

2025-26年秋冬のパリ・ファッションウィークには一つ、見逃せない傾向があった。それはクラシックへの回帰である。今回は黒い生地の多用が目立ち、コレクション全体の雰囲気を見ても、リュクスな香りが立ち上がっているブランドが多かった。
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「グッチ(GUCCI)」への移籍が発表されたデムナ(Demna)による「バレンシアガ(BALENCIAGA)」。そして、ナデージュ・ヴァネ=シビュルスキー(Nadege Vanhee-Cybulski)率いる「エルメス(HERMÈS)」のウィメンズライン。いずれも黒を軸にした色展開で、重厚感と硬質感のあるクラシックラグジュアリーを描いた。
クラシックを伝統という意味で解釈すると、2025-26年秋冬シーズンを代表するブランドは「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」だ。伝説のコンセプト「一枚の布」が具現化された直線的かつ流動性のあるフォルムをベーシックウェア上で作り込み、朗らかな色彩と、柔らかさと硬さの両方を見せるシルエットは心地よい風のようだった。
伝統の形式そのものを引用し、再構築する。その観点で見れば2025-26年秋冬シーズンで最も「クラシックの精神」を前衛的に体現したのは、ファッションプライズ「LVMH Young Fashion Designers Prize(LVMHプライズ)」2024のグランプリを受賞した「ホダコヴァ(HODAKOVA)」だろう。

HODAKOVA 2025年秋冬
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

HODAKOVA 2025年秋冬
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オーケストラで演奏される楽器のバイオリンとコントラバスを、ヘッドピースとドレスに仕立てたデザインは、まさにクラシックを具現化した究極形。世界中が注目するファッションプライズで頂点を極めた才能は、伝統を異端の発想で解釈した。
クラシックは、再びファッションの中心へと戻りつつある。そんな時代において、最もコンサバティブなブランドのひとつ「シャネル(CHANEL)」に、一人の“ラディカル”――既存の構造を根底から問い直すデザイナーが加わった。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」から移籍しアーティスティックディレクターに就任したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)である。

BOTTEGA VENETA 2023年秋冬
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クラシック回帰の流れは、単なる懐古主義では終わらないはずだ。シャネルをブレイジーが手掛けるというニュースは、何を示しているのか。本稿ではシャネルの歴史とスタイルを踏まえつつ、ボッテガ・ヴェネタでの仕事からブレイジーの特徴を抽出し、彼によるシャネルを想像する。クラシックとは、誰かの手によって更新されるたびに、その意味を変えていく。その手つきに、未来が宿ることもある。クラシックを更新するとはどういうことか。目に見えない場所に、答えはあるのかもしれない。(文:AFFECTUS)
コンサバティズムの起源は“非常識”
「ウェストミンスター公爵の持ち船『フライング・クラウド』号が岸壁に横づけされると、デッキの上で『マイ・ロード』と叫ぶ水夫の声がきこえ、やがて、公爵が金ボタンのついた紺のジャケットに白い帽子をかぶってゆったりした歩調で降りてきた。そのあとに、男物の紺のカーディガンを羽織り、横縞の水兵シャツを着て、足早につづいたのは、今を時めくマドモアゼル・シャネルだった」 『シャネル 20世紀のスタイル』秦早穂子 著(文化出版局)より
この一文に登場するココ・シャネル(Coco Chanel)の服装を思い浮かべたとき、奇抜さを感じることはないはず。ネイビーのカーディガンとボーダーシャツを着た姿は、スタンダードなマリンスタイルであり、特別目新しいスタイルではない。
シャネルは、クリエイションスタジオ主導による2025-26年秋冬コレクションでパンツルックを発表していたが、女性がパンツを穿くスタイルに違和感を感じる人はきっといないだろう。

