「バルミューダ(BALMUDA)」が、初の掃除機「バルミューダ ザ・クリーナー(BALMUDA The Cleaner)」を発表した。10月15日の今日発表会を開催し、寺尾玄社長が新製品のプレゼンテーションを行った。
バルミューダは、「クリエイティブな心で夢見た未来を、テクノロジーの力で実現して人々の役に立つこと」をミッションに2003年に設立。2010年に初の空調家電として扇風機「GreenFan」を発表し、2015年に開発したキッチン家電スチームトースター「BALMUDA The Toaster」で売り上げを伸ばしてきた。これまで5年間隔で新ジャンルを開拓する商品を開発しており、今回発表した掃除機でクリーナー市場に参入する。
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バルミューダ ザ・クリーナーは、2020年発売の新商品に向けて社内でヒアリングを行ったところ「掃除機を作って欲しい」という声が多かったことから2018年冬頃に開発をスタート。開発当初、掃除機よりもフロアワイパーを愛用していたという寺尾社長は、掃除機がフロアワイパーよりも不便だと感じる点として「前後にしか動かせないこと」「取り出しにくいこと」の2点を挙げ、バルミューダ ザ・クリーナーでは自由自在に動かせる操作性を追求した。
吸引部のクリーナーヘッドには、ホバークラフトから着想を得て、2つのブラシを搭載したデュアルブラシヘッドと、根元の360度スワイプ構造による同社独自の「ホバーテクノロジー」を採用。クリーナーヘッドの前後に取り付けた2つのブラシをそれぞれ内側に回転させることで床面との摩擦を低減し、ブラシの間に取り付けた二輪式のキャスターや、前後左右あらゆる角度へ動く360度スワイプ構造のユニバーサルジョイントによって自由自在な操作性を実現した。また、クリーナーヘッドの4つ角にある「角ローラー」によって壁際での動作にもスムーズに対応する。
ハンドルは身長や姿勢に関わらず操作ができるようスティックタイプに仕上げ、ボタンはオンとオフの1つのみ。長押しすることで標準モードと強モードが切り替わり、連続動作時間は標準モードで30分、強モードで10分となっている。ダストボックスの容量は0.13Lで、ダストボックスとクリーナーヘッドの2つのブラシは取り外すことで水洗いできる。充電時間は約4時間で、充電スタンドは立ち姿が最も美しく見えるよう5度傾く仕様に設計し、部屋になじむ自然なデザインに仕上げた。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、価格は税別5万4000円。すきま用ノズルとの付け替えが可能で、来春には現在開発中のノズルセットを発売する予定だという。今日からバルミューダ オンラインストアやバリュミューダ ストアで予約を開始し、11月17日に発売する。
発表会の最後に寺尾社長は「約2年かけた新商品を発表できましたが、クリーナージャンルの商品は今もなお開発の真っ只中です」とコメント。今後、クリーナージャンルから2021年と2022年にそれぞれ2商品ずつ新製品を発表する計画だという。
■バルミューダ:公式サイト
寺尾玄社長
Image by: FASHIONSNAP
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