「あやしい絵展」ポスターヴィジュアル
ミステリアスな作品が並ぶ展覧会「あやしい絵展」が、東京国立近代美術館で開催される。会期は2021年3月23日から5月16日まで。
展覧会では、ミステリアス、退廃的、妖艶、グロテスク、エロティックといった単語が当てはまる、美しいだけでは表現できない作品を「あやしい絵」として紹介。幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などを公開する。
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作品は、上村松園の「花がたみ」や鏑木清方による「妖魚」の陰画(ネガ)、甲斐庄楠音の「横櫛」、橘小夢が制作した「安珍と清姫」などを展示。このほか、アルフォンス・ミュシャ(Alfons Mucha)、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)、オーブリー・ヴィンセント・ビアズリー(Aubrey Vincent Beardsley)ら日本の画家に影響を与えた西洋美術家による作品を紹介する。なお、同展は2021年7月3日から8月15日までの期間、大阪歴史博物館への巡回を予定している。
■あやしい絵展
・東京会場
会期:2021年3月23日(火)〜5月16日(日)
会場:東京国立近代美術館 1階企画展ギャラリー[北の丸公園・竹橋]
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00〜17:00(金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※3月29日(月)、5月3日(月)は開館、5月6日(木)
・大阪会場(予定)
会期:2021年7月3日(土)〜8月15日(日)
会場:大阪歴史博物館
住所:大阪府大阪市中央区大手前4-1-32
公式サイト
「あやしい絵展」ポスターヴィジュアル
月岡芳年《『魁題百撰相』のうち 辻弥兵衛盛昌》明治元年、町田市立国際版画美術館、半期展示
曾我蕭白《美人図》江戸時代(18世紀)、奈良県立美術館、東京展のみ、2週間展示
藤島武二《鳳(与謝野)晶子『みだれ髪』装幀》明治34年、明星大学、通期展示
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《マドンナ・ピエトラ》1874年、郡山市立美術館、通期展示
藤島武二《婦人と朝顔》明治37年、個人蔵、通期展示
青木繁《大穴牟知命》明治38年、石橋財団 アーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)、東京展のみ通期展示
橘小夢《安珍と清姫》大正末頃、弥生美術館、半期展示
水島爾保布《谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』(春陽堂、大正8年)挿絵》大正8年、弥生美術館、半期展示
甲斐庄楠音《横櫛》大正5年頃、京都国立近代美術館、通期展示
島成園《無題》大正7年、大阪市立美術館、半期展示
上村松園《焰》大正7年、東京国立博物館、東京展のみ、2週間展示
上村松園《花がたみ》大正4年、松伯美術館、半期展示
北野恒富《道行》大正2年頃、福富太郎コレクション、2週間展示
小村雪岱《刺青(邦枝完二「お傳地獄」挿絵原画(『名作挿画全集』のための))》昭和10年、埼玉県立近代美術館、半期展示
高畠華宵《『少女画報』 大正14年8月号 表紙》大正14年、弥生美術館、半期展示
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