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　プレゼンテーションはミラノ中心部のアンブロジアーナ美術館でミラノ時間9月26日に開催。創業デザイナー ジャンニ・ヴェルサーチェ（Gianni Versace）が築いた「肉体と精神」「俗と神聖」の二面性を現代にアップデートし、1980年代を思わせるシルエットやカラーパレット、モデルのヘアスタイルをはじめ、テーラリングやネグリジェ、デニム、レザー、プリントシャツといったアーカイヴ要素を自由で官能的に再解釈したコレクションを披露した。　オニツカタイガーとのコラボモデルは合計8ルックで発表された。クラシックな太極拳シューズがモチーフの「タイチ（TAI-CHI）」をベースに採用したコラボモデルはイタリアの厳選された素材を使用し、オニツカタイガーの自社工場で製造。オニツカタイガーストライプに施されたダブルスティッチングや、シュータンにつけられたヴェルサーチェのアイコンであるメデューサのスタッズがデザインの特徴で、アッパーはバッフィングや洗い加工を施すことでヴィンテージの風合いに仕上げた。このほか、イタリア製のコラボローファーも登場。イタリアと日本のクラフトマンシップの融合により実現した特別なコラボモデルと位置付けている。　世界各国のヴェルサーチェ一部直営店と、公式オンラインストアで取り扱う予定で、販売価格や購入方法などの詳細は後日発表される予定だ。

VERSACE

Onitsuka Tiger

Fashion

オニツカタイガー × ヴェルサーチェが発表　太極拳シューズをモチーフにした「タイチ」や特別モデルのローファーが登場

　千代の富士は、「ウルフ」の愛称で親しまれた昭和を代表する大横綱。身長182cm、体重120kgと大相撲では小柄ながら、鍛え上げた肉体で巨漢の力士と渡り合い人気を集めた。1981年に初優勝・横綱昇進を果たすと、1989年に角界初の国民栄誉賞を受賞、1990年には史上初の通算1000勝に到達。引退後は九重部屋の親方として後進の指導にあたっていたが、2016年に61歳の若さで死去した。　同コラボは、千代の富士の長男 秋元剛との親交をきっかけにスタート。資料として提供された遺品の服を試着する中で、自ずと生じるオーバーサイズなシルエットの現代性に惹かれると同時に、横綱の身体のスケールを体感することの面白さを感じたという。そこで、のべ100ブランドのパターンメイキングを手掛けてきた大丸の独自技術により、遺品を解体することなく正確に型紙をトレース。あえてパターンには手を加えず、ありのままの”千代の富士サイズ”を再現することで、その中にあった肉体や人生まで感じられる一着に仕上げた。　コラボアイテムは、生前に愛用していたジャケットとトラウザーズ、断髪式で着用したというウイングカラーのシャツをベースに製作。名入れ刺繍などのディテールを忠実に取り入れた一方で、ジャケットやトラウザーズにはブランド定番のウールシャツの生地を使用した。芯地やパッドのない軽やかな仕立てを採用し、シャツにはロールアップした袖を留めるボタンをデザインするなど、現代のファッションや生活に合わせたアレンジを施した。　同コレクションでは、テーラードジャケット（12万1000円）やタキシードトラウザーズ（7万400円）、タキシードシャツ（6万3800円）を用意。そのほか、四股を踏む千代の富士の姿をあしらったグラフィックTシャツ（1万6500円）も登場する。

OVERCOAT

オーバーコートが千代の富士とコラボ、“横綱サイズ”を忠実に再現したジャケットなど発表

　コラボシューズは、フランスのヴィンテージローファーを元に製作。ボディには日本の伝統技術を用いた柔らかな水染めレザーを使用し、かかとをつぶして履けるブローファー仕様に仕上げた。ヒールにはハンドメイドのソールを採用し、価格は7万4800円。　このほか、軍用トレーニングシューズを再解釈したシューズを提案するブランド「リプロダクション オブ ファウンド（REPRODUCTION OF FOUND）」とのコラボレーションシューズも発表。フレンチトレーナーをベースに、ソールとアッパーをアップデートした。2026年4月発売予定で、価格は3万7400円。

YOKE

ヨークがフットザコーチャーとのコラボシューズを発表　かかとをつぶして履けるブーローファー仕様

　新ラインでは、軽さや通気性、ストレッチ性など、快適な着心地を追求したアイテムを展開。ブランド初のユニセックス仕様で、ブランドを象徴する多彩なディテールを詰め込んだデザインとは対照的に、ミニマルなスタイルを提案する。　アイテムは、縫い目のないニットアイテムを軸に展開。無縫製ニットの代表として知られるホールガーメントとは異なり、生地の表と裏を別々に編む特殊経編ジャガード機を用いて製作している。生地を2重に編むという同機の特長を活かし、編み立てながら一部を接結することで筒状に成形。プログラミングによってオリジナルの柄組織を緻密に表現している。編み上がったニットは、裁断前のパターンを引いた生地のような状態となり、接結したラインに沿って切り取ることで服の形に仕上がるのだという。　同ニットアイテムは、無縫製で成形することで生まれる生地の落ち感が特徴。素材にはポリエステルとナイロン、ポリウレタンの混紡糸を採用し、軽量で通気性の良い着心地と、伸縮性に優れたしなやかな質感を両立した。また、家庭での洗濯が可能なイージーケア機能も備える。　デビューコレクションでは、ジャケットやパンツ、Tシャツ、タンクトップなど11型が登場。トータルコーディネートで楽しめるだけでなく、薄さを活かしたレイヤードアイテムとしても、日常の装いに取り入れやすいラインナップを揃える。価格帯は1万8700〜6万1600円。

White Mountaineering

ホワイトマウンテニアリングの新ラインがデビュー　独自製法の無縫製ニットを展開

　マックス・エルンストは、ドイツ出身の画家・詩人・彫刻家。ダダイズムやシュルレアリスムの運動に関わったほか、木目や布などの質感を紙にこすり取り偶然の質感を得る技法「フロッタージュ（Frottage）」やキャンバスの絵肌を削る技法「グラッタージュ（Grattage）」などを用いた作品で知られている。　コラボTシャツは、デザイナー 寺田典夫がセレクトしたマックス・エルンストの作品をプリント。花と貝殻を描いた「Flower Shell」、脚をだらりと組んだ姿を想起させる人の手を描いた「At the First Clear Word」などの作品をあしらった5型をラインナップする。カラーはホワイト1色で、サイズは1〜4までを揃える。価格は各2万570円。

ヨークがマックス・エルンストとコラボ　作品をあしらったTシャツ5型を発表

　ノーパブリックは、2025年4月にデビュー。製品名に「時刻」に関する表現を取り入れ、「時を刻むように正確な設計」を目指したアイウェアを展開している。　最新コレクションでは、オーバル型サングラス（8800円）や、スクエア型サングラス（8800円）のほか、メガネフレーム（オープン価格）などをラインナップ。定番カラーからヴィヴィッドなカラーまで豊富なバリエーションを用意する。フレームは、軽量かつ耐久性に優れたTR90素材で製作しており、レンズは偏光レンズを採用している。

韓国発アイウェアブランド「ノーパブリック」が日本上陸　26年1月から展開

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