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青山商事、AOKI、はるやまの紳士服大手3社が大幅減収 マスクは販売好調

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 青山商事、AOKIホールディングス、はるやまホールディングスの紳士服メーカー大手3社が8月7日、2021年3月期第1四半期(2020年4月1日〜6月30日)の業績を発表した。各社で製造したマスクはいずれも即日完売するなど好評だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う店舗の臨時休業や営業時間の短縮により、売上高は前年同期から3〜5割減少し、営業赤字を計上した。

 青山商事のビジネスウェア事業の売上高は前年同期比54.5%減の177億3300万円で、3社の中では最もマイナス幅が大きかった。メンズスーツの販売が苦戦し、販売着数は前年同期比53.9%減の16万5000着に落ち込んだ。セグメント損益は73億8400万円の赤字(前年同期は8億5900万円の黒字)だった。また、臨時休業中の店舗の賃借料や人件費、減価償却費など固定費関連の費用として、19億7600万円を特別損失に計上。収益を改善するために、今四半期は不採算の32店舗の営業を終了した。マスク不足を受けて製造に乗り出した布マスクは、コストパフォーマンスの高さが好評を博し、初回の抽選販売では1万枚の準備数に対して約57万枚の応募があった

 AOKIホールディングスはオフィスカジュアル化を受け、着回しのしやすいセットアップスーツやジャケットを新たに提案したほか、新型コロナウイルス感染拡大に伴うマスク不足への対応策として洗って繰り返し使用できるマスクを開発。一連の取り組みにより、ファッション事業の売上高は前年同期比31.4%減の165億9500万円となり、他の2社よりもマイナス幅を抑えることができた。なお、営業損益は29億4400万円の赤字(前年同期は3億9500万円の赤字)を計上した。

 はるやまホールディングスの売上高は前年同期比36.9%減の73億9300万円、営業損益は15億3600万円の赤字(前年同期は2億6800万円の赤字)だった。同社も今四半期はニットシャツの生地を使用したマスク「デニム調プリント布マスク」や、接触冷感素材を採用し自宅で洗って繰り返し着用可能なマスク「クールプレストマスク」を販売し、いずれも即完売するほど人気を集めた。好評を得たことからクールプレストマスクは1万枚の追加販売を予定している。

 近年はオフィスファッションのカジュアル化などを背景にスーツの需要が減少。厳しい景況が続くなか、新型コロナウイルスの流行が業績低迷に追い打ちをかけたことで、アメリカでは老舗ブランド「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」と、米国紳士服チェーン「メンズウェアハウス(Men's Wearhouse)」を展開するテイラード・ブランズ(Tailored Brands)が経営破綻し、米連邦破産法第11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した。

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