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Culture

伝説は続く 愛する常連たちが振り返る「私とモントーク」【i was at #montoak】

 ジュンが運営した表参道のカフェ・ラウンジ「モントーク(montoak)」が先ごろ、20年にわたる歴史に幕を閉じた。2000年代の東京カルチャーを象徴する文化発信地として国内外のセレブリティに愛されてきた同店の営業終了が発表されて以来、インスタグラム上では[#montoak]のハッシュタグとともに「モントーク・ロス」を綴ったポストで溢れている。いまだ多くの人々がその閉店を惜しむモントークの思い出を「常連」だったクリエイターたちが振り返る。

*回答とともに掲載された写真の多くは インスタグラム内でアーカイブされています。#montoakで検索可能です。

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ジュンが運営する表参道のカフェ・ラウンジ「モントーク」が閉店へ 20年の歴史に幕

片山正通

Q. あなたにとってモントークとはどんな場所でしたか?

 僕が東京に来る前から、原宿には「カフェ・ド・ロペ」という伝説のカフェがありました。その跡地にできたのがmontoak。僕たちが一番熱を持っていた時代に、山本宇一さんプロデュースでオープンし、原宿の“へそ”のような場所でした。日常使いはもちろん、イベントやパーティーなどで行くことも多く、montoakはいつもそこに居てくれる心強い存在でした。

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 とても残念です。街を構成する要素の中にはカフェ、ミュージアム、本屋、花屋などカルチャーに寄り添った施設が重要だと思っています。まさしくmontoakは、僕らが集まれるサロン的な存在で、良い意味で文化の吹き溜まりのような場所でした。そういう意味で、とても重要な場所でしたし、無くなると聞いてその意味の大きさを改めて感じました。この場所が何になるのかが、心配でなりません。

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 2003年にオランダから初めての作品集を発売することになり、同年7月25日に出版記念パーティーをすることになりました。そのことを山本宇一さんに相談したところ「うちでやればいいじゃん!」と言ってくれて、豪華にも田中知之さん(FPM)と大沢伸一さん(Mondo Grosso)にDJをお願いしてパーティーを開催しました。800名のお客様がきてくれて、夜中まで盛り上がった記憶があります。

2003年のワンダーウォール出版記念パーティーの一コマ。
2003年のワンダーウォール出版記念パーティーの一コマ。
ワンダーウォール出版記念パーティーでパーティーデビューした娘(当時2才)との2ショット。
ワンダーウォール出版記念パーティーでパーティーデビューした娘(当時2才)との2ショット。
2014年、武蔵野美術大学空間演出学科片山ゼミのイベントより。
2014年、武蔵野美術大学空間演出学科片山ゼミのイベントより。

熊谷隆志

モントークの最終日に。宇一さんと。
モントークの最終日に。宇一さんと。

Q. あなたにとってモントークとはどんな場所でしたか?

 青春そのものです。

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 時代は回る

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 DJしたことです。

野村訓市

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 街は生き物のようなもので新陳代謝があるから生き続けるのでしょうが、それでもとても寂しく感じるのは色々な思い出がある場所が姿を消していくということ。特に表参道のあの道はいまや世界中にどこでもあるブランドの店だらけになってしまって、普通に溜まれる場所が無くなった中で、モントークがなくなるのはとても悲しいです。

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 ソフィア・コッポラの映画「ロスト・イン・トランスレーション」の公開記念パーティーは思い出深いです。あまりパーティーに出ることに乗り気じゃなかったので、じゃあ皆でDJしようとなり、ソフィア達はヒステリックグラマーの北村ノブ(北村信彦)さんに頼んで浴衣を揃えて、ヒロミックス(HIROMIX)も、プライマル・スクリームのボビー(ボビー・ギレスピー)もDJをして。亡くなってしまったチャーリー役のデューン編集長、林(林文浩)さんも元気で酒を飲みまくっていたし、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン(ケヴィン・シールズ)も居て、混み過ぎて入れなかったトイレを探して彷徨ったり。東京に外人観光客が溢れるようになる幕開けでもあったし、なんだろう、最後のローカルな感じのパーティーだったような気もします。

コロナが始まる寸前の、2019年の終わり頃、J-WAVEで年末の特番を収録した後の夜です。UAとハナレグミの永積タカシくんと、HIMIくんと「みんなでご飯食べたいね」となったときに、確か宇一さんに連絡したのかな。「席、作るよー」と言われて、流れ込んで。年の瀬なのにぽっかりと人が少ない夜で、楽しかったなぁ。いいですよと言われたのでギターを取り出して、皆でカラオケのように歌ってました。またあんな夜がいつかできたらなと思っていたのですが。モントーク、長い間お世話になりました。またいつかどこかで。
コロナが始まる寸前の、2019年の終わり頃、J-WAVEで年末の特番を収録した後の夜です。UAとハナレグミの永積タカシくんと、HIMIくんと「みんなでご飯食べたいね」となったときに、確か宇一さんに連絡したのかな。「席、作るよー」と言われて、流れ込んで。年の瀬なのにぽっかりと人が少ない夜で、楽しかったなぁ。いいですよと言われたのでギターを取り出して、皆でカラオケのように歌ってました。またあんな夜がいつかできたらなと思っていたのですが。モントーク、長い間お世話になりました。またいつかどこかで。

