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50周年レセプションに潜入 リニューアルした「ビームス 原宿」で聞くブランドのこれまでとこれから

Image by: FASHIONSNAP

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 1976年の創業以来、日本のファッションシーンを牽引してきた「ビームス(BEAMS)」が50周年を迎えた。これを記念し、3月3日、創業の地である東京・原宿の店舗「ビームス 原宿」がリニューアルオープン。オープン当日にはブランド関係者を招いたレセプションが開催され、節目の門出を祝った。

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 今回、FASHIONSNAPは同イベントに潜入!会場の様子をレポートするとともに、ビームスのメンズカジュアルを牽引するレーベルディレクターの吉川基希氏に、リニューアルの狙い、そしてブランドのこれまでとこれからについて話を聞きました。

「感謝の気持ちを込めて」50周年&リニューアル記念アイテムが続々登場

 イベント会場にはブランド関係者やクリエイター、長年のファンらが集まり、リニューアルした店内は終始にぎやかな空気に包まれました。新しく生まれ変わった空間を見て回りながら談笑する来場者の姿も多くみられ、創業の地・原宿で迎える節目にふさわしい、高揚感に満ちた熱気が漂っていました。

レセプション風景

Image by: FASHIONSNAP

 レセプションでは、創業50周年と「ビームス 原宿」のリニューアルを記念したスペシャルアイテムが登場。その一つが、「ドクターマーチン(Dr.Martens)」との別注シューズ「“LOWELL” Shoes」(3万3000円)です。

黒のシューズ
黒のシューズ
黒のシューズ
黒のシューズ
黒のシューズ
黒のシューズ

“LOWELL” Shoes

Image by: FASHIONSNAP

 ドクターマーチンのヴィンテージライクな4ホールシューズ「ローウェル(LOWELL)」をベースに、クロコ型押し、スエード、スムース、パテントの4種類のレザーを左右非対称に配置。ビームスのシグネチャーデザインである“クレイジーパターン”を取り入れ、武骨なシルエットに多彩な表情を加えています。

グレーのスウェットシャツ
グレーのスウェットシャツ

Champion for BEAMS

Image by: FASHIONSNAP

バックパック
バックパック
バックパック
バックパック

Hybrid Pack

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 50周年記念の別注アイテムとして、スウェットシャツ「Champion for BEAMS」(3万5200円)とバックパック「Hybrid Pack」(2万2550円)もお披露目。

 スウェットシャツは、「チャンピオン(Champion)」のアーカイヴを忠実に再現するライン「TRUE TO ARCHIVES」から登場。ビームスが誕生した1976年モデルをベースに、当時のデザインや製造方法を再現しています。イベント当日は、1着ごとにシリアルナンバーを刻印したスペシャルエディションが100点限定で販売。開店前から50人以上が列を作りました。

 バックパックは、アメリカの老舗バックブランド「ジャンスポーツ(JANSPORT)」と「イーストパック(EASTPAK)」を左右でドッキングしたデザイン。それぞれのブランドのシルエットや素材、カラーリングに加え、フロントポケットの形状やスエードレザーボトム、背面パネルのポケット仕様など、両モデルの特徴を忠実に再現したアイコニックなアイテムとなっています。

なぜビームスは原宿から始まったのか 50年の歴史をつくった“街との共鳴”

 なぜビームスは原宿で始まったのか。この街と共にどう進化してきたのか。そして、これからどこへ向かうのか。レーベルディレクターの吉川基希氏、そして広報担当者への取材から、その歴史と未来の展望に迫ります。

レセプション風景

Image by: FASHIONSNAP

⎯⎯なぜビームス1号店「American Life Shop BEAMS」オープンの地に原宿を選んだのでしょうか。

広報担当者(以下、広報):1976年の原宿は、店がほとんどない、若者が店を出しやすい街でした。そうした環境のなかで、「セントラルアパート」にはクリエイターが集まり始め、新しいカルチャーやライフスタイルが生まれそうな空気が漂っていましたし、ワシントンハイツや表参道の同潤会アパートなどの影響もあり、街にはアメリカや異国の雰囲気も感じられました。

 それに当時は、アメリカではベトナム戦争が終わり、日本でも学生運動が終息するなど、社会が大きく変化していた時代でもありました。60年代までは“夜の街”から文化が生まれていましたが、サーフィンやスケートボードなど“昼のカルチャー”を楽しむ時代へと移り変わっていった。そうした新しいライフスタイルの空気が集まり始めていた場所が原宿だったため、この街を1号店の地として選びました。

⎯⎯原宿の中でも、現在のエリアを選んだ理由は?

広報:物件の候補として竹下通りも考えましたが、資金が潤沢ではなかったこともあり、メインストリートではなく少し外れた場所を選びました。当時はまだ小さなショップでしたし、結果的にそうした場所からスタートしたことが、後のビームスのスタイルにもつながっているのかもしれません。

50周年を記念しVR空間上で再現したビームス一号店「American Life Shop BEAMS」

Image by: BEAMS

⎯⎯原宿店は、街の変化とともにどのように発展してきたのでしょうか。

広報:原宿は、ローラー族や竹の子族、ゴスロリ、かわいい文化など、日本独自のストリートカルチャーが生まれてきた街でもあります。ビームスも、そうした環境の中で、その時々の街の空気や感覚をすくい取りながら、商品や編集を通して表現してきました。

