閉店セレモニーに登壇した山上敦店長
Image by: FASHIONSNAP.COM

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伊勢丹府中店が23年の歴史に幕、別れを惜しみ涙ぐむ客も

閉店セレモニーに登壇した山上敦店長
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 伊勢丹府中店が、9月30日をもって閉店した。最終営業日の今日は閉店を前に多くの人が来店し、買い物や記念撮影を行う人々で賑わいを見せた。

 1996年にオープンした伊勢丹府中店は開店初年度の売上高261億円をピークに赤字が恒常化し、2003年度以降は合計約34億円の減損損失を計上していた。閉店に伴い7月17日からファイナルセールを実施。正面玄関には府中市のシンボルである欅をモチーフにしたモニュメントが設置され、欅の木には利用者からのメッセージ約6,000枚が飾られた。

 最終営業日となった今日は営業開始前から約1,200人が行列し、通常開店時間の10時から5分早めた9時55分にオープン。終日、買い物客で賑わいを見せた。19時の閉店を前に、18時30分ごろから閉店の瞬間を見守ろうと約1,000人の来店客が2階正面玄関前に集い、19時過ぎには山上敦店長が2階正面玄関に登場。多くの来店者が見守る中で「1996年4月3日の開店以来、23年の長きにわたり府中の街で営業を続けて参りました。営業終了発表後にはお客様から温かいお言葉もたくさん頂戴し、改めてお客様や府中の街に育てて頂いた店なのだと実感しております。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 伊勢丹府中店から車で約10分の距離に住んでいるという20代女性は、同店について「家族でよく来ていた場所。ここの写真館で七五三も成人式の写真も撮影したので、自分の成長の記録と伊勢丹の歴史を重ね合わせてしまい、すごくショックだった」と閉店を惜しんだ。50代女性は「すぐ近くに住んでいて、気軽に来れる百貨店が無くなってしまうのはすごく悲しい。家族と物産展で買い物したり、お寿司を食べに来たりと、開業した頃から通っていた」と、涙ぐみながら家族と過ごした思い出を振り返った。

 なお、今日は府中店のほか、相模原店も閉店を迎えた。

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