Image by: tanakadaisuke
デザイナー⽥中⼤資が手掛ける「タナカ ダイスケ(tanakadaisuke)」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 A/W」で2022-23年秋冬コレクションを発表した。ランウェイショー開催は同ブランドにとって初の試みとなった。
デザイナーの田中は、大阪文化服装学院を2015年に卒業。第89回 装苑賞ファイナリストに選出され、卒業後は同アワードで審査員をしていた丸山敬太の「ケイタマルヤマ」に入社した。独立後は刺繍アーティストとして活動し、2021年秋冬コレクションで自身の名を冠したブランド「タナカ ダイスケ」として本格デビュー。「おまじないをかけたようなお洋服で、自分の中にいるまだ見ぬ自分と出会えますように」をブランドコンセプトに、幻想的かつロマンチックなコレクションを展開している。
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ブランド初のランウェイショーは、教会を想起させる鐘の音が鳴り響きスタート。観客が舞台を囲うように円状に配置され、その中を21人のモデルが「集団行動」を思わせる規律のとれた動きで縦横無尽に歩いた。終盤には、女優の橋本愛が御伽話から出てきたようなプリンセスラインのドレスに身を包んで登場。開始の合図と同じ鐘の音が鳴り響きフィナーレとなった。
2022-23年秋冬コレクションは、「自分のロマンを表現すること」をテーマに製作。田中が得意とする刺繍を施したドレスなどの煌びやかなウィメンズウェアのほか、これまで展開のなかったメンズウェアも発表。背中に羽を生やしたジャケットや花柄のセットアップなど、ブランドの幻想的な雰囲気を投影した男性像を提案した。
Image by: tanakadaisuke
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田中はブランド初のショーを終えて「今回のショーでモデルに新作を着て歩いてもらったことで、初めて自分のファッション観を点ではなく線として発表することができた」とコメント。「生でコレクションを見てもらう『リアルさ』と自分が表現したいファンタジーがマッチした」と語り、次回のフィジカルショー開催に意欲を見せた。
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