TOWA TEI

Q. あなたにとってモントークとはどんな場所でしたか?

 東京の癒しスポット。良き気の流れ。

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 川の流れのように

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 「Records」のパーティーは緩々で良かった。ホムパの拡大版。

黒石奈央子

Q. あなたにとってモントークとはどんな場所でしたか?

 上京したての時の憩いの場でした。

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 20代の頃の思い出の場所だったのでとても切ない気持ちになりました。

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 お正月、AMERIのみんなと明治神宮で参拝後に毎年モントークでランチをしていました。会社行事の一つで、みんなの憩いの場でした。

AMERIのみんなと初詣後のランチ。今年1月の仕事始めの時期です。(右から手前2番目が黒石氏)
AMERIのみんなと初詣後のランチ。今年1月の仕事始めの時期です。(右から手前2番目が黒石氏)

軍地彩弓

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 表参道で今後どこで打ち合わせしたら良いのだろうか、と呆然としました。あの雑踏や、お洒落な空気の居場所を失う喪失感。

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 2004、2005年頃に講談社で「ViVi」の編集をしているとき。新雑誌を作っていいよ、と当時の田村編集長に言われて、編集者の仲間とスタイリストの佐々木敬子さん達と作りたい雑誌について熱く語り合ったのが一番の思い出です。夜10時くらいから朝方まで話が止まらず、「このモントークにいるようなお洒落な人たちに向けてエイジレスな雑誌を作ろう!」とみんなで誓った場所。その雑誌が「GLAMOROUS」でした。後に創刊の時に当時表参道ヒルズの建設中の仮囲いをジャックして、創刊イベントをしたのも表参道。まさにあの夜の話が実現したのが一番の思い出です。

KEITAMARUYAMAの2018年秋冬コレクションをモントークを貸し切って開催したときの写真(2018年4月3日)。モデルの田辺あゆみちゃんや市川美和子さんなどレジェンドモデル達が集まって、モントークを部屋に見立てた素敵なプレゼンテーションでした。
KEITAMARUYAMAの2018年秋冬コレクションをモントークを貸し切って開催したときの写真(2018年4月3日)。モデルの田辺あゆみちゃんや市川美和子さんなどレジェンドモデル達が集まって、モントークを部屋に見立てた素敵なプレゼンテーションでした。
そのショーの時に撮影した記念写真は、敬太さん、GOLD FINGERのCHIGAちゃん、野宮真貴さんと一緒に。私が着ているのも敬太さんのワンピースです。
そのショーの時に撮影した記念写真は、敬太さん、GOLD FINGERのCHIGAちゃん、野宮真貴さんと一緒に。私が着ているのも敬太さんのワンピースです。

VERBAL

Q. あなたにとってモントークとはどんな場所でしたか?

 クリエイティブで楽しい人が集まる憩いの場でした!

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 今もまだ信じられません…

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 YOONとの結婚パーティーを2004年に開催し、沢山の方々にお祝いして頂きました!当時リリースしたばかりのm-floのアルバム「ASTROMANTIC」から様々な楽曲を披露するためにアーティスト仲間が集結してくれて、貴重な体験でした。

モントークでの宇一さんとのラストショット。宇一さんからはモントークで沢山のクリエイターの方々にご紹介頂き、音楽の披露の場としてはもちろん、AMBUSHの展示会まで開催させて頂いた特別な空間でした。
モントークでの宇一さんとのラストショット。宇一さんからはモントークで沢山のクリエイターの方々にご紹介頂き、音楽の披露の場としてはもちろん、AMBUSHの展示会まで開催させて頂いた特別な空間でした。
モントーク最後のゴルゴンゾーラペンネ!
モントーク最後のゴルゴンゾーラペンネ!

水原佑果

Q. あなたにとってモントークとはどんな場所でしたか?

 テイさんからDJする機会をいただいた場所です! それがきっかけとなって、レコードディグが始まりました♪ テイさん、宇一さん、五木田さんや他にも色々なレコードコレクターの方たちが好きなレコードを持ってきて皆でオールナイト踊って盛り上がる時間♪最高に楽しくて面白いコミュニティの場だったと思います! いろんなお友達との出会いや音楽の素晴らしさを知る機会ができたり、今振り返ってみると凄く貴重な時間で忘れられない思い出が沢山詰まってます。

Q. モントークの閉店を知ったときの心境は?

 モントークの建築や美味しいご飯も恋しくなります。また遊びにいけないのかと思うと、とっても寂しいですが、20年間も続けられることってとても凄いことだと思います。

Q. モントークでの思い出となるエピソードを教えてください。

 高橋幸宏さんの誕生日会を「Records」のパーティーでお祝いした夜はとても印象に残っています。幸宏さんが作った曲をまるで音楽史を聞いている様に、尊敬するDJたちがメドレーみたいな感じで幸宏さんの音楽をひたすらかけていたその瞬間、すごく愛を感じました♡

テイさんとの2ショット📸 テイさんのビートジャグリング見てて、すごいビビッときてDJをもっと頑張ろって目標になった瞬間です♪
テイさんとの2ショット📸 テイさんのビートジャグリング見てて、すごいビビッときてDJをもっと頑張ろって目標になった瞬間です♪
別れを告げるガラス面の英文メッセージ

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【対談】表参道「モントーク」閉店前に伝えたいこと ジュン佐々木進×山本宇一

東京カフェ2022
著: 朝日新聞出版
メーカー: 朝日新聞出版
発売日: 2021/12/13
価格: ¥950(2022/05/09現在)

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