Fashion買ったモノ

【2018年ベストバイ】アニキこと片野英児が今年買って良かったモノ

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ALPHA INDUSTRIES M65フィールドジャケット

アニキ:これは実際にアメリカ軍で使われていたミリタリージャケットをベースに作られたもので、1990年代ぐらいに一般的に販売されていたものです。ただ、今のアルファ インダストリーズは東南アジアで作っているんですが、これはアメリカ製なんですよ。

F:どのあたりが魅力ですか?

アニキ:デッドストックで買ったんですが、軍モノじゃないけどアメリカ製、というところですかね。あとこの色。

F:ミリタリーといえばオリーブグリーン系のイメージが強いですが、なぜベージュを?

アニキ:昔は「MA-1の本物はグリーンで裏地がオレンジだろ」みたいに思っていたけど、これはこれで魅力を感じ始めて。今50歳なんですけど、もう少し年を取ってジジイになった時に、こういうベージュ系のジャケットを野暮ったく着るのも格好良いかなと。枯れた中年感も味だなと思っているので。

F:なんとなく将来像が見えてきました。

アニキ:ガシガシ洗濯して、絶賛味出し中です。

 

BURBERRY ステンカラーコート

F:年季の入ったアイテムですね。年代のものですか?

アニキ:かなり古いとしかわからないです。コットン100%でシンプルですけど、この玉虫色が良いんですよね。ブルックス ブラザーズのシャツもそうですが、こういうスタンダードなものはオーラがあるというか、服の力を感じるんです。

F:中のバーバリーチェックは現行のものとは少し違うようです。

アニキ:今のチェックが使われる前だったのかも。昔のバーバリーのステンカラーコートは、品質表記がブランドタグの下にあるんです。だから古着屋でここを確認している人を見たら、同業者かな?って意識しちゃいますね。

F:どこが気に入っていますか?

アニキ:一枚袖というところかな。バーバリーのステンカラーコートって、袖が2枚の生地で作られているものが多いんですよ。でも昔のもので1枚で作られているのもあって、着た時の肩のラインとか落ち方が綺麗なんですよね。一枚袖のバーバリーは数が少ないんですけど、こういう企画や自分の連載とかで紹介するとまた減っていく......自分で自分の首を絞めているんですかね(笑)。

 

PARABOOT シャンボード

アニキ:パラブーツのシャンボードは昔ずっと履いていたんですけど、しばらくは気分じゃなかったので靴箱で眠っていたんですよ。でも震災後に、歩きやすいスニーカーとかラバーソールのマーケットが広がったじゃないですか。改めて靴箱を見返すと、フォルムの普遍性とか外羽根とかに惹かれて、また履きたいという気分になりました。

F:すでにシャンボードを持っていて買い足したんですね。

アニキ:これはデカタグと呼ばれるもので、タグが普通のものより大きいんです。あと、この濃い茶色のものは履いていくうちにシミができたり、エイジングしていく過程を楽しめるので好きなんですよね。

F:マメにケアをしていそうですね。

アニキ:いや基本的にあまりしないんです。傷がついても良いし、できるだけ自然な状態が良いので。たまに色があまり付いていないクリームを塗るくらいで、あとはもう自然のまま楽しむ感じです。

F:久しぶりにパラブーツのシャンボードを履いた感想は?

アニキ:やっぱり歩きやすい。もともと登山靴を作っていたので、ゴツくて重そうな見た目ですけど、履いてみるとすごく快適です。今年はアメリカの軍モノとかリーバイスのデニムなどを履いているときに、足元だけフランスブランドという感じでよく履きましたね。若い頃は、一時期フレンチブームというか、フランスかぶれ時代というのがありましたが。

F:それはいつ頃?

