
ストリートスナップの聖地、原宿。より良いスナップを求め、カメラマンは被写体だけでなく、背景の色やデザインもこだわります。今回はFASHIONSNAPの現役スナップハンターがオススメの壁をピックアップ。原宿の壁を使ったおしゃれな写真の撮り方をレクチャーします。
アートな壁
NO.1
こちらは東京出身のストリートアーティストLyによって描かれた壁です。可愛らしいグラフィックはかなり大きいので、ここではどういった構図にするかがポイント。FASHIONSNAPでは足元と頭上のスペース比率は1 : 3~5の割合で撮ることが多いですが、大きなグラフィックを活かして余白を多めにすると開放感のある写真を撮ることができますよ。
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東京都渋谷区神宮前3-28-7 San Francisco Peaks
NO.2
こちらの壁は「ヴァンズ(VANS)」とのコラボレーションでも話題を集めたサンフランシスコを拠点に活動するアーティスト、ジオ・ゼッグラー(ZIO ZIEGLER)によって描かれたもの。グラフィックの緻密さを活かして、帽子やサングラスなどのアイテム写真を切り取った、寄りの撮影におすすめです。白やナチュラルカラーなどを基調としたシンプルなコーデとマッチする壁です。
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東京都渋谷区神宮前3丁目24 神宮前3-24-7 BEAMS原宿
NO.3
2014年にオープンしたカフェ兼ショップ、デウス エクス マキナ原宿(DEUS EX MACHINA HARAJUKU)には、大きなバイクのイラストが特徴の壁があります。ここでスナップ写真をよりオシャレにするために利用したいのが光。日の入りの時間には横からの光が入って斜光になり、スタイリングの質感や立体感を活かした写真を撮ることができます。ダークカラーの壁に黒で描かれているため、参考写真のような色のあるスタイリングのほうがより映えます。
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東京都渋谷区神宮前3丁目29−5
NO.4
壁画アートで知られる米国出身のグラフィティアーティスト、スティーブン・パワーズ(Stephen Powers)によって描かれたこちらの壁。すべての文字を入れたくなりますが、スナップカメラマンによればアルファベット1〜3文字が入るぐらいがベストだそう。パステルカラーが女性人気の理由ですが、参考写真のように男性の柄やビビットカラーのスタイリングにも合います。人気のスポットのためいつも混んでいますが、平日朝か日暮れ前は人が少ないのでおすすめです。
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東京都渋谷区神宮前4丁目25−1
色に特徴がある壁
NO.5
2013年にオープンしたペルー料理店ベポカ(bepocah)にはビビッドイエローの塗り壁があり、写真を一気に鮮やかにしてくれます。ここでは順光での撮影も可能なので、スタイリングの色やディティールにフォーカスした撮影にも適しています。また、無地のプレーンな壁で活かしたいのが被写体のポーズ。参考写真のように歩いてみたり、かがんでみたり、動きのあるポーズに挑戦するとセンスのある1枚に仕上がりますよ。
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東京都渋谷区神宮前2-17-6 ベポカ
NO.6
2015年にオープンした雑貨店、プリンセスワンスプーン東京(Princess one Spoon Tokyo)の壁は、バイカラーのデザインが特徴。店の雰囲気に合わせた壁は、パステルカラーやレースなどのガーリーなスタイリングとの相性が良さそう。2色の壁の間に立つことでまた違った印象になります。ライトが付いているため、夜間撮影ができるのも嬉しいポイントです。
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東京都渋谷区神宮前 4-27-4 神宮前Sビル
パターン柄の壁
NO.7
2016年にオープンしたフレッド ペリーショップ東京(FRED PERRY SHOP TOKYO)には、ダークブラウンのレンガ造りの壁があります。落ち着いた配色なため、カジュアルからモードまでどんなスタイリングでも合うはず。また、壁の手前にある階段を利用して、脚長効果を最大限に発揮した写真を撮ることもできます。
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東京都渋谷区神宮前5-9-6 FRED PERRY SHOP TOKYO
NO.8
美容室ハーツ(HEARTS)の隣にある駐車場の壁。鉄板を規則正しく重ねたデザインで、撮る方向によって見え方が変わります。参考写真のようなナチュラルカラーのスーツスタイルも、鉄の素材感によってクールな印象に。フラッシュを使って撮影すると、反射した光や被写体の影でよりオシャレに仕上がります。
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東京都渋谷区神宮前3丁目18−2 Nannoビル