Image by: マドラス
日本の風土や日本人の足に合う良質な革靴の提供と普及を目的に活動するNPO団体「日本靴工業会」。同団体に参画する企業を歴史や注目のトピックス、定番アイテムから紐解いていきます。
今回は創業から100年以上の歴史を持つ老舗革靴メーカー「マドラス」編。同社の創業から現在までの歴史や、履き心地にこだわった定番シューズ「M411」などを紹介します。
マドラスの歴史
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マドラスは、1921年に現在の愛知県名古屋市瑞穂区豆田町で前身の「亜細亜製靴株式会社」として創業。初代社長の岩田武七氏が「これからは草履ではなく靴の時代が来る」と考え、アメリカからグッドイヤー・ウエルト式製靴機械を輸入し、民間用の紳士靴の量産を開始しました。1965年には、イタリアの靴メーカー「バレンチノ・マドラス社」と技術提携し、日本国内の百貨店・専門店で「マドラス」ブランドの展開を開始。現在は国内の老舗靴メーカーとしての地位を確立し、「本物の履き心地」を伝えることをテーマに、伝統的クラフトマンシップに裏打ちされた「日本人に合うシューズ」を製作しています。
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注目のトピックス
そんな歴史あるマドラスの注目トピックを紹介。アニメ「ルパン三世」とのコラボレーションシューズ第2弾について解説していきます。
「ルパン三世」とのコラボレーションシューズ第2弾
2022年2月に発売した「ルパン三世」とのコラボアイテムの好評を受け、コラボ第2弾の製作を発表。作中でルパン、次元、五ェ門、不二子、銭形の5人が履いている靴をイメージしながら、軽やかな履き心地のオリジナルアイテムを発売します。同コラボは、9月に伊勢丹新宿店で開催される紳士靴のイベント「ISETAN 靴博2022」への出品を予定しています。
「ルパン三世」とのコラボレーションシューズ第2弾
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■ISETAN 靴博2022
期間:2022年9月21日(水)〜10月4日(火)
場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション、メンズ館地下1階 紳士靴
定番を知る:ビジネスシーンで活躍、ストレートチップシューズ「M411」
マドラスの定番シューズ「M411」は、クッション性に優れ足への負担が少なくなるよう設計されたストレートチップのビジネスシューズ。スムーズな足入を実現するすっきりとした形の木型を用いており、中底には軽量高反発素材「カルボ(KaRVO)」を採用しています。また、中敷に防臭・抗菌・防カビ機能を搭載するほか、ソールには水に浮く軽量ラバーを使用。アッパーには手塗感のある染色を施したキップレザーを採用し、アンティーククリームで仕上げを施しています。ブラック、ダークブラウン、ライトブラウンの3色を展開しており、価格は税込2万9700円。マドラス銀座店、新宿伊勢丹メンズ館、横浜髙島屋などで取り扱っています。
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マドラスが参画する「日本靴工業会」とは?
日本靴工業会は1950年に設立。1992年に名称を「日本靴工業会」に変更し、2006年にNPO法人「特定非営利活動法人 日本靴工業会」に改組しました。日本の風土や日本人の足に合う良質な革靴の提供と普及を目的に、革靴の品質や使用に関する情報提供や相談事業をはじめ、革靴の規格(JIS)の制定や消費者相談に関する活動、海外での製靴業に関する調査、製造工程において生じる環境問題への対応など幅広い活動を行っています。現在は大塚製靴、東立製靴、ハルタ、マドラス、ムーンスター、リーガルコーポレーションなど全10社が参画しています。
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