Fashion HR

フォロワーを増やすには?今さら聞けないSNSの特性と活用法

Fashion HR

ファッション業界に特化した仕事・転職サイト

フォローする:

— ADの後に記事が続きます —

Facebook、Twitter、Instagram......いまやSNSの活用はアパレルのみならず、あらゆる企業においてPRや販促面での課題になっています。昨年、総務省より発表された「情報通信白書」によると、2016年の段階でスマホの保有率は国民の約6割。そのうち、SNSを利用している人は7割以上にものぼります。

「SNSを始めたけれど、いまひとつフォロワーが伸びない」と悩みを抱えている広報・販促担当者のために、まずは各SNSの特徴と用途について考えてみましょう。

雑誌やウェブメディアより、SNSが信用できる?

メディアを取り巻く環境は日々移り変わっています。ファッションの世界でも、これまでの消費者は雑誌やウェブサイト、ブログから情報を得ていましたが、最近はSNSを利用して情報収集をするケースが顕著に増えています。

というのも、従来の雑誌やウェブサイトの運営主体は企業。いまの消費者は、運営側の「売りたい」「見せたい」が透けて見えると、どうしても「広告じゃない?」と距離を取る傾向があります。彼らが知りたいのは、リアルな情報。その点、スポンサーと利害関係のない一般ユーザーが主体であるSNSは、より情報の透明性が高い、と受け止められているのです。

ブランドのSNSに反応がないのは「共感」されていないから

企業にとってSNSの魅力とは、コメントなどを通じて直接の反応が見えることで、ユーザーとより親密な関係を築きやすいところです。しかし多くの広報・PR担当者が「フォロワーが伸びない」「いいね!がつかない」という悩みを抱えているのも事実。この問題が起こる最大の原因は、ブランド側が「自分たちの発信したいもの」を紹介するから、というのがSNSの難しさであり面白さです

ブランド側が必ず押さえておきたい、SNSと付き合う基本姿勢は、発信側ではなく「ユーザーが主役」である、という点。自分たちが見せたいものや情報を垂れ流すだけでは、決してフォロワーは増えません。大切なのは、SNSそれぞれの特徴を押さえ「ユーザーが発信したくなる」「応援したくなる」情報を提供することなのです

まずは、国内主要SNSの特徴を押さえよう

ひと口にSNSといっても、それぞれ特徴が異なります。まず発信側はその違いを把握して、それぞれのSNSユーザーが求めるニーズに合った「発信したくなる情報」を提供する準備が必要です。

◆Facebook
現在、国内に約2,800万人のユーザーがいるFacebook。

・「実名登録」を前提としていること
・友人や会社関係など、実際の知人とつながっていること
・10~20代のユーザーより、30~40代のユーザーが中心であること
・写真、文章、動画をバランス良く使えること
が主な特徴です。

Facebookで情報を拡散する場合、ユーザーは「いいね!」や「シェア」を利用することになりますが、ブランド側は「大人が」「実名で」「友人・知人に」発信したくなる情報かという点を考慮しなくてはいけません。つまり他人に対し顔を見せて「私はこの情報をシェアしたい」と宣言できない情報は拡散しません

あからさまな広告が好まれないのはもちろんですが、ファッションを例にとれば、「新作の最新ビジュアルが到着!」などの感覚を刺激するトピックよりも「人気デザイナーが語る、オフィスでも活躍するカラーコーディネートのコツ」など、実際に役立つコンテンツのほうが好まれます。また当然ですが、仕事関係の人にも目に止まる可能性がある以上、カジュアルすぎる砕けた言いまわしの文章はシェアされづらい点にも注意しましょう

写真、文章、動画をバランス良く使えるので、ブランドのウェブサイトを補完する形で活用するのにも向いています。

<相性がいいターゲット/コンテンツ>
・大人の男女
・仕事や人生に役立つ知識やノウハウ
・知っていると便利な有益情報
・人生を豊かにしたり、心を打ったりするストーリー

◆Twitter
現在、国内に約3,500万人のユーザーがいるTwitter。

・匿名性が高いこと
・気軽に投稿できること
・10~20代のユーザーが多いこと
・短文投稿が中心であること
が主な特徴です。

Twitterの最大の特徴は、その情報拡散力です。誰かのつぶやきを「リツイート」したり、ハッシュタグをつけることで、あっという間に情報が拡がっていきます。匿名のユーザーが多く、発言に対する責任が少ないところも、この拡散力に拍車をかける役割に。もともとのフォロワー意外にも情報が届きやすい、という点ではTwitterが最も優れていますが、ブランド側は「いつ」「誰に」発信されてもいい情報かという点を固く意識しなければ、不用意なひと言があっという間に拡がって、炎上などの企業イメージ悪化に直結する、という怖さも押さえておかなくてはなりません

