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恋と食事を服と重ねた「ドレスドアンドレスド」19年春夏から体制変更で新たな一面

「ドレスドアンドレスド」2019年春夏コレクション
「ドレスドアンドレスド」2019年春夏コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM

 「恋は食事に似ている」。そう話すのは「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」デザイナーの北澤武志。これまでデザイナーデュオで活動してきたが、今シーズンからは1人体制となり新たなスタートを切っている。東京ファッションウィーク初日の10月15日に発表した2019年春夏コレクションは「レストラン」をテーマに、男女12人のモデルが織りなす恋愛模様を、服と空間を通じて表現した。

 「ドレスドアンドレスド」は、来年1月で10周年を迎える。今シーズンはブランドの新しい一面を見せるため、発表形式もこれまでとは異なりインスタレーションを取り入れる形を選んだ。会場の中央にはロングテーブルが設置され、中途半端に敷かれたテーブルクロスの上に、割れたお皿や卵、ワイン、スイカが置かれるなど、シュールレアリスムの世界に誘う。モデルが1人ずつテーブルの席に座るという演出でショーが進められた。

 ブラック、ホワイト、レッド、ベージュのカラーパレットは、食卓に並んだ食材と呼応する。背中が大きく空いたシャツやジャケット、片足だけスリットが入ったパンツ、透ける素材のジャケットといった、不規則かつ意表をつく形で肌が露出されるスタイルで、「隠したり見せたり」を繰り返す恋愛の駆け引きを体現。「YOU'RE PRETTY」というメッセージとロゴ、電話番号があしらわれたジャケットは、客が好みのウェイターに連絡先を渡すレストランでのシーンをイメージしたという。ユニセックスのテーラードにディテールや着方で捻りが加えられ、演出とも相まってアーティスティックなムードを伝えた。

 デザイナーの北澤は、恋愛と食事には複数の共通点があるとし、薄い味付けから始まり徐々に味を濃くしていくコース料理に、時間をかけて相手を知っていく恋愛の過程などを重ねたと話す。「僕も良い歳ですが、食事も恋愛もわからないことだらけ。両方ともミステリーが多く、いまだに失敗を重ねています」。フィナーレでは、目隠しをしながら食事を楽しむカップルや、1人でワインを嗜む女性、テーブルに伏せて眠る男性など、12人の男女がスーパースローモーションで動く。一つのテーブルの上で、様々なラブストーリーが進行する様子が表現された。


■DRESSEDUNDRESSED:2019年春夏コレクション全ルック
■ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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