ファッションは生き物?変化していく展覧会「絶命展」渋谷で開幕

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【インタビュー】デザイナー山縣良和と坂部三樹郎に聞く「ファッションの可能性」

デビューブランド「ALICORN(アリコーン)」の展示
デビューブランド「ALICORN(アリコーン)」の展示
画像: Fashionsnap.com

 デザイナー坂部三樹郎と山縣良和がプロデュースする展覧会「絶命展〜ファッションの秘境」が、渋谷パルコのパルコミュージアムで開幕した。若手クリエイターらが参加し、展示ブースにモデルを立てて世界観を創り込むという実験的な発表形式が特徴。ファッションブランド「MIKIO SAKABE(ミキオサカベ)」と「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」のショーをはじめ、期間中に会場内で様々な変化が起こる「生き物のような展覧会」になるという。

 「絶命展〜ファッションの秘境」は、新進クリエイターからファッションデザイナー、そして美術家の荒川修作まで30人超が作品を発表。10月4日〜9日の前期と10日〜14日の後期で一部の展示内容が入れ替わり、黎明編から復活篇まで一連の変遷が描かれる。モデルや作家自身も作品の一部になり、それぞれのテーマに沿って自由な形式で展示。作品によっては生花や食物なども展示しているため、自然の摂理で内容が変化していくという。「Jenny Fax(ジェニー ファックス)」のデザイナー シュエ・ジェンファンは、会場内にオリジナルのミュージアムショップを開設。期間中、「死の四日間」と題された7日〜10日はモデルや作家が不在となり、「絶命」の状態が表現されるという。

 プロデューサーの山縣良和は「ファッションは流動的。アートとは違う、生き物のようなファッションの展覧会をやってみたい」という思いから、坂部三樹郎と共に展覧会を企画。「新しいものが生まれるための死」という意味をファッションと重ね、「絶命」という展覧会名を付けたという。参加クリエイターには、2人が講師を務めるファッションデザインの学校「ここのがっこう」の生徒をはじめとする服飾学生を含め、「服だけじゃないファッション」を表現している若いクリエイターを中心に集めた。山縣良和が手がける「writtenafterwards」は、織り機で使われていた木製の「シャトル」から着想した「スペースシャトル」のオブジェを展示し、12日には演出と脚本に映画監督の安藤桃子を迎えた物語「writtenafterwards Ⅷ 天空の織姫」のプロローグとなるショーを開催する予定。坂部三樹郎による「MIKIO SAKABE」は「セーブポイント」をテーマにモデルと作品を展示し、13日に開催されるショーではウィメンズウェアを発表する予定だという。新ブランド「ALICORN(アリコーン)」のデビューショーのほか、新進デザイナーらも連日フロアショーを開催する。また期間中、2人による初の著書「ファッションは魔法」に関連したトークショーを開催し、編集者や研究家、歌手やアイドルなど様々なゲストを招く。

■絶命展~ファッションの秘境
 会期:10月4日(金)- 10月14日(月・祝)
 会場:パルコミュージアム
    東京都渋谷区宇田川町15-1(渋谷パルコ パート1・3F)
    TEL: 03-3477-5873
 開館時間:10:00 - 21:00
      入場は閉場の30分前まで / 最終日は18:00閉場
 入場料:一般500円 / 学生400円 / 小学生以下無料
 ※10/7-10/10の「大地編《死の四日間》」は、入場料が一律100円
 http://www.parco-art.com/

【参加ブランド&デザイナー】
- 通期 : 10/4 - 10/14
 山縣良和(writtenafterwards)/坂部三樹郎(mikio sakabe)
 シュエ・ジェンファン(Jenny Fax)/福嶋麻衣子(もふくちゃん)
 柳亜里(Alicorn)/mebae(Kaikai Kiki Co., Ltd)
 玉井健太郎(ASEEDONCLOUD)×三宅瑠人/長賢太郎(OSA)
 中村留津子/宇野良子×原游

- 前期 : 10/4 - 10/9
 Tomohiro Sato/RYOTA MURAKAMI/河原諒/半澤慶樹/Akira Sato
 時澤知菜実/野田大輔/shun hidaka/吉田圭佑/横澤琴葉

- 後期 : 10/10 - 10/14
 大月壮士/大草桃子/木村康人/Hikaru Kodama/BOKUTO/岸本諭志
 natsuki watanabe/Noriko Nakazato(n_system)/須藤翔

【特別展示】
 荒川修作(by courtesy of ABRF Inc.)