CHANEL 2025年秋冬
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

CHANEL 2025年秋冬
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しかし、それは現代人の私たちだからこその感覚。現在の常識は、当時の非常識だった。
20世紀初頭と言えば、女性の服装は身体の自由を考慮することよりも、華やかに飾り立てることが優先された時代。ウエストを強烈に締め付けるコルセット、着丈が床にまで届き、快適な歩行が難しいロングドレス、それらはいずれも当時の価値観を物語る服だと言える。
しかし、ポール・ポワレ(Paul Poiret)、マドレーヌ・ヴィオネ(Madeleine Vionnet)という稀代のドレスメーカー2人の手によって、女性はコルセットから解放されていく。そして、1914年に第一次世界大戦が勃発したことで、女性たちの服装と価値観に革命が起きた。
その開拓者となったのがココ・シャネルだ。
戦場に赴くことになった男性たちの代わりに、働かなくてはならなくなった女性たちに必要な服は、外観の美を競うドレスではなく、身体を動かしやすいことにフォーカスした服。そのニーズをココ・シャネルは具現化した。
彼女は男性服の実用性に惹かれていた。とりわけ男性が穿くパンツは、ココ・シャネルにとって理想そのもの。だが、1910年代は女性がパンツを穿いて人前に現れたなら、非難の声が飛ぶほどの時代。それほどに女性がパンツを穿くことは非常識だった。
それでも、ココ・シャネルは自らメンズウェア伝統のボトムを穿き、自身のブランドを立ち上げて「自立する女性」という新しい女性像を確立した。女性が働き、パンツを穿いて街を歩く。今では当たり前となったこの姿こそ、彼女が作り出した未来だった。現在「クラシック」として語られるスタイルも、始まりは挑戦だった。つまり「クラシック」とは、時代を変えた過去の「アヴァンギャルド」が原点にある。
ココ・シャネルの美学を受け継ぎ、現代に繋いだ二人のデザイナー
ココ・シャネル亡き後、彼女の美学を最もダイナミックに継承し、解釈し直したのがドイツ出身のデザイナー、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)である。ラガーフェルドは、時に最先端の感覚に寄り添い、時に意図的に距離を置きながら、シャネルのスタイルに常に更新の余白を残した。
バブリーな1980年代の後に訪れたミニマリズムの1990年代。コンパクトシルエットのツイードジャケットとミニスカートを合わせたケイト・モス(Kate Moss)の姿は、ミニマルなコンサバウェアとも呼ぶべきクールさを孕んでいた。
ストリートウェアが世界を席巻した2010年代、ラガーフェルドがビッグシルエットを安易に取り入れることはなかった。優雅なシルエットでラグジュアリーの真髄を示し、ストリート全盛の空気にあえて逆らう。その姿勢そのものが、ひとつのオルタナティブだったと言えよう。

2017年春夏オートクチュールコレクショ
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

2017年春夏オートクチュールコレクショ
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2019年にラガーフェルドは死去。その後を継いだヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)は、ラガーフェルドが築いたDNAを受け継ぎつつ、パンキッシュなエッセンスを注ぎ込み、ココ・シャネルの美学を発展させた。一見すると古典的エレガンスの探求にも見えるが、そこに宿るのは反骨的で、けれど成熟した精神を持つ女性のためのラグジュアリーなコンサバウェア。パンクマインドが、現代におけるクラシックを再定義する鍵となった。

2020-21年秋冬オートクチュール
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

2020-21年秋冬オートクチュール
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シャネルというブランドにとって、「型」は非常に重要だ。ツイードジャケット、カメリア、リトルブラックドレス、シャネルNo.5など、数多くのアイコンがメゾンの象徴となっている。これらのデザインは、常に時代を超えて愛され、世代を超えて身につけられてきた。どれも記号化され、視覚的にはひと目でシャネルとわかるものだ。
シャネルの伝統は、過去のアーカイヴをただなぞるだけでは決して生まれなかった。メゾンが誇るアイコンを、現代にふさわしい形に更新し続けたからこそ誕生した新しい伝統。それこそがクラシックではないか。現に、ヴィアールは「パンクマインド」を注入することでクラシックを再定義した。
クラシックとは単なる記号でも、固定された美学でもない。時代の変化とともに、しなやかに姿を変えるエレガンスを指す。それを実践してきたシャネルが、コンサバティズムの総本山として愛されるのは必然だと言えよう。
クラシックとの静かな格闘、「ボッテガ」で現れたブレイジーのデザイン言語
話をブレイジーに戻そう。パリ生まれのベルギー人であるブレイジーは、ベルギーの名門校 ラ・カンブルを卒業後、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)が指揮していたバレンシアガでインターンとして経験を積み、「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」でデザイナーとして本格的にキャリアをスタート。その後、「メゾン マルジェラ(Maison Margiela)」を経て、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」でシニアデザイナーを務め、2016年から2019年までは再びシモンズのもとで「カルバン クライン(CALVIN KLEIN)」のウィメンズウェアおよびメンズウェアを担当した。
2020年からは当時ボッテガ ヴェネタのクリエイティブディレクターを務めていたダニエル・リー(Daniel Lee)のもとでデザインディレクターを担い、翌2021年からはリーの退任に伴いクリエイティブディレクターに昇格した。
メゾン マルジェラ在籍時、ブレイジーにはこんな逸話がある。匿名性がDNAの同メゾンでは、デザインチームに所属するスタッフの名が公になることはない。しかし、ブレイジーがメゾンに在籍していた2014年7月、イギリスのファッション批評家 スージー・メンケス(Suzy Menkes)は、メゾン マルジェラのアーティザナルラインのリーダーとしてブレイジーの名をリークした。舌鋒鋭いメンケスが名を明かすほど、彼の才能は突出していたのだ。
経営危機に陥っていたボッテガ ヴェネタを、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)はクラシカルなスタイルを武器に売上高10億ドルを上回るブランドに復活させた。マイヤーの後任となったリーはマイヤーの路線を引き継ぎながらも、強いシェイプと構築的なプロポーション、濃密なカラーを加え、ダーク&シャープなクラシックという解釈を打ち出した。
ムードが変化したとはいえ、20年以上に渡って継承されてきたボッテガ ヴェネタのクラシックの本質を、ブレイジーはどう料理したのか。その仕事はクラシックという“重力”との静かな格闘だった。スタイルは、トラディショナルな服飾要素を中心に据えながらも、重厚さではなく軽やかさに向かった。

BOTTEGA VENETA 2025年春夏
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

BOTTEGA VENETA 2025年春夏
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ブレイジーのフォルムデザインには、アシンメトリーとワイドが度々登場する。ストライプ、グレー、テーラードといった伝統の構文を扱いながら、そこに張り付いた歴史の重みを、どこか涼しげにかわしてみせるかのように、その振る舞いはクラシックを否定するのでも、脱構築するのでもなく、着地をずらすことで今という時代における洗練された既視感へと導く。

BOTTEGA VENETA 2023年サマー
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

BOTTEGA VENETA 2023年サマー
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たとえば、2023年サマーコレクションで発表されたTシャツやジーンズ。誰の目にもアメリカンカジュアルとして認識される服だが、実際の素材はプリント加工を施したレザー。視覚的には日常着だが、質感としては高級な異物。その落差が、私たちの身体感覚をかすかに混乱させる。これはマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)が得意とする「騙し絵」的なアプローチだが、ブレイジーはこれをベーシックの造形から逸脱しないように行う。コレクションに登場するのは数点にすぎないが、「数」ではなく「質感」のノイズでコレクションの輪郭をずらしているのだ。

BOTTEGA VENETA 2022年ウィンター
Image by: Courtesy of BOTTEGA VENETA
この「クラシック」と「ノイズ」の反復は、各シーズンに共通する構造でもある。ある時は民族的なフリンジ、ある時はアシンメトリーなドレス、またある時はヘリンボーンにもシマウマの模様にも見えるコート。どれも一見すると異質だが、スタイリングは常に整っていて、ルック全体としては都市的でエレガントなイメージに収まっている。

BOTTEGA VENETA 2025年春夏
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

BOTTEGA VENETA 2025年春夏
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ノイズはあくまでノイズであり、全体を支配するには至らない。このさじ加減が、ブレイジーのコレクションの一つの特徴だ。
では、なぜそこまでしてブレイジーはクラシックにこだわるのか。なぜクラシックから逃れないのか。それはボッテガ ヴェネタというブランドの根幹にある「技巧性」との相性が要因であるように思える。同ブランドが得意とする緻密なクラフト、テクスチャーへの執着、素材に対する深い理解は、即興的なストリートウェアでは十全に発揮されない。丹念に作り上げることを前提とするクラシックというフォーマットこそが、ボッテガ ヴェネタの技術を最も美しく見せる土壌になっているとも言える。ブレイジーはそのことをよく理解しているからこそ、トレンチコートやシャツドレスの「型」を崩さず、その内側に意外性を忍ばせるのではないか。

BOTTEGA VENETA 2024年秋冬
Image by: ©Launchmetrics Spotlight

BOTTEGA VENETA 2024年秋冬
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意外性の現れとして顕著なのが「対比」だ。2024年秋冬コレクションでは、洋服であるステンカラーコートに、和服の要素であるキモノスリーブを与えたり、ドレスの左右で生地の色を変えてアシンメトリーに接続させたりと、文脈と構造の対比が随所に現れる。対比はただの装飾ではない。対比は、クラシックをベースにしながら、あくまで「過去の踏襲に留まらないこと」を選び続ける姿勢の表れだ。クラシックであることと自由であることは、両立できる。そう主張するかのように。
最後に述べておきたいのは、コレクションから感じられた「都会的であること」への強い意志だ。民族的なディテールやプリミティブな柄が登場しても、それがいわゆるエスニックに拡張されることは決してない。常にコントロールされ、編集され、都市のファッションとしての輪郭を保っている。そのアプローチは、異文化の扱いをめぐる現在のグローバルファッションの課題、すなわち「文化の盗用」とも関わってくるだろう。
ブレイジーの仕事は、正統をなぞることでも、反逆を試みることでもない。クラシックの内側から軽やかにその重力を解体し、いかに自由でいられるかを問うことにある。そこにあるのは、クラシックへの敬意と、クラシックの重さを超えていこうとする意思。その二つの狭間にこそ、未来のファッションが潜んでいる。
なぜシャネルはブレイジーを欲したのか?
ボッテガ・ヴェネタでの仕事を振り返ると、ブレイジーは刷新ではなく、更新を最良のアプローチと考えるデザイナーだということが見えてくる。ならばシャネルにおいても、彼が選ぶのはきっと更新だろう。なぜなら、シャネルには確固たるスタイルが存在し、多くの顧客に支持されている。それを劇的に変えることに、必然性はない。
3月に発表された2025年秋冬コレクションが示すように、シャネルスーツといったアイコニックなアイテムは、シーズンごとにバランスが変化するものの、常に登場する。

CHANEL 2025年秋冬
Image by: ©Launchmetrics Spotlight
ブレイジーのシャネルでは、メゾンの象徴であるシャネルツイードやリトルブラックドレスが、大胆に姿を変えることはないはずだ。ココ・シャネルが築いたメゾンのコードに敬意を払いながら、どれだけの「余白」を見出すか。まずは、継承。その先に、解釈。ブレイジーは、一本のまっすぐな道を、あえて蛇行しながら進むように、クラシックをなぞりながらも、そこに見たことのないズレやノイズを忍ばせていく。それこそが、ボッテガ ヴェネタで証明された彼の手つきだ。
たとえば、ツイードのシャネルジャケットをどう読み替えるのか。一見するとツイードに見えるが、実はウールとは異なる素材を用い、その表情を織りではない、まったく別の技術で作り上げるのかもしれない。あるいは、インナーやボトムにシャネルの文脈にないアイテムを組み合わせ、スタイリングの妙によって新たな解釈を生み出す可能性もある。
クラシックとは、本来重厚なもの。しかしブレイジーは、その重さを剥ぎ取り、軽やかに見せることができるデザイナーだ。明快な特徴をあえて薄める行為に、反発を覚える人もいるかもしれない。だが、特異な個性を強調するだけでは、新しさは生まれない。アプリやAIによって誰もが大胆なクリエイティブを簡単に生成できる時代だからこそ、ダイナミックな表現が逆に埋もれてしまうリスクがある。
求められるのは、これまでのファッションの延長線上にある静かな違和感だ。大きく変えることが、目新しさではなくなるかもしれない今、小さなノイズを作ることこそが最もクリエイティビティが輝く手法と言えるのかもしれない。
一つ考えたいことがある。シャネルがマチュー・ブレイジーを欲した理由についてだ。
ここではビジネス視点ではなく、デザイン視点のみで語りたい。個人的に前任のヴィアールには、ある種の物足りなさを感じることがあった。ヴィアールはパンクテイストを加えることで、シャネルのコンサバを新たに読み解いた。しかし、自身の創造性を注ぐボリュームが控えめなことが多く、よく言えばメゾンの伝統を活かしており、悪く言えばどこか伝統に囚われているようにも映った。
アーカイヴを参照するといった具合に、服から服を発想するだけでは、時代の変化に追いつけなくなっているのかもしれない。AI時代において、従来の方法論は、かえって個性を曖昧にしてしまう危険をはらんでいる。服という完成形だけを見ていては不十分だ。これからのファッションに必要なのは、デザインの手法そのものを、もう一度デザインしなおすこと。見えないものに、まなざしを向けること。
今は多くのものが可視化され、だからこそ目に見えない領域での誠実さが問われている。誰も見ていない場所で、どこまで真摯でいられるか。それは社会においても、ものづくりにおいても変わらない。そしてマチュー・ブレイジーの視線は、いつもそこに向けられている。静かに、しかし揺るぎなく。シャネルがブレイジーを求めた理由は、ここにあるのではないか。目を凝らすことでしか見えないディテールに、彼の創造性は宿っている。
最終更新日:
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