Image by: FASHIONSNAP
2024年春。今年も、FASHIONSNAPでは文化服装学院の入学式に潜入。人生に一度の特別な日を、様々な思いの中で迎えた今年の新入生たちは、将来の夢や、やりたいこともそれぞれ違う。見てきたものや、出会ってきた人、過ごしてきた場所も違う。彼らは“今”をどう捉え、”未来”をどのように見つめているのだろう。「学生の間にやりたい10のこと」から新入生の等身大の“今”を辿っていく。
目次
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一人目:東京藝術大学4年生との両立を目指す新入生
名前:康永 遥
年齢:22歳
学科:II部(夜間)服装科
コーデのポイント:ベストとパンツを自作したことです。ベストは、布から自分で織っていて図案は今まであった面白い人たちとのエピソードを詰め込んでいます。パンツは家族から履かないデニムを集めて作りました。
文化に入学した理由は?:人間について考えるのが好きで、人間に1番物理的に近い布について深く考えたいと思ったからです。
将来の夢は?:自分が作ったものが、誰かを祈ったり許したり幸せにしたりすること。
影響を受けたデザイナーや憧れの人は?:デザイナーだと「マメ クロゴウチ(Mame Kurogouchi)」の黒河内真衣子さん。身近な人だと両親。
二人目:仕事をやめて入学、全身ヨウジヤマモトの新入生
名前:今津 悠翔
年齢:19歳
学科:ファッション高度専門士科
コーデのポイント:袴パンツを主役にコーデを組みました。
将来の夢は?:ずっと憧れているヨウジヤマモト社でパタンナーとして働きたいです。着る人の生活に寄り添えるような服を作れるようになりたいです。
卒業式はどんな気持ちで迎えたい?:服が好きという気持ちをブレずに持ったまま卒業したいです。
同級生に一言:上京してきて不安ばかりなので、ぜひ友達になってください。
三人目:幼少期の布染め体験がきっかけ、長野から上京してきた新入生
名前:岡庭 望
年齢:18歳
学科:ファッションテキスタイル科
コーデのポイント:春らしい色をたくさん取り入れたこと。
文化に入学した理由は?:テキスタイルを学べる学校が意外と少なく、去年参加したセミナーや文化祭で先輩の作品見て「こんな素敵な作品作れるようになりたい」と思いました。せっかくなら、地元ではなく東京で勉強してみようと思ったのも大きいです。
影響を受けたデザイナーや憧れの人は?:ターシャ・テューダー、金子功
卒業式はどんな気持ちで迎えたい?:この場所で勉強出来てよかったと、色んな人達にありがとうの気持ちを持っていたいです!
四人目:三十年前のイッセイのシャツに身を包んで、定年間近で新たな門出を迎えた新入生
名前:hiro
年齢:57歳
学科:II部(夜間)ファッション流通科
コーデのポイント:入学式に合わせて、初心に帰るつもりで、30年以上前に買った「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」のシャツを着ました。
文化に入学した理由は?:現在はファッションとはほど遠い仕事をしていますが、定年後の仕事も見据えて、自分の好きなファッションビジネスへの可能性を模索するために入学を決めました。
卒業式はどんな気持ちで迎えたい?:新たな夢や目標へのスタートとしてワクワクした気持ちで迎えたいと思います。
同級生に一言:年齢はかなり上になりますが、文化では同級生なので、タメ口でお付き合い下さい!
五人目:アメリカと中国から来日、語学勉強を経て入学した新入生二人組
名前:ローレン(左)
年齢:22歳歳
学科:服装科
名前:鄭嘉懿(右)
年齢:22歳
学科:服装科
将来の夢は?:物語を語る服を作ることです。
同級生に一言:一緒に夢に向かって頑張りましょう。
text & edit:Asuka Furukata (FASHIONSNAP)
photographer:Hikaru Nagumo(FASHIONSNAP)
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