TTT_MSW 2018-19年秋冬コレクション
Image by: FASHIONSNAP

Fashion フォーカス

新世代デザイナーTTT_MSW、仲間と作ったマフィアの物語を体現

TTT_MSW 2018-19年秋冬コレクション
TTT_MSW 2018-19年秋冬コレクション
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 荒地を走る1台のクラシックカー。しばらくすると対向車と衝突してしまう。対向車は池に沈み、クラシックカーは木に追突して停車したーーー。「ティー(TTT_MSW)」によるショーが始まる前、QRコード付きのカードが配られ、アクセスするとCGで作られたムービーが流れた。ランウェイには茂みでクラッシュしている車。ショーはCGのストーリーの続きのようだ。

 

 TTT_MSWは現在24歳のデザイナー玉田翔太が手掛けるブランド。性別や年齢といった壁のないボーダーレスのストリートウエアが支持されてきた。同世代の様々なジャンルのクリエイターとコミュニティーを持ち、ファッションだけではなく映像制作なども注目されている。しかしファッションショーは初めて。Amazon Fashionが日本のファッションを支援するプロジェクト「AT TOKYO」に選ばれ、開催が決まった。他にラインナップしているベテランブランドの中で異色とも言えるが、「世代を代表するブランド」という大抜擢だった。

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 ランウェイの中央に設置されたカーテンが開くと、そこはCGのストーリーでも描かれていた池の設定で、雨のように水が降り注いでいる。反対側の茂みでクラッシュしている車にスポットが当たると、ドアが開き1人目のモデルが登場した。ユニークなのは、全てのモデルがそのドアを開けて出てくるという演出だ。

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 車には「Half Eyes Purple Dragon」という呼び名のマフィアが乗っているという設定。前半に登場した10人はマフィアの構成員や子分たちで、"ワル"の要素が入ったカジュアルな身なりをしている。後半は、おそらく幹部メンバーだろう。ダブルのジャケット、光沢のあるシャツ、ムートンやファーのブルゾン。玉田は映画を元にマフィアの服装を研究したというが、独特の野暮ったさとほんのりセクシーなスタイルが、年齢も性別も幅広いそれぞれのモデルの個性を引き立てている。

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 「ふだんやっていること、遊んでいることの延長線上」と捉え、"仲間たち"と基地に集まって考えたという今回のショー。冒頭のムービーはCGアーティストの衛藤隆世(Eto Ryusei)、スタイリングはスタイリストの猪塚慶太など、さまざまなジャンルのクリエイターと共に作り上げている。自分たちが本当に面白いと思うことは何か、というテーマの元に。新しい感覚を持った世代を代表するTTT_MSWならではのショーとなった。

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■TTT_MSW:2018-19年秋冬コレクション全ルック
■東京ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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