていただけたら嬉しいです。

 

ジエダ

2019−20年秋冬コレクション Image by: JieDa

ブランド名:ジエダ(JieDa)
創立年:2007年
2019年秋冬コレクション発表日時:3月19日21:00

 ユースカルチャーを背景に独自の世界観を表現し、オリジナリティのあるスタイルを提案しているメンズブランド。ブランド名は「JieDa=自枝(ジエダ)」に由来。自らが提案するスタイルを木になぞらえ、「独自のオリジナリティが枝分かれする様に、多くの人に発信していきたい」という意味が込められている。

 

■デザイナー

藤田宏行 Image by: JieDa

藤田 宏行
 1979年8月8日島根県生まれ。約10年にわたりファッション業界で経験を積んだ後、2007年に「ジエダ」を立ち上げ。 同年に島根県にセレクトショップ「KIKUNOBU」をオープンし、現在は東京、大阪、島根の3店舗を展開している。2018年TFA受賞。

 

―ファッションウィークへの参加動機は?

 TFA受賞がきっかけです。

―2019年秋冬コレクションのテーマは?

 WABI SABI

―インスピレーション源は?

 日常生活。

―会場と演出について。

 疾走感ある演出にしたいです。

―ランウェイショーで発表することの意味をどのように捉えていますか?

 より多くの方にリアルさを体験して欲しいからです。

―コレクションやショーを通じて表現したいことと、それに対する思いを教えてください。

 ジエダを、皆様により知っていただけたらと思います。

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