また、他のSNSに比べてカジュアルな雰囲気であることから、コメントに返信を返すなど、ユーザーとのコミュニケーションも図りやすくなっています。たとえば「夏の新作水着の最新ビジュアルが到着」というウェブサイトの情報をリンクで貼りつつ、「撮影時は3月、気温は5℃......鳥肌も立てず最高の笑顔を見せてくれた、モデルのみなさまのプロ意識も合わせてご覧ください」など、あえてカジュアルな語り口でコメントを展開し、ブランドに親しみやすさや共感を生む、という手法も有効です

また、定期的にブランドをエゴサーチして、褒めたり進めたりしてくれている人にお礼を言う、などのコミュニケーションも「〇〇ブランドがコメントくれた!」などと、広がりを生むきっかけに。内容の面白さと話題性がカギなので、短くキャッチーな言いまわしを大切にしましょう。

<相性がいいターゲット/コンテンツ>
・若い男女
・旬の情報、話題のニュース
・ブランドの人間らしさを伝えるひと言
・なるほど、と思う名言

◆Instagram
現在、国内に約1,706万人のユーザーがいるInstagram。

・ビジュアル重視であること
・情報をコレクションできること
・女性ユーザーが多いこと
・写真と動画が中心であること
が主な特徴です。

Instagramは、もともと写真加工のできるカメラアプリである、というバックグランドもあり、他に比べて圧倒的に写真の影響力が強いSNSです。文字だけでも投稿できるFacebookやTwitterとは違い、主に自分で撮影した写真を投稿し、世界観を表現するのが目的。そのため、見ていてうっとりする美しさ、ハッとする可愛らしい写真をアップしているユーザーに多くのフォロワーが集まる傾向にあります

またInstagramはハッシュタグの影響力が強く、「#(ブランド名)」「#(アイテム名)」などの定番のハッシュタグに加え、「#(ブランド名)大好き部」など、オリジナルのハッシュタグをつけて投稿することで遊び心や共感を演出します。これが浸透すると、ユーザーが同じハッシュタグで投稿をするようになり、シェアと同じ効果を生みだすようになります

シェア機能がなく、投稿にURLを貼ってもリンクが有効にならない不便さがありながらInstagramが今のユーザーに受ける理由のひとつが、他人に好きな世界を邪魔されないクローズド感です。有益な情報や素早さ、便利さよりも「自分の好き」を集めたい。その欲求をキャッチするには「キレイ」「可愛い」「これ好き」という気持ちに訴えられるかという点をいかに突き詰められるか、につきます。そのため「この写真を店頭で見せれば30%OFF」クーポンの配布など実用的な情報より、ブランドの新作をまとった魅力的なコーディネートや、ステキなライフスタイルを喚起させる店頭の写真を投稿し続け、ブランドの世界観を強めていくほうが、フォロワー増につながると言えます

とにかく写真が命ですので、人気ユーザーの投稿を参考にしながら、色彩や構図まで意識して投稿するのを大切にしましょう

<相性がいいターゲット/コンテンツ>
・女性ユーザー
・ファッションやコーディネートの提案・発信
・ライフスタイルの提案・発信
・ブランドのイメージ・世界観の発信

こんなブランドならこんな活用法を

これらの特徴を比較してみると、目的により活用するSNSが違うことが分かってきます。

たとえば、30代女性をターゲットに通勤でも使えるコンサバティブな服を提案しているブランドなら、FacebookとInstagramを中心に運用してはどうでしょう。Facebookではオフィスで使える着まわしのテクニックや、スーツなどすぐ洗えない服のお手入れ方法など役に立つ情報を、Instagramでは通勤のコーディネートの参考になるコーディネートをおしゃれな写真で投稿し続ける、などのすみ分けが考えられます。

一方、10代女性をターゲットにしたカジュアル服を提案しているブランドなら、Twitterで「00月00日、うちのブランドの服を着てショップに遊びに来てね。インスタの撮影会やるよ!」と呼びかけつつ、Instagramにそのときの写真をアップし、「#(ブランド名)撮影会」とハッシュタグで拡散させる、などの方法もあります。

ポイントをつかめば低コストで広告効果につながるのがSNSの魅力。漫然と「セールやります」「新作出ました」と情報をアップするだけでは、義理の「いいね!」がついて終わるだけです。まずは、どのSNSがターゲットに合うのか見極めて、戦略的に共感を呼ぶコンテンツを考えるところから始めましょう。

最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング