"声掛け不要バッグ"の話題が広まる 8割が賛成派

声掛け不要バッグ
声掛け不要バッグ
画像: URBAN RESEARCH

 セレクトショップ「アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)」が試験導入した"声掛け不要バッグ"について、様々なメディアが取り上げ、SNSで意見が交わされるなど話題が広まっている。同社の担当者は「思った以上の反響」と驚くが、業界関係者と消費者のいずれも、賛成派の意見が多いようだ。

 "声掛け不要バッグ"は、アーバンリサーチの購入者向けアンケートで「声掛けがしつこい」「もっと自分のペースで見たい」といった意見や、客がネットで購入する理由の1つに「接客して欲しくない」ことがあるのではという意見を受け、アーバンリサーチが店内用の透明のショッピングバッグをブルーのカラーで用意した。客が手に持つと「声かけ不要」の意思表示ができ、現在「URBAN RESEARCH Store」と「URBAN RESEARCH Make Store」の22店舗で導入している。

 アパレル店舗の新しい取り組みとして、日本テレビ「スッキリ!!」や、フジテレビ「ノンストップ!」、TBS「サンデー・ジャポン」、テレビ朝日「モーニングショー」「スーパーJチャンネル」など複数のTV番組が相次いで特集を組み、認知が拡大。FASHIONSNAPが実施した"声掛け不要バッグ"についてのアンケートでは、回答があった6,158票中、81%が「あり」19%が「なし」で、8割以上が賛成派という結果になった。業界関係者からは「声を掛けて欲しくないけど店舗で買い物をしたいと思っている人もいる。売り上げを伸ばす施策の1つとして正しいのでは」(大手アパレルメーカー勤務)、「今の時代を考えるとアリ。百貨店で導入するかはわからないが、そういう売り場があっても良い」(百貨店勤務)、「客が買いやすい雰囲気作りの1つになるならナシではない」(大手アパレルメーカー勤務)といった賛成意見がある一方、「正直悲しい。店員の経験があるが、声を掛けて良いかどうかは雰囲気でわかるもの」(アパレルブランド勤務)という声も挙がった。

 これらの反響に対しアーバンリサーチの広報担当者は「色々な意見があるが、お客様に選択肢を持って頂けるのは良いこと」とポジティブに受け止める。今後については、サマーセールを控えていることから「セール商品の購入時に、"声掛け不要バッグ"がどれだけ使われるか反応を観察し、秋以降の展開を検討する」という。買い方の選択肢を増やすアパレル店舗の施策は、新規客を取り込む一つのきっかけになりそうだ。