日本人の足を支え続けた150年の歴史を体感!シトウレイと巡る、日本製革靴の世界【大塚製靴編】

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日本人の足を支え続けた150年の歴史を体感!シトウレイと巡る、日本製革靴の世界【大塚製靴編】

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 伝統あるものづくりの歴史を受け継ぎながら、日本独自の文化として発展を続ける日本の革靴。その魅力を探るべく、日本の革靴文化を推進する団体・日本靴工業会に参画する革靴ブランドにフォーカスした連載企画がスタート!  ストリートスタイルフォトグラファーでジャーナリストのシトウレイさんのYouTubeと連動し、さまざまなブランドの店舗に潜入します。第1回は、150年の歴史を持つ老舗ブランド「大塚製靴」。六本木ヒルズに位置する直営店、シューマニュファクチャーズ[オーツカ]をクルーズしながら、知る人ぞ知るロングセラーレディースブランド「ボンステップ」の魅力を紐解きます。

■大塚製靴とは?
 
大塚製靴は、明治維新によって宮中の正服が「洋服」と定められた年である1872年に、武士の子弟であった大塚岩次郎が創業。手縫いによる革靴の製造販売をスタートした大塚製靴のクオリティは早くから世界に認められ、明治22年にはパリ万国博覧会で銀牌を受賞しました。創業から150年の長い年月が経った今でも、現存する日本最古のシューメーカーとして、世界トップレベルの革靴を展開。多くの人に愛され続ける本格革靴を提案しています。

シューマニュファクチャーズ[オーツカ]に潜入!

シューマニュファクチャーズ[オーツカ]の店内
シューマニュファクチャーズ[オーツカ]の店内

シューマニュファクチャーズ[オーツカ]の店内

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 シューマニュファクチャーズ[オーツカ]は、2012年に大塚製靴初の直営店として六本木ヒルズにオープン。履き心地にこだわったビスポークをはじめとしたオーダーシューズや、ドレスシューズへのアプローチから生み出されたレザースニーカーなどを展開しています。今回は、シューコンシェルジュの井口さんの案内のもと、大塚製靴の歴史と技術が詰まったシューズの魅力を紐解きます。

革靴を持つシトウレイ

ブランド150年の歴史が詰まったシューズギャラリー。シトウさんも、美しいディテールのドレスシューズの虜に。「日本人の足を支えてきた150年の歴史の重みを感じます」(シトウさん)。

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今年で50周年を迎える「ボンステップ」を深掘り

 紳士靴にも定評のある大塚製靴ですが、ウィメンズシューズも、その機能性から、一度履くと他のシューズが履けなくなると言われるほどの人気を誇ります。中でも、ブランドを代表するのが1974年にウォーキングシューズとして誕生した「ボンステップ(Bon Step)」。ボンステップは、つま先にほど良いゆとりを持たせた設計や、足のかたちに沿った丸みを持つ内部構造により、優しい履き心地を実現。外反母趾によって親指の付け根が出てしまう「バニオン」を軽減してくれるモデルもあります。また、革を鞣す際に特殊な撥水加工を施した、防水性を備えるシューズも。発売から50周年を迎える今でも、幅広い世代の支持を集める完全国内生産のウォーキングシューズです。

シトウレイとシューマニュファクチャーズ[オーツカ]のスタッフ

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 そんなボンステップの履き心地をシトウさんが紐解きます!  まずは、足のサイズを計測。シューコンシェルジュの手によって足を計測することで、靴によっては、これまで正しいと思って履いていたサイズとは異なる結果を選んだ方が良いことも。

足を計測している様子

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シトウさんの足は、ボール部分(足の親指の付け根から小指の付け根まで)の横幅が広く、甲まわりが細いので、どちらに合わせるのかによってもサイズが異なります。今回は、靴ひもでフィット感を高められるモデルの24cmの着用をおすすめします。

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井口さん

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シトウさん

これまで、ずっと23.5cmを履いていました。幅広なのはなんとなく自覚していましたが、ハーフサイズも上がるなんてびっくりです。

ボンステップのイチオシモデルをピックアップ

 サイズがわかったところで、いよいよボンステップを試着! 実はボンステップは、カジュアルシーンからフォーマルな場まで幅広く着用できる、豊富なラインナップを揃えているのが魅力の一つ。今回は、そんなバリエーション豊かなボンステップの中から2型をピックアップします。 

ボンステップ「5771」

革靴を履いたシトウレイ
革靴を履いたシトウレイ

着用カラー:クロ(3万4980円)

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 一足目は、シンプルなレースアップシューズ「5771」。シトウさんは、フォーマルなブラックカラーをチョイスしました。ヒールのあるマニッシュなスタイルですが、カジュアルシーンでも着用できるデザインに仕上げられています。さらに、丸みを持った内部構造によって履き心地がよく、立ち仕事等の疲れも軽減されます。

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シトウレイ

足のアーチに沿った形で、履き心地もふかふか。パリの石畳を歩くのにも良さそうです!

ボンステップ「7013」

革靴を履いたシトウレイ
革靴を履いたシトウレイ

着用カラー:アイボリー(3万4980円)

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 続いては、売れ筋だというスニーカータイプの「7013」。シトウさんは、ワントーンカラーでまとめられたアイボリーを試着しました。アッパーには、シューレースに加えてジッパーが付属しているため、着脱しやすいのが特徴です。シルエットはスニーカーですが、羊の本革を使用していることから、上品な印象を与えてくれます。大塚製靴の技術を余すことなく取り込んだ、足に負担をかけない快適な履き心地と上質感を両立した機能性が、50年にわたり支持されるロングセラーの秘密です。

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シトウレイ

軽くて柔らかい履き心地なのに、ちゃんと地面を踏んでいる感覚もあって、歩きやすい! 実は私の母がバブル世代で、若い頃にずっとヒールを履いていた反動で外反母趾に悩まされているので、プレゼントしてあげたい!

最終更新日:

■シューマニュファクチャーズ[オーツカ]
所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウエストウォーク4階
営業時間:11:00~20:00(年中無休)
問い合わせ:03-3497-1872


■日本靴工業会とは?
 日本の風土や日本人の足に合う良質な革靴の提供と普及を目的とするNPO法人。革靴の仕様や品質に関する情報提供や日本の革靴規格(JIS)の策定、革靴の製造過程で生じる環境問題への対応など、幅広い活動に取り組んでいます。今後は、激しさを増す国際競争の中で日本の革靴を更に発展させていくことを目標に掲げています。

参画企業:岩手製靴、エイゾー、大塚製靴、共和工業、チヨダシューズ、東立製靴、ハルタ、マドラス、宮城ハルタシューズ、リーガルコーポレーション(五十音順)

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