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【2015ベストコレクション③】スポーツ×ファッションを象徴する「ナイキラボ×サカイ」の功績

 日本を拠点に活動するブランドを対象に、2015年に発表された新作から、特に優れていたコレクションをセレクト。デザイナーの思いや服作りにフォーカスする企画【2015ベストコレクション】第3弾は、「サカイ(sacai)」と「ナイキ(NIKE)」のコラボコレクション「ナイキラボ×サカイ(NikeLab x sacai)」に注目する。

NikeLab x sacai 最初のコレクション Image by FASHIONSNAP
NikeLab x sacai 最初のコレクション
Image by: FASHIONSNAP
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 ファッション業界の2015年は、特にスポーツ色が濃い年だった。スニーカーの爆発的なヒットだけではなく、デザイナーやブランドとのコラボレーションも盛んで、「アディダス(adidas)」は「ハイク(HYKE)」や「カラー(kolor)」と、「アシックスタイガー(ASICS Tiger)」は「コレット(colette)」と組むなど、ハイスペックなデザイナーズアイテムが出そろった。なかでも、女性から絶大な支持を得たのは「サカイ」と「ナイキ」の強力タッグだろう。

 2015年の方針としてウィメンズ分野の強化を掲げていた「ナイキ」と、更なる飛躍を目指す「サカイ」。グローバル展開をベースに両者の目的が合致し、2月に発表されたのが「NikeLab x sacai」だ。ウェアコレクションは「ナイキ」の機能性素材やウィンドライナーなどのアイコニックなアイテムをベースに、「サカイ」ならではの広がりのあるフォルムを取り入れることで、女性のためのハイブリッドなスポーツウェアを提案。さらに、試行錯誤が繰り返されたというシューズコレクションでは、50年以上となる「ナイキ」の歴史の中で初のスリッポンスニーカーを実現させた。

 最初のコレクションヴィジュアルにデザイナーの阿部千登勢が登場したことも印象強い。制作には「サカイ」のキャンペーンを担当するクリエイティブディレクターのカール・テンプラ(Karl Templer)が参画し、軽やかさを表現したヴィジュアルを通じて「ナイキ」を一気にモードブランドのレベルまで引き上げた。ファッション業界の話題を集め発売日に行列ができるなど、「ナイキ」がここまで感度の高い女性達に支持されたのは過去に例がない。「サカイ」にとっても、2015年を象徴する功績になったのではないだろうか。

「ナイキラボ×サカイ」国内初披露 スポーツウェアをsacai目線で再構築

【年末企画】2015ベストコレクション
 ①料理のように焼いたり蒸したり「イッセイ ミヤケ」が探求するレシピ
 ②テアトラが提案する「目的があるデザイン」
 スポーツ×ファッションを象徴する「ナイキラボ×サカイ」の功績
 ④アンダーカバーが25年目に見せた真骨頂
 ⑤世界に挑む「マメ」の変化と進化
 ⑥ミキオサカベのファッションの本質を問う取り組み
 飛躍する「ファセッタズム」の覚悟と戦い

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