インサイド

ボリューミーなシューズには存在感のあるボトムスをメンズ 　チャンキーなソールとギミックの効いたデザインが目を惹く「ヨシオクボ（yoshiokubo）」のスニーカーには「エイトン（ATON）」のカーゴパンツが相性抜群。ワイドなシルエットと清涼感溢れる色味が魅力的な一本は、ボリューミーなシューズも軽快な印象へと昇華し、春夏らしいクリーンなスタイリングを叶えてくれます。ハイウエストで合わせて「シックストックス（CHICSTOCKS）」のソックスをチラ見せすれば、こなれたスタイルの完成です。PICK UP ITEMレディース 　スポーティなムード満載の「ビューティフルピープル（beautiful people）」のハイカットスニーカーには、ドレープを堪能できる「オダカ（ODAKHA）」のスカートを合わせてドレッシーに着こなしてみて。重たくなりがちなハイカットも透け感のある生地で軽やかに、シューズの迫力に負けないエレガントなフレアシルエットで程よくモードなエッセンスを加え、爽やかなモノトーンスタイルに仕上がります。PICK UP ITEM上品なスラックスをスポーティなスニーカーでハズすメンズ 　端正なシルエットとミニマルなデザインが目を惹く「ポステレガント（POSTELEGANT）」のスラックスに「オン（On）」のシューズを合わせれば、フォーマルとカジュアルを両立させた都会的なミックススタイルが完成します。どんなボトムスにもマッチするすっきりとしたシェイプとタウンユースに馴染むシンプルなデザインを採用した「オン」のクラウドゾーンは、スタイリングの主役からハズしまで重宝する一足。プレイフルなソックスを合わせて遊び心をプラスして。PICK UP ITEMレディース 　タックによるボリューミーなシルエットが魅力的な「オーバーコート（OVERCOAT）」のスラックスと相性抜群なのは、テニスシューズをモチーフにした「オン」のスニーカー。すっきりしたシェイプが特徴的な一足は、スラックスの端正なシルエットを崩すことなくマッチし、軽快な印象へと格上げしてくれます。そこに「チャコールトーキョー（CHACOAL TOKYO）」のタイダイ柄ソックスを合わせれば、クラシックな雰囲気の中にも遊び心ある足元の完成です。PICK UP ITEMグレーのワントーンで構成するシックな足元メンズ 　デニムパンツとスニーカーのコンビは言わずもがな相性抜群。今年らしく着こなすなら上品さを感じさせるシックなスタイルにトライしてみて。ゆとりある腰回りに対して足元にかけて緩やかにテーパードするバレルシルエットが魅力的な「アンスクリア（INSCRIRE）」のデニムパンツに、艶やかな表情のスニーカーをセレクト。「リーボック（Reebok）」のシグネチャーであるクラブCをベースに「N.ハリウッド（N.HOOLYWOOD）」らしくアップデートを加えた一足は、レザーシューズのような高級感のある佇まいで、デニムパンツとの合わせもモダンにアップデートしてくれます。PICK UP ITEMレディース 　ブラックよりも軽快に仕上がるグレーのワントーンは、初夏のスタイルにうってつけ。不朽の名作であるジャーマントレーナーをベースにグレーでまとあげたスニーカーは「ビューティフルピープル」と「リプロダクション オブ ファウンド（REPRODUCTION OF FOUND）」との協業によるもの。レザーとナイロンのコンビネーションとアクセントを加えるホワイトのソールが特徴的な一足は、艶やかで光沢感のある生地と足元まで伸びるマキシ丈を採用した「エイトン」のスカートと合わせて、大人っぽく履くのがおすすめ。深く入ったスリットからソックスを覗かせて。PICK UP ITEMローファーはショートパンツで軽快にメンズ 　クラシカルなレザーローファーはショーツを合わせて軽快に履きこなすのがおすすめのスタイル。「シーオール（SEEALL）」のニーパンツは、膝にかかるほどのすこし長めの丈感と余計なディテールを排除したミニマルなデザインで、ショーツ特有の子供っぽさを払拭したアイテム。あえてルーズソックスを合わせて程よくカジュアルダウンさせるのが◎。PICK UP ITEMレディース 　水墨画のようなタッチのプリントが目を惹く「ウジョー（UJOH）」のショートパンツに色味を揃えてコーディネート。一見するとハードルが高そうな総柄のショートパンツも同系色のアイテムでまとめれば、統一感のあるスタイリングに仕上がります。腰元のウェビングベルトやフロントの大きめのポケットなどアウトドアテイストを感じさせるショーツに合わせてチャンキーなローファーを選べば、アクティブなカジュアルスタイルの完成です。PICK UP ITEM

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POSTELEGANT

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ボトムスとシューズの気になる関係性　センスの良い足元を叶えてくれる8つの組み合わせ

3シーズンぶりの「再生」ランウェイ　ソロイストによる「再生」の舞台はホームである東京。コロナが本格化する前に開催された2020年1月のパリ以来3シーズンぶりのランウェイで、東京では2017年10月以来4年ぶりのショーとなった。新木場の大型スタジオ「GARDEN 新木場FACTORY」に、50メートル以上の長い直線ランウェイを用意。その脇にクラシカルな黒い椅子が間を空けて並び、業界の重鎮達が押し寄せた。複雑な構造のスーツと5本指ブーツ　スロー再生のようにゆっくりと歩くモデルたち。ファーストルックはショールカラーのベストで、裾や襟の一部が折り返されていたり裏地が身頃から大きくはみ出していたりと、ソロイストらしい難解なストラクチャーに視線が惑わされる。首元はニットとシャツとタートルネックを重ね、ベストの裾の下にはMA-1のディテールを取り入れるなど、既存の枠にはまらないギミックが満載だ。スラックスは膝の切れ込みから脚を出し、ハーフパンツのようにスタイリング。頭には「Listen To The Soloist」と書かれた紙袋が被され、アノニマスな雰囲気を醸し出している。 　序盤の3体はそれぞれが複雑さを極めた構造となっているが、ベースとなっているのはグレーのスーツ。ソロイストならではの正装といったところだろうか。足元で目を引いた5本指ブーツは、ソロイストと「スイコック（SUICOKE）」 、そして「ヴィブラム（Vibram）」のトリプルコラボだという。 象徴的な「PLAY/PAUSE」ボタン　続くルックも、デストロイド加工が施されたニットポロがダウンベストとドッキングしていたり、一度仕立てた服を再び縫い合わせるといったアップサイクルのアプローチ、抽象的なグラフィックやレースの大きな付け襟、脚入れの方法によって数通りのデザインになるパンツなど——特定のジャンルには属さない独特なスタイルが続く。　今回のテーマを象徴する「PLAY/PAUSEの」ボタンをグラフィックで配したアイテムも、中盤で1体のみ登場。フィナーレは一転し、再生と開放をより強く感じさせるスピーディーなウォーキングのモデルたちが印象に残った。 一時停止して見つめ直したのは宮下自身　ソロイストがスタートしたのは2010年。宮下が当時のインタビューで語った「変わらずしても、変わっても、ほんの少し後ずさりしても、やっぱりこれは"宮下の服"といえるものがデザイン」という言葉は、10年以上が経った今も色褪せない。宮下が一時停止して見つめ直したもの。それは常に"ソロイスト（独奏者）"である宮下貴裕そのもの。ストイックに極限まで突き詰める宮下の今の服作りは、立ち上げ初期の狂気ともいえる熱量さえも今なお超え続けている。

TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.

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一時停止したソロイスト——極限まで突き詰めた服で「再生」の東京ショー

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