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繊研plus学生服のトンボはこのほど、イーストボーイとサブライセンス契約を結び、17年春物から「イーストボーイ」の男女学校制服分野での販売を始める。一般店頭市場でのカジュアル制服を引っ張ってきたブランド力を生かし、早期に50校、小売価格ベースで10億円の売上高をめざす。
店頭のイーストボーイとほぼ同様のコンセプトで、米国東海岸のトラッドを基調に、しっかりとしたブレザーやチェックのスカートなどを展開する。重衣料のほか、ボトム、シャツ、ネクタイ、リボン、ニット、ソックス、バッグなどを揃えていく予定だ。既存の店頭商品とのコーディネイトもしやすい商品に仕上げる予定。対象は全国の公立、私立の中・高校。
企画の詳細は11月の展示会で発表する計画だが、店頭物に比べ、ネイビー系のカラーを増やし、ウール60%・ポリエステル40%混など学校制服に求められる耐久性や機能性の高い素材を中心に商品を組み立てる。価格は店頭商品と「大きく変わらない」見込み。
一方、同社の主力事業である学生服は、価格競合の激化、原材料の値上がりなどを背景に、価格の改定が急務の課題となっている。「学生服メーカーだけでなく、厳しい状況にある素材や副資材メーカーを含めた業界全体、"学生服文化"を守るためにも、改正が不可欠」(近藤知之社長)。今期(16年6月期)は重点対策の一つとして、5%の価格改定を掲げている。ブランドによる付加価値化もこの戦略の一環であり、イーストボーイは5つめブランド導入となる。
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