スニーカーブランドとして長年愛され続けている「コンバース(CONVERSE)」。その歴史は2020年現在で112年にもおよび、発売されたスニーカーは膨大な数となっています。現在でも新しいラインやモデルを発売し続け、世界中で愛されているコンバースは、100足以上を集める愛好家もいます。そんなコンバースの歴史と共に、アマゾンで買える定番モデルをチェック。
目次
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今更聞けないコンバースの歴史
コンバースの誕生は1908年。創設者のマーキス・M・コンバースが降雪量が多く、深い森や湿地帯の続くマサチューセッツ州の地域性に着目してラバーシューズを作ったのが始まりです。その品質の高さが評価され、現在では街で見かけない日はなく、数多くのブランドともコラボモデルを発売しています。
USA CONVERSEって何?
古着屋やセレクトショップなどで見かけるコンバース(特にオールスター)は量販店と比べて「やたら高いな」と思ったことはありませんか?セレクトショップなどで取り扱われているコンバースは日本未販売などレアなケースが多いです。「一体、日本で販売されてないコンバースって何?」と思われますよね。ポイントは「日本とアメリカ、別会社がそれぞれコンバースを製作している」という点です。
日本の 「コンバースジャパン」と本家アメリカ「コンバース」はまったくの別会社!商標権をそれぞれの会社が持っているため、許可を得ていない海外のコンバースは輸入販売することができません。それぞれの会社が別々のモデルを製作している故に「コンバース」と言ってもその種類は今や膨大なものになっているのです。
絶対に抑えておきたいコンバースの6モデル
その1:オールスター
「コンバースといえばオールスター」と言っても過言ではないほど老若男女から愛される不朽の名作「オールスター」。誰もが認めるアイコニックな定番のファッションアイテムです。最近では、映画「ジョーカー」で第92回アカデミー主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスの婚約者で女優のルーニ・マーラーが、アカデミー賞でのスタイリングでアレキサンダー・マックイーンのドレスと組み合わせたことがプチ話題に。
ここではコンバースジャパンから展開されている中でもチェックしておきたい&アマゾンでも買えるオールスターをピックアップ。
定番中の定番「現行モデル」は、ABCマートなどの量販店でも多く見かけます。オールスターの中で最も安く、万人に愛されるデザインが魅力。色違いで持っている人も少なくないはず。
現行モデルからローカットも紹介。「ベーコン」の相性で親しまれているベージュカラーはケミカルウォッシュ&ダメージ加工のジーンズと相性抜群です。
こちらも量販店とセレクトショップなどで販売されている「メイドイン ジャパン(MADE IN JAPAN)」モデルです。「現行オールスター」を日本の技術でアップデートさせたライン。耐久性の上がったソールやシューレースにコットンを使用したりと履き心地や丈夫さを追求した一足です。
「BEYOND THE STANDARD」をテーマにした、オールスター生誕100周年記念モデル「オールスター 100」のパターンアレンジモデル。滑りにくいアウトソール、クッション性の高いインソール、ヒールのラベルデザインの変更と耐久力、肉厚になったシルエットなど、現行モデルと比較すると細かいリニューアルがあります。ひも無しでも履くことができ、2WAYのスタイルを楽しむことができます。
その2:ジャックパーセル
オールスターと同様に知名度のある「ジャックパーセル」は、バドミントンシューズとして誕生したスニーカー。箱にはバドミントンプレイヤー ジョン・エドワード・ジャック・パーセルのイラストが描かれていることも。ロックバンド「ニルバーナ」のカート・コバーンや「レディオヘッド」のトム・ヨーク、俳優のジェームズ・ディーン、作家のアーネスト・ヘミングウェイなど名だたる著名人が愛用したシューズとしても知られています。
「ヒゲ」や「スマイル」の愛称で呼ばれることもある「ジャックパーセル」は生地と同色の糸で縫い上げられていることが多く、ステッチが目立たずシンプルでクールな印象です。
「ACTIVE HEIRITAGE」をテーマに、1950~60年代に発売されていたハイカットのジャックパーセル「PRO PURCELL」のパターンをアレンジしたモデルです。軽量性・安定性・反発性・通気性を向上させた多重構造のカップインソール「REACT HD」を搭載した、クラシックな外観ながら、履き心地も優れた一足。
こちらも「REACT HD」を搭載したアレンジモデル。幅の広いゴアをクロス状に配したモードなスタイリングにフィットするカラーリングとデザインです。ちょっと上履きみたいな外見?
