Image by: FASHIONSNAP
日本でも根強い人気を誇る、映画監督ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)。国内では「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」が開催され、注目を集めているほか、2023年6月には新作「Asteroid City(原題)」が全米で公開予定。今回FASHIONSNAPでは、ウェス・アンダーソン作品の名作から隠れた傑作まで、アマゾンプライムビデオでワンコイン以下でレンタルできる全7タイトルを紹介。これであなたも“ウェス沼”にハマること間違いなし?
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まずは王道のウェス・アンダーソン作品を楽しむなら
言わずと知れたおしゃれ映画の金字塔「グランド・ブダペスト・ホテル」
ウェス・アンダーソン監督作品でも不動の人気を誇るのが「グランド・ブダペスト・ホテル」。作り込まれた構図や色彩、演出に引き込まれて、ウェスのファンになった人も多いのでは?かわいい演出で忘れがちですが、物語の核はミステリーサスペンスなので、ゆるくサスペンス映画を楽しみたい人にもおすすめ。本作の世界観を楽しむためにも、必ず画面サイズを16:4にしてから観てくださいね!(主役の総支配人、ムッシュ・グスタヴ・Hを演じている俳優と、「ハリー・ポッター」でヴォルデモート卿を演じていた俳優は同一人物って、気が付きましたか?)
アメリカ人が作るフランス映画「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」
ウェス・アンダーソン監督の記念すべき10作品目「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(以下、フレンチ・ディスパッチ)の舞台は、フランスにある架空の街 アンニュイ・シュール・ブラゼ。アメリカ生まれ、アメリカ育ちであるウェスの「フランス愛」が爆発しているのが魅力の一つ。洪水のように流れてくる大量の字幕や、忙しなく切り替わる舞台、登場人物など、ウェス作品特有の「一度の鑑賞では全てを網羅することができない作品」だからこそ、何度観ても楽しめます。
ウェス作品に苦手意識がある人にこそ観て欲しい「犬ヶ島」
「グランド・ブダペスト・ホテル」でウェス作品に初めて触れ、「あれ、思ったよりもハマらなかったな」と思った人にこそ観て欲しいのが本作。ウェス作品らしい長回しを楽しみつつも、他の作品よりもストーリーがわかりやすく、日本という文化圏に生まれ育った人ならクスッと笑えること間違いなし。アニメーション作品だからといって食わず嫌いをするのにはあまりにも勿体無い作品です。
不動の名作、ウェスらしい世界観&明快なストーリーを同時に楽しむなら「ムーンライズ・キングダム」
ウェス作品らしいキュートな世界観と、明快なストーリーを同時に楽しむなら「ムーンライズ・キングダム」に決まり。字幕追いかけることに必死になることもなく、ウェス作品の中でも映画らしい映画です。「12歳の少年少女の“駆け落ち”」というキュートなあらすじではありますが、大人になった私たちにも胸に迫るものがあるはず。
ウェス・アンダーソン好きを自称するなら必見の隠れた名作
ウェス・アンダーソン監督の原点「アンソニーのハッピー・モーテル」
ウェス・アンダーソンの監督デビュー作である「アンソニーのハッピー・モーテル」を見ずして“ウェス沼”は語れない!?近年のウェス作品ほど“ウェス・アンダーソンぽさ”はないですが、キュートな色彩感覚はこの頃から健在。一貫して「(時には擬似的な)家族」を描くウェスの真髄に触れることができるクライムコメディです。
ダサかわいいコーデに注目「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
ウェス・アンダーソン節全開のコメディ映画といえば「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」。とはいえ、ウェス作品で日本公開された初めての作品ということもあり、まだまだ“らしさ”は控えめな印象。本作の見どころはコスチュームにもあり、長女であるマーゴが「ラコステ(LACOSTE)」のポロワンピースに、毛皮のコートを合わせるコーディネートがなぜだか強烈におしゃれに感じるはず。その後、ラコステは、NYのリンカーン・センターで発表した2015-16年秋冬コレクションで、本作が着想源になったアイテムを発表しています。
ウェス・アンダーソン×ノア・バームバッグの隠れた名作「ファンタスティック Mr.FOX」
「フランシス・ハ」「マリッジ・ストーリー」などのメガホンを取ったノア・バームバックが脚本として参加した本作は、ウェスにとって初めてのストップモーションアニメーション映画。野生の動物は服を着て言語を操っているのに対し、人間のペットとして暮らしている動物は言語を喋れず、裸で四足歩行をしている、という対比もシニカルでありながらなんだか考えさせられる名作です。
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