Fashion インタビュー・対談

【トップに聞く】スタートトゥデイ代表取締役 前澤友作

前澤友作
前澤友作
Image by: Fashionsnap.com

 日本のファッションEC市場をリードするショッピングサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」が今年でスタートから10周年を迎える。スタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作氏は2013年を「原点回帰」の年としてプラットフォームを強化すると同時に、新サービス「WEAR」の立ち上げやEC作成サービス「STORES.jp」を運営するブラケットの買収といった攻めの姿勢を見せた。1月15日にはC2C市場への参入となる「ZOZOMARKET」が始動する。ファッション業界の活性化を見据えて「イノベーションを起こしていきたい」という前澤氏に、ファッションECの現状と課題、そして2014年の展望を聞いた。

 

■原点回帰と新事業

―2013年を振り返ってみて。

 2012年はTwitter発言などお騒がせしましたが、2013年は転換期として極めて真面目に取り組んだ年でした。「WEAR」や「LA BOO」といった新たなチャレンジをしたこともあり、刺激的な一年になりました。

―TVCMをカットするなどプロモーション戦略を抜本的に変え、ポイント還元率も10%から1%に戻しました。2014年3月期の商品取扱高計画は1084億円で前期比13%増を見込んでいるとのことですが、「原点回帰」の成果は?

 良い商品をラインナップし、その商品が映えるサイトを作り、注文を頂いたら迅速にお届けする。EC事業者として基本となる体制を強化することに取り組んできました。その甲斐もあって、今のところ順調に推移しています。

―新規事業への取り組みが目立ちましたが、業界初のバーコードスキャン機能を搭載した新サービス「WEAR」の反響や手応えはありますか?

 バーコードスキャン機能については商業施設側の理解を得るのが難しく、急遽チェックイン機能をつけるという改修を行っため、公開時期が予定より遅れました。しかし、ダウンロード数、参加ブランド数、アクティブ率といった数字は順調で、ユーザーからは「コーディネートの参考になる」という声を多く頂いています。ここから着こなしなどのデータをどのように集めていくかが重要なので、注力していきたいと思っています。

【関連】スタートトゥデイ前澤代表に聞く「WEAR」の狙いと海外進出


―新たに立ち上げたECサイト「LA BOO」ではガールズ市場に参入しました。

 我々としてはガールズ市場に限らず全市場を攻めていきたいと思っています。「ZOZOTOWN」には、ある程度のイメージが出来上がっていて、苦手な市場がいくつかあるので、「LA BOO」については開拓という意味で1つ大きな実験になっています。

【関連】激戦のガールズECにスタートトゥデイ参入 独立サイト「LA BOO」立ち上げの理由は?


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THOM BROWNE. NEW YORK(トム ブラウン ニューヨーク)のブレザーに社章を着けて


―これから狙う市場は?

 アパレル市場をピラミッドで例えると「ZOZOTOWN」は中心価格帯のシェアを占め、ユーザー平均年齢は30歳くらいなので、それらの上下を攻めていくつもりです。「ZOZOVILLA(ゾゾヴィラ)」のテコ入れから、下は10代〜20代前半にとって便利なサイトになるように強化していきたいですね。顧客が求めるのであれば、ファストファッションや低価格ブランドにも興味があります。「WEAR」に投稿されている一般のコーディネートを見ていると、求められているブランドが明らかですから。


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