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はるやまホールディングスの新社長に、元AOKI社長の中村宏明氏が就任する。現社長を務める創業2代目社長の治山正史氏は、取締役会長に就く。ビジネススーツの需要が減少する中、新体制は「企業価値のさらなる向上」を目指しライバル企業の元代表を据えた改革を行う。
中村氏は1963年生まれ、東京都出身。成蹊大学法学部卒業後、アオキインターナショナル(現AOKIホールディングス)に入社し、グループ業務改革担当などを務めた。2017年4月に子会社のAOKI代表取締役社長に昇格し、国内初のビジネスウェアの月額定額サービス「suitsbox」の立ち上げなどに取り組み、2018年6月にはAOKIホールディングス取締役副社長に就任したが、わずか3ヶ月後の同年9月に辞任することとなった。その後はアンカーズ取締役やポラリス・キャピタル・グループ顧問を務めた。
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はるやまホールディングス子会社のはるやま商事でも、今年4月から中村氏が治山氏から代表取締役社長を引き継いでいる。新体制は6月29日開催の定時株主総会およびその後の取締役会を経て、正式に決定する予定。中村氏は、現在担当しているはるやま商事社長も兼務する。
なお、はるやまホールディングスの2021年3月期の連結業績は、売上高385億2900万円(前期比23.8%減)、営業損益36億8700万円の赤字、当期純損益48億8000万円の赤字に沈んだ。今期(2022年3月期)は黒字回復を目指し、当期純利益1億円を業績予想に掲げている。
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