ヤマト運輸の「働き方改革」がファッションECに影響 "買ったその日に着る"が難しく?

ショップリストとゾゾタウンのトップページより
ショップリストとゾゾタウンのトップページより

 服をリアル店舗で買うのと同じように、買ったその日に着ることができる便利なサービスを展開していたファッション通販サイト「ショップリスト(SHOPLIST)」と「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」が、相次いで当日配送を廃止することを決めた。ヤマト運輸の「働き方改革」の一環であるサービス時間の変更に伴い、やむを得ない判断だったようだ。

 ヤマト運輸は4月13日、「近年のEコマースの急拡大による大幅な荷物の増加と労働需要の逼迫(ひっぱく)によって、体制の構築が追い付かず、今年2月から宅急便センターのセールスドライバーを中心とする社員の労働時間の実態を調査したところ、多くの社員が休憩の未取得を申告できていないなどの問題が浮き彫りになった」ことを受け、2017年度の最優先課題として「働き方改革」に取り組むことを発表。これの一環で宅急便の配達時間帯の指定区分を見直し、特に指定が集中し社員の長時間労働の一因になっていた「20-21時」の時間帯を廃止し「19-21時」を新設、また社員が昼休憩をしっかりと取れるよう「12-14時」の枠を廃止することを決めた。6月中に適用される予定だ。

 これに伴い、ショップリストでは一部地域で実施していた当日配送サービスを5月24日に終了した。またゾゾタウンでは、通常配送よりも早い配送が可能な有料サービス「即日配送」を刷新。6月12日から、関東エリアの一部地域で実施していた午前9時までに注文すると当日に商品が届く「当日配送」を取りやめる他、全国の即日配送サービスの受付時間を短縮する。