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クリエイティブディレクター グレン・マーティンス(Glenn Martens)による「ディーゼル(DIESEL)」が、2025年春夏コレクションをミラノで発表した。「朽ち果て破壊された廃棄物の中にこそ美しさがある」というグレンの考えに基づき、会場には1万4800キロものデニムの端切れが敷き詰められた。ショーの後にはこの廃棄物を再利用し、自転車や断熱材の分野で使用するデニムロールが作られるという。ルックではデニムにフォーカスし、「エレベーション」を表現。長いフリンジをあしらったマイクロショーツやデニムシャンブレーのスリップドレスなどを提案した。また、後半にはブランドのアーカイヴ・バンダナプリントを使用したドレスやトップスのシリーズが登場し、ここでも循環性をアピール。カラフルなバンダナがプリントされたバッグ「Play」も、コレクションに彩りを加えた。
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1978年にレンツォ・ロッソがイタリアで創業した、デニムを主力商品とするプレミアム・カジュアル。イタリアらしいグラマラスで遊び心のあるリアルクローズが特徴。メンズとウィメンズ、キッズのほか、ホーム・コレクションも手がける。メインラインの「ディーゼル」のほか、ストリートカジュアルライン「55 DSL」(2014年に「ディーゼル」に統合)、ハイエンドラインの「ディーゼル ブラック ゴールド」がある。2002年にはカール・ラガーフェルドとコラボレーションし、「Lagerfeld Gallery by DIESEL」を発表した。2020年、「Y/プロジェクト」のグレン・マーティンスがクリエイティブ・ディレクターに就任。2022年春夏ミラノ・コレクションで、若々しくフレッシュなデビュー作を披露した。
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