アニキ:80年代後半とか90年代頭くらいで、20代かな。「セントジェームス(SAINT JAMES)」とか全身フランスブランドを着て、フレンチがイケてるゼみたいな、ちょっと勘違いしがちな時代もあったんです。でもその当時に買ったものが年月を経てもやっぱり良いなと思えたり。こういうスタンダードなものって長い付き合いができるんですよね。

 

RED WING ミルワン ブルーチャー・オックスフォード

アニキ:アメリカ海軍のサービス シューズを元に作ったレッド ウィングのミルワンです。レッドウィングって、作業靴とかアウトドアシューズだったりタフなイメージですよね。これはセミドレスでドレスシューズのような雰囲気もありながら、シワの入り方とかステッチでちょっと無骨な一面もあるところがグッとくるんです。

F:よく馴染んだ感じがしますね。

アニキ:これは新品で買ったんですけど、結構履きました。赤羽でよく飲むんですけど、直訳するとレッドウィングじゃないですか。レッドウィングを履いて赤羽で飲むという動画を何回か上げています(笑)。

F:履き心地はどうですか?

アニキ:最初は少し硬いんですけど、すぐ馴染んで今は快適。これから長い付き合いになる友人みたいな。良い靴です。

F:レッドウィングは他にもお持ちなんですか?

アニキ:この他だとポストマンというフラットソールの靴を持っていますが、それもかなり付き合いのいい友人ですよ。

 

JS Sloane ポマード

アニキ:昔は長髪だったんですけど、3年ほど前に古き良き昭和の七三分けみたいな髪型に憧れて、短くしたんです。最初はハードジェルで固めていて、でも頭を触りにくいんですよね。よくあるポマードだと油でギトギトになっちゃうし匂いも独特で嫌だなと思っていた時に、これを見つけたんです。

F:これもポマードですよね?

アニキ:水性のポマードなんです。触ってもそんなにベトベトはしないし、水で洗えばすぐにサラサラする。昭和のお父さんみたいないい香りがするし、ガラスじゃなくてプラスチックの容器なので割れる心配もない。

F:かなりお気に入りですね。

アニキ:一回気に入ったらずっと同じものを使うタイプで。これは水性ですけど、油って大事ですよ。50歳になったし、逆に脂っこくいようと。

F:脂っこく。

アニキ:オイルドジャケットもそうですけどね。爽やかでクリーンなものを求める若い子たちに、油を差すことで「油断するな」と謳っていこうかなと思っているんです。字のごとく、油断って油が断たれると起こってしまうんじゃないかなと。

F:なるほど。

アニキ:例えば今の時期だと、忘年会でお酒を飲んで取り乱してしまうとか。それは油断しているからでしょ。だから油を足していかないと。オイルドジャケットを着て、髪の毛にポマードを塗って、油断せずキチッとしようという思いを込めて。

 

今年のお買い物を振り返って

F:今年のお買い物を振り返ると、どんな1年でしたか?

アニキ:あまり1年間でどういうものを買ったか振り返ることがなかったので、すごく新鮮でした。今年は本当に良いものが買えたな〜と思いましたね。

F:20代のころにフレンチにかぶれたように、今ブームはありますか?

アニキ:そういうのはなくなりました。フレンチもイタリアも経て、でもせっかく日本に住んでいるんだし、日本人の感覚でイタリアもイギリスもアメリカも、良いと思ったものをミックスしたら良いんじゃないかと思ってきたんです。でも小ブームはありますけどね。ヨーロッパのミリタリーのことを考えて眠れなくなるとか。

F:では、最後に2019年に買いたいものはありますか?

アニキ:う〜ん、特にないですね。古着とか服って出会えるかどうかなので、偶然的な出会いで買いたいんです。でも来年の目標はありますよ。

F:何でしょう?

アニキ:「#油断するな」を流行らせる!です。

■片野英児
1968年東京生まれ。総合広告代理店勤務を経て、フリーランスとして独立。講談社デジタルメディア「FORZA STYLE」のアニ散歩コンテンツの企画出演及び執筆の他に、フリーランスとしてテレビ、イベント出演などメディアの枠を超えて活躍中。2015年より「FORZA STYLE」で定番服と昭和グルメをクロスさせたコラム「アニ散歩」を連載開始し、人気コンテンツとなる。さらに2016年からサッポロビールのウェブサイト「赤星探偵団」にて赤星の飲める名店を紹介する「赤星アニ散歩」を連載し、イベントに出演。コラム連載の他に「アニ散歩動画」ではYouTubeにて40万回以上の再生回数を達成する。

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