その3:スキッドグリップ
テニス専用シューズとして誕生した「スキッドグリップ」は、70年代後半にカジュアルシューズとして普及し、80年代頃からBMXライダーやスケーターたちがソールのグリップ力に惹かれ愛用していたそうです。上品なローテクスニーカーで落ち着いた雰囲気がありコンバースを語る上では外せない一足。
「スキッドグリップ」はクラシカルなディテールを追求。クセのまったくない温かみのあるデザインが大人カジュアルにはぴったりの一足です。コンバース特有の細身なシルエットも◎。
その4:ジャックスター
「ジャックスター」はサイドの星と2本のラインのデザインから別名「スター&バーズ(STAR&BARS)」とも呼ばれています。キャンバス地で有名なコンバース社がアッパーレザーに注力し始めた頃に発売したモデルなので、レザーやスエード素材が多く高級感があります。あまり街では見かけないので「人と被りたくない」という人は狙い目かも?
幅広のテープや小さな星、太めのバーロゴ、細めのハトメ飾り、内外の間隔が狭く見える羽根の形状など、製法やディテールをアップデートしたモデル。毛足の長いスエード素材を採用したアッパーと黄色味の強いソールがクラシックな印象を与える一足です。
その5:ワンスター
その耐久性の高さから脚光を浴びるも、素材の調達と製造上の難しさからわずか2年で製造終了を余儀なくされ、再販されるまでは「幻」とまで形容されていた「ワンスター」。前身となった「ジャックスター」のサイドラインを無くした洗練されたデザインが特徴で、コンバース社の中でも最高峰のシューズと言われているそう。近年スケーターファッションが流行した影響で、ストリートで人気が高まっている一足でもあります。
「ワンスター」のMADE IN JAPANモデル。ワンポイントのスターとシンプルなカラーリングが特徴の一足。硬く独特の光沢を放つ国産のガラスレザーにこだわり、ゴムの量や配合を変えた耐摩耗仕様のアウトソールや経年変化によるボンドの変色防止など、見た目を変えず改良を重ねてきたアイテムです。最初は硬いと感じても徐々に自分の足に馴染んでいく、まるで革靴のような過程を楽しんで!
その6:シェブロン&スター
「シェブロン&スター」は、1975年に誕生したコンバースを代表するアイコンの一つです。バスケットボール、ランニング、スケートなど様々な競技用シューズをアーカイブに持ち、幅広いバリエーション展開が魅力となっています。
「CONVERSE SKATEBOARDING」スタンダードシリーズのアイテム。アーカイブのバスケットボールシューズをスケート仕様にアップデートしており、耐久性が向上しています。カラーはクラシックで軽やかな印象を与えるホワイトやネイビーがおすすめ。
数あるモデルの中でも抑えておくべきコンバースの6モデルをピックアップしました。創業当初からコンバースを支えてきた歴史のあるモデルには、まだまだ魅力的なアイテムが多く存在しています。並べてみるとそれぞれに味があり全部揃えたくなっちゃいますよね。これを機に持っていないモデルに挑戦してあなたもコンバースラバーに?
※表示価格は全て各サイトにおける販売価格を反映しています。
■関連記事
・【連載:マニアですがなにか コンバース編】第一回「覚えておくべき5モデル」
・【連載:マニアですがなにか コンバース編】第二回「オールスターの種類」
・【連載:マニアですがなにか コンバース編】第三回「年代判別と選び方」
・【連載:マニアですがなにか コンバース編】第四回「レアモデル」
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