 黎明期は、アメリカの洋服や雑貨を紹介するライフスタイルショップでした。その後、原宿が多くの若者が集まる街へと変化していくのに合わせて、ビームスのメンズカジュアルの商品をフルラインナップで取り揃う店舗として、旗艦店の役割を担うようになってきました。2016年の改装以降は、ビームスのメンズカジュアルにおけるシーズンテーマを表現・発信する旗艦店へと役割を進化させています。

「インプットからアウトプットへ」 原宿店が担うビームスの発信力

⎯⎯リニューアルにあたり、特にこだわった点を教えてください。

吉川基希(以下、吉川):一番大きなポイントは、1階に複数設置した「アルテック(ALTEC)」のヴィンテージスピーカーです。原宿店では商品のローンチに合わせてイベントを開催することが多いため、音響システムをアップデートしたいという思いがありました。

 ビームスは1976年にアメリカ西海岸の若者文化を日本に紹介したという歴史があります。そのため、スピーカーも西海岸のメーカーである「JBL」かアルテックが良いと考えました。個人的に、ホーン型と呼ばれるラッパのように広がる形が好きだったこともあり、最終的にアルテックを選びました。

スピーカー

レジ横に設置したスピーカー

Image by: FASHIONSNAP

男性
スピーカー

吉川基希氏

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⎯⎯モデルにもこだわりがあるのでしょうか。

吉川:以前のリニューアルでもお世話になった野村訓市さんに相談し、「1976年製のアルテックのホーン型スピーカーを集められませんか」とお願いして探していただいた裏エピソードがあります。そのおかげで、創業年に近いモデルを奇跡的に見つけることができました。

 原宿には若いお客様も多いですが、40代、50代の、昔はロックを聴いていたけれど今はジャズを聴くようになったというような幅広いお客様もいらっしゃいます。そうした多様な世代に対応できるよう、さまざまなジャンルの音楽に合うシステムを整えました。

 現在、ビームス 原宿には海外からのお客さまも多数ご来店いただいています。そうした方々にも「このスピーカー、かっこいいね」と視覚的にも楽しんでもらえる、お店の魅力の一つになればと考えています。

⎯⎯50年の歴史の中で、原宿店のセレクトアイテムはどのように変化してきましたか?

吉川:初期の頃は、編集者など業界の方が来店し、そこから雑誌を通じて得た情報をバイイングに活かす、といった形が主流だったと聞いています。現在は逆に、僕たちが新しいカルチャーを編集者の方々に伝えていく立場へと変わってきていると感じます。

 当時は海外の情報を日本に持ち込む「インプット」が中心でしたが、現在はグローバルブランドとのネットワークを活かしたコラボレーションなどを通じて、日本から海外へ発信する「アウトプット」の側面も強くなってきました。もちろん、セレクトショップとして海外の新しい商品をいち早く日本に紹介する役割も並行して続けています。この二軸のバランスが、ビームスの強みの一つだと思います。

⎯⎯旗艦店である原宿店は、他の店舗に対してどのような影響力を持っていますか?

吉川:ビームス 原宿、レーベルの個性と哲学を最も体現している店舗です。地方店や郊外店では扱えないブランドでも、「原宿店だったら」と言っていただけることがあります。取引先やブランドの方々も、この店に価値を感じてくださっています。

 原宿店が生み出す“シャワー効果”によって地方店が盛り上がったり、「ビームスって原宿のお店だよね、近くにもあるなら行ってみよう」と興味を持っていただいたりする。そして最終的に「本店の原宿にも行ってみたい」と思ってもらえるような導線が生まれればいいなと思っています。

⎯⎯原宿店では、現在どのようなカテゴリーに勢いを感じていますか?

吉川:ここ2〜3年は、グローバルでランニングのブームがファッション業界にも広がっています。ビームスでも「サティスファイ(SATISFY)」や「ディストリクトヴィジョン(District Vision)」といったブランドを早い段階から日本に紹介してきました。

 また、通常カーボンプレート入りのようなプロ仕様のランニングシューズは、僕たちのようなセレクトショップでは扱えないことが多いんです。ただ、そこに風穴を開けて、「こういうものもファッションとして格好良いですよね」と提案できるようトライしています。

男性

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⎯⎯新しい空間で、今後どのようなイベントを構想されていますか?

吉川:50周年ということもあり、「こうきたか!」と驚いていただけるプロダクトをたくさん仕込んでいます。少なくとも月に1回くらいは、原宿店で大きなイベントをやっていきたいですね。プロダクトの編集力で、「ビームスってすごいな」と感じてほしいです。

⎯⎯今後のビームスレーベルの展望についてお聞かせください。

吉川:現在、レーベルとして特に力を入れているのが海外戦略です。日本では少子高齢化が進み、出店についてもこれまで以上に厳選していく時代に入っていると感じています。そのため、これまでと同様に国内のお客様を大切にしながらも、海外の方々にもビームスを知っていただき、好きになっていただくための取り組みを、今後さらに加速させていく考えです。また、会社の50周年記念事業として発表したロサンゼルスへの出店も、レーベルにとって新しいマーケットに挑戦する大きなチャンスだと捉えています。

ビームス50周年の立役者達のファッションをチェック

 イベントには、多くのビームススタッフのほか、長年同ブランドを支えてきた関係者やクリエイターが集結。それぞれが思い思いのスタイルで来場し、リニューアルしたばかりの空間を華やかに彩りました。最後に、優れた感性でビームスと共に歩んできたゲストたちの、個性あふれるスナップをお届けします。

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