
Image by: FASHIONSNAP
青木明子が手掛ける「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」が、2026年春夏コレクションをプレゼンテーション形式で発表した。
今シーズンのテーマは、「ユニフォーム」をブランドの一つの軸に据えてきたアキコアオキにとっての「カジュアル化」。フォーマルとカジュアル、ドレスアップとドレスダウンという、一見対極にある2つの要素の間のグラデーションを表現した。
コレクションでは、ブランドのアイコンでもあるクラシカルなテーラードやスーチングスタイルを軸に、ランジェリーやナイトドレス、ガーターベルトといった“女性が親密なムードで部屋の中で着るもの”と、スウェットやポロシャツなどの“カジュアルウェア”を多様な形で融合させたアイテムやルックの数々を展開。クラシカルなフォルムながら今の時代のムードを取り入れたというレザーの「ロッキングチェアバッグ」や、3Dプリンターでコンビニのビニール袋や紙袋を模った透明のバッグ、“ドレスアップ”を象徴するビジューをあしらったヘッドドレスやチョーカーなど、カジュアルとフォーマルの境界を曖昧化させるさまを小物が効果的に演出した。
また、従来は別軸でのクリエイションや発表を行ってきたシューズラインを、今回初めてウェアのコレクションとともに披露。既存のバレエシューズにスニーカーソールをドッキングしたシューズや、スクウェアトゥのアッパーにポインテッドトゥヒールを組み合わせたハイヒールシューズなどに加え、新作のヒールローファーも登場し、トータルでコレクションの世界観や人物像を提案した。
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ABOUT THE BRAND
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2014年に青木明子が立ち上げたウィメンズブランド。ファッションを生きる行為そのものとして捉え、それを纏う人の生き方や姿勢が感じられる装いを提案している。2020年からは、オンタイムで販売する新レーベル「ヌーン(noon)」をスタート。アキコアオキの服に袖を通したことがない人や、ファッションが身近ではない人も楽しめるよう、オンタイムで着用できるアイテムを販売している。

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1986年東京都生まれ。2009年女子美術大学ファッション造形学科卒業後、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズでファッションを学ぶ。帰国後、コレクションブランドでアシスタントを経て、2014年にウィメンズブランド「アキコアオキ」をスタート。同年10月、Mercedes-Benz Fashion Week TOKYOにて2015年春夏コレクションを発表。2018年2月、LVMH Young Fashion Designers Prizeショートリストに選出され、同年11月に毎日ファッション大賞 新人賞・資生堂激励賞などを受賞。
