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葵わかな、松坂桃李、濱田岳、高橋一生らが出演 NHK"朝ドラ"「わろてんか」を彩る衣裳の存在

NHK連続テレビ小説「わろてんか」ヒロインの藤岡てんを演じる葵わかな
NHK連続テレビ小説「わろてんか」ヒロインの藤岡てんを演じる葵わかな
Image by: NHK

 NHKの連続テレビ小説「わろてんか」の放送が、10月2日から始まります。今作は"衣裳へのこだわり"が強い作品になっているとのこと。それらを探るため、撮影が行われている大阪放送局を訪問し、衣裳室を取材。ヒロインの葵わかなをはじめ、松坂桃李や濱田岳、高橋一生らキャストを彩る「衣裳」の仕事とデザインについて話を聞きました。

 

<「わろてんか」とは?>
明治から昭和初期の活気あふれる商都・大阪が舞台。いつも周りに"笑い"をふりまくヒロイン・藤岡てんは、ひょんなことから夫婦で小さな寄席経営を始め、"笑い"をビジネスにした日本で初めての女性と言われるまでになる。

衣裳を手掛ける「東京衣裳」の仕事

 「わろてんか」の衣裳を担当するのは、設立65年のレンタル衣裳会社「東京衣裳」。歴代の連続テレビ小説では「あさが来た」や「ごちそうさん」なども手掛けてきた老舗企業です。衣裳室には今年の春頃から用意してきた着物や服が並んでいます。

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 今作は東京衣裳から3人のスタッフが参加。撮影日の朝は出演者の着付け作業に追われます。先にエキストラの、その後メインキャストの着付けを行います。この日のエキストラは12人。撮影前は「いかに早い時間で着付けができるかが勝負」とのこと。

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 キャストが撮影に入ると、衣裳スタッフのうち1人は撮影現場に張り付き、その他のスタッフは衣裳室でアイロンがけなどの準備を念入りに行います。キャストが次々と入れ替わり衣裳を素早く着付けていく様子は、まるでファッションショーのバックステージのようです。

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 東京衣裳の主任・早藤博さんは「時間がない中で準備するのが大変。特に『わろてんか』は年代が変わると衣裳も変わる」とその難しさを語ります。特に連続テレビ小説は撮影期間が長く、スケジュールがタイトになることも。ハードな中でも「撮影中のモニターを見ていて衣裳がシーンの雰囲気にバッチリハマっているな、と感じたり、役者さん本人から『役になりきれた』という言葉を頂いたりした時はやりがいを感じます」。

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 衣裳室の冷蔵庫には歴代ヒロインのサインがズラリ。メッセージを見ると、衣裳は劇中のシーンを彩るだけではなく、演者一人ひとりの気持ちを支える大切な仕事であることが伝わってきますね。

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葵わかな、松坂桃李、濱田岳、高橋一生......メインキャストの衣裳

 「わろてんか」の舞台である明治時代後期は洋装文化が取り入れられるなど、日本人の装いに変化が見られるようになった時代。ヒロインのてんと、"てんの人生にかけがえのない仲間"として登場する主要キャラクターは今回どのような衣裳を着用するのか紹介します。

■ヒロイン・藤岡てん(葵わかな)

 「てん」という名前は、太陽(お天道様)が由来。イメージカラーを赤に設定し、太陽のような明るさを演出しているそうです。着物の多くはオリジナルで制作。

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 こちらの着物は京都の染工場が手掛けたそうです。鮮やかな赤色が印象的。

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 てんのために用意した衣裳は10着以上。紬(つむぎ)や友禅などさまざまな反物を使用しています。

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■てんの夫・北村藤吉(松坂桃李)

 旅芸人というキャラクター設定を活かすため、時代考証にとらわれない奇抜な衣裳がデザインされました。イメージカラーは「青」。

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 デザインのポイントはハギレ。旅芸人一座のはんてんや大漁旗などをハギレとして使っている、という設定です。生活は苦しくても、芸の道を進もうとする藤吉の人柄が伝わってきます。

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 マントにもハギレがあしらわれています。

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 腰に結ぶ飾り紐は、古い着物の生地を編んだもの。てんのイメージカラーと織り交ざったデザインになっています。

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■てんの幼なじみ・武井風太(濱田岳)

 「藤岡屋」の親戚の子で使用人として働く風太の衣裳は、藤吉とは対照的にオーソドックスな着物。

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 はんてんはオリジナルで制作されました。

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 地味な印象ですが、もともとはお洒落な人という設定。NHK大阪放送局映像デザインのチーフ・ディレクター 山内浩幹さんによると「今後は"ファッションリーダー"の一面が見られるかも?」とのことなので見逃せません。

■青年実業家・伊能 栞(高橋一生)

 ストーリーの前半では唯一洋装を身にまとう栞。スーツはすべて高橋さんの体型に合うように仕立てているそうです。この日用意された衣裳ではカフスシャツを採用するなど、その時代に実際に着られていた衣服のデザインを再現。ステッキなどの小道具と合わせたコーディネートにも注目したいですね。

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 山内さんによると、衣裳は事前に美術スタッフやメイクスタッフなど関係者の意見を集めた上で決定。「華やかな世界から物語をスタートさせたい」「日本の和装の美しさを視聴者に見せたい」というプロデューサーの思いを反映するなど、特にこだわりの強い作品になっているそうです。「芸人の世界を描くため、時代考証にとらわれず奇抜で自由な発想を取り入れ、よりオリジナリティーの強い衣裳になっています」。

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NHK大阪放送局映像デザインのチーフ・ディレクター 山内浩幹さん

 ストーリーが進む中で注目してもらいたいポイントは、物語のキーとなる「鳥」。「てんが最初に開く寄席の名前が『風鳥亭』となることは最初から決まっていました。そこから着想を得て、『わろてんか』の衣裳や小道具にはいたるところに鳥が登場します。物語が進むにつれてファッションも変わっていきますが、美術の細部に忍ばせている鳥を探してみてください」。笑いと愛に溢れたストーリーに加えて、今作ならではの衣裳にも注目してみてくださいね。

■NHK連続テレビ小説「わろてんか」
放送期間:2017年10月2日(月)~2018年3月31日(土)全151回(予定)
総合(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
BSプレミアム(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
       (土)午前9時30分~11時[1週間分]

ダイジェスト放送「わろてんか一週間」(20分)
総合(日)午前11時~11時20分

「5分で『わろてんか』」
総合(土)午後2時50分~2時55分
  (日)午前5時45分~5時50分/午後5時55分~6時

公式サイト

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