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アンブッシュ®が2つの会場で表現した「シアトルとティーンスピリット」

 コレクションのテーマは「NOBO」。「Northbound=北行き」という意味だ。「アンブッシュ®(AMBUSH®)」にとって初めてのショーは、デザイナーのYOONが過ごしたアメリカ北西部の都市・シアトルでのユース時代が色濃く反映された構成となった。

 


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 会場は東京タワーの麓にある「スターライズタワー」。アンブッシュは今回、初日の「マメ(Mame Kurogouchi)」に続きAmazon Fashionの「AT TOKYO」枠で、先日パリで発表した2018年秋冬コレクションをショー形式で披露した。イベントは2つの異なる趣向の空間でほぼ同時に開催。

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 芝生が敷き詰められたフロアではYOONがお世話になったという人や友人らを招待した。ニューヨークのブロンクスを拠点にするシェフ集団「Ghetto Gastro」が手掛けた料理が、Amazonの配送用の箱をアレンジしたボックスに入って振舞われ、まるでピクニックのような雰囲気。YOONにとって懐かしい思い出をこの空間に詰め込んだようだ。

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 芝生のフロアが「過去」なら、もう一方のフロアは「今」。前方にステージが設置されたライブ会場のような空間に多くのゲストが詰めかけ、モデルが舞台の上をウォーキングした。BGMにはYOONがよく聞いていたという、ニルヴァーナの代表曲「Smells Like Teen Spirits」をはじめ、レッド・ツェッペリン、ザ・キュア、ピクシーズなど1990年代にヒットしたオルタナティブロック。ティーンエイジャー特有の"若気"や"気だるさ"も服に重ねられた。

ambush_show_001.jpgambush_show_004.jpgambush_show_005.jpg コレクションはYOONもかつてよく着ていたというアウトドアギアをベースにしたアイテムとグランジの要素を掛け合わせたデザインが多く登場。男女のモデルにより、アウターの重ね着やレイヤードスタイルが提案された。加茂克也が手がけたヘアセットは、額にまとわりついた濡れたままのような髪が雨の多いシアトルを連想させる。

 「単なるキャットウォークに留めたくなかった」というYOONはゲスト一人一人にとってショーが特別な経験になるように今回のイベントを企画。VERBALは「昨年のLVMHプライズに残ったあたりから寝る間も惜しむほどクリエーションに没頭している姿を近くで見てきた。このような形でみなさんにご覧いただけて嬉しく思う」とパートナーに労いの言葉をかけ、"ファッションブランド"としての新たな門出を共に祝った。


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■AMBUSH:2018-19年秋冬コレクション全ルック
■東京ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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