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スポーツ用品アルペンが「ティゴラ」をリブランディング、低価格で高機能な日常着を提案

ビームスとの協業によるライン「ティゴラ ビームスデザイン」 Image by FASHIONSNAP.COM
ビームスとの協業によるライン「ティゴラ ビームスデザイン」
Image by: FASHIONSNAP.COM

 スポーツ・アウトドア用品を展開するアルペン(Alpen)が、スポーツウェアブランド「ティゴラ(TIGORA)」をリブランディングし、ライフスタイルアパレル事業に本格参入する。9月16日の今日、事業戦略発表会と2020年秋冬シーズンの展示会を開催。代表取締役社長の水野敦之が登壇し、リブランディングの経緯と戦略を説明した。

 アルペンは1972年に名古屋市押切にオープンした約15坪のスキーショップから始まり、ウィンタースポーツブームと共に低価格戦略や郊外大型店の出店などで業績を伸ばした。1983年にはゴルフ事業を、1997年に大型総合スポーツ店事業「スポーツデポ」を立ち上げ、売上高2000億円を超える規模に成長。創業4年目の1976年から高品質かつ低価格のオリジナルブランドの開発に取り組み、ティゴラは2006年に様々なスポーツシーンで使えるウェアとギアのブランドとしてスタートした。

 ティゴラの2015年6月期の売上は100億円程度だったが、スポーツウェアを日常着に落とし込むアスレジャースタイルの流行などの影響で2020年6月期は150億円を達成。アルペンは、新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの普及などにより、これまで以上に機能的で快適なアパレルの需要が拡大すると予想し、更なる事業成長に向けてリブランディングを決めた。

 新生ティゴラでは、高機能ウェアの市場で日常着に適したデザインが少なく、高価格帯である点に着目し、「アフォーダブル スポーツ ライフスタイルウェア(AFFORDABLE SPORTS LIFESTYLE WEAR)」をコンセプトに、オフィスなどでも着用できる低価格帯でシンプルなデザインの高機能ライフスタイルウェアを展開。商品は、アウトドアシーンでも使用できる高い機能性が特徴の「ティゴラ アルティメイト(TIGORA ULTIMATE)」、新生ティゴラの軸となる高い機能性をデイリーウェアに落とし込んだ「ティゴラ スマート(TIGORA SMART)」、ビームスとの協業によって、アルティメイトやスマートよりファッション性を高めた「ティゴラ ビームスデザイン(TIGORA BEAMS DESIGN)」の3シリーズで構成する。

 ティゴラ アルティメイトからは中空糸を使用して保温性と軽量性を実現したアルペンのオリジナル素材デライト(DELITE®)を採用したロングコート(8990円)やステンカラーコート(9990円)などを製作した。ティゴラ スマートでは、段ボールのような3層構造で保温性に優れたダンボールスウェット素材を使用したフルジップパーカ(4990円)とクルーネック(4490円)をはじめ、裏地に遠赤外線や熱を反射するアルミ蓄熱機能を配したフードジャケット(7990円)、ノーカラージャケット(6990円)、ノーカラーロングコート(7990円)を展開する。ティゴラ ビームスデザインでは、ビームスのコーポレートカラーのオレンジを随所にあしらい、撥水防風機能を施したダウンジャケット(1万4990円)に加え、伸縮性のあるストレッチシャツワンピース(7990円)、ドライサーマルマキシワンピース(5990円)などを用意する。

 リブランディングに伴い、9月18日に初の直営店「ティゴラ バイ スポーツ デポ(TIGORA by SPORTS DEPO)」をららぽーと立川立飛に、10月末には2号店をららぽーと横浜にオープン。これまで郊外の大型スポーツ店を中心に出店してきた同社だが、客層の幅が広いショッピングセンターに出店することでスポーツに馴染みのない新規顧客の獲得を狙う。また、10月初旬には立川立飛店を再現したバーチャル店舗をインターネット上で展開し、商品をタップすることでオンラインサイトで購入できる機能や、ブランドアンバサダーの加治ひとみと三浦理志の着用画像が見られるコンテンツなどを用意する。リブランディングしたティゴラのアイテムは、スポーツデポなどの既存店でも9月18日から順次販売する。

 水野敦之氏はブランドの強みについて「過酷な状況にも耐えられるスポーツウェアの開発で培った技術」をあげ、「オフィスやデイリーでも使えるデザイン性に優れたウェアにこれまでスポーツウェアで培ってきた技術を落とし込むことで他社ブランドと差別化し、成長させていきたい」とコメントした。新生ティゴラの2021年度の売上高は200億円と、前年から50億円の増加を見込む。

■アルペン:公式サイト

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