5月30日に全館営業を再開した伊勢丹新宿店の様子
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Image by: FASHIONSNAP.COM

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百貨店7月の売上は前月より低迷、セールの前倒しやコロナ再燃が影響

5月30日に全館営業を再開した伊勢丹新宿店の様子 Image by FASHIONSNAP.COM
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 三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、エイチ・ツー・オー リテイリング、J.フロント リテイリング、松屋の主要百貨店5社が8月3日の今日、7月の売上速報を発表した。夏のセールを例年よりも前倒して開催したことや、7月中旬以降の新型コロナウイルスの新規感染者数の急増に伴う外出自粛の影響などにより全体の売上が低迷した。

 各社の売上高の前年同月比は既存店ベースで、三越伊勢丹ホールディングスが22.6%減、高島屋が19.6%減、エイチ・ツー・オー リテイリング(阪急阪神百貨店)が14.2%減、J.フロント リテイリング(大丸松坂屋百貨店)が24.9%減、松屋(銀座本店)が38.5%減だった。全社ともに免税売上が大幅減の厳しい状況が依然続いている。

 首都圏の三越伊勢丹の店舗では新規感染者数の急増を受けた外出自粛要請などにより、客数が前月よりも減少。三越伊勢丹ホールディングスの国内グループ百貨店の売上については前年比を上回っており、カテゴリー別では家具インテリアや食品の売上が堅調に推移した。また、大都市圏や都市店舗では、ラグジュアリーブランドのハンドバッグや宝飾品などの高額品の需要が上向いているという。ECでの売上は前年比1.4倍と引き続き好調で、ワインをはじめとする酒類やハンドバッグ、財布などが人気だった。

 7月1日から通常営業に戻したエイチ・ツー・オー リテイリングは、3密回避の観点から集客に繋がる催事や販促施策の自粛を継続。クリアランセールの前倒し開催や、梅雨の長雨や豪雨災害による消費マインドの減退を受け、前半2週間の売上は前年同期比69%と低調だった。7月中旬に復調傾向に向かうも、25日以降は新型コロナウイルスの新規感染者数の急拡大により苦戦した。なお、お中元の売上高は前年同期比102%と好調で、店頭売上が同90%、ECでの売上が同129%となった。

 松屋は、クリアランスセールにおいて衣料品が苦戦し、月累計の売上高は前年同月比約4割減となった。また、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、入店客数が前年比5割減と低迷。インバウンドの売上はほぼ消失したものの、7月の売上の軸となるお中元商戦において前年比約20%増と好調で、全体の売上を牽引した。また、月後半から開催中の展覧会「誕生65周年記念 ミッフィー展」が人気を集め、館全体の回遊を促しているという。

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