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アウトレットと何が違う?話題のオフプライスストアを解説

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トレンドの最先端である欧米で、数年前から注目されている「オフプライスストア」。日本でも出店が相次いでおり、今年3月にはワールドが展開する「アンドブリッジ」の最大店舗がOPENして大きな話題となりました。人気ブランドやメーカーの商品が通常より安価で販売されているので、消費者にとっては買い物をする際の選択肢が増えるわけですが、「アウトレット」とは何が違うのでしょうか?そして、普及の背景にはどんな要因があるのか、さらに「オフプライスストア」での働き方についても考察します。

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広がりを見せるオフプライスストア

近年話題のアパレル業界における新業態「オフプライスストア」とは、ファッションブランドの余剰在庫やシーズンを過ぎた商品を様々なメーカーからセレクトし、ひとつの店舗で販売するビジネスモデルです。広い倉庫を確保することで在庫品を低価格で大量に仕入れることができ、新品アイテムの大幅な値下げが可能となっています。また、敷地が広く、豊富な種類の商品を並べられる郊外への出店に加え、首都圏への出店やECサイトでの展開など、多方面に広がりを見せています。

都心や百貨店にも進出するワケ

比較的、生活圏から離れている「アウトレットモール」は来店頻度が年数回なのに比べ、「オフプライスストア」は首都圏にも出店することで、近距離の消費者を囲い込み、来店頻度を上げる工夫がされています。それは、大幅な値下げが可能だからこそ商品の単価が低くなり販売効率を稼ぎにくい、というマイナス面をフォローするためでもあります。

例えば、サザビーリーグが手掛けるセレクトショップの「エストネーション」が銀座店をオフプライスストア「 エストネーション セントラル」としてリニューアルオープンしたり、ビームスやベイクルーズなどが都心に期間限定のオフプライスストアを出店したのも話題となりました。さらには百貨店に出店するケースもあるなど店舗拡大が進んでおり、今後ますます注目のビジネスモデルとなりそうです。

アウトレットストアとの違いとは?

ブランドやメーカーの在庫品を安く販売することから、同じ業態のように感じる「オフプライスストア」と「アウトレットストア」ですが、大きな違いがあります。ひとつの店舗に多種多様な有名ブランドのアイテムが並ぶのが「オフプライスストア」、自社ブランドの商品のみを取り扱うのが「アウトレットストア」です。様々なブランドの店舗(アウトレットストア)を集めてモール化したのが「アウトレットモール」になります。

「アウトレットストア」は自社ブランドのアイテムのみを取り扱うため、商品の種類が少なくなりがちですが、アウトレット限定商品を設けるなどの方法で販売効率を上げています。一方、様々なブランドのアイテムを一気に並べることができる「オフプライスストア」は、品揃えの豊富さが大きな魅力と言えます。その反面、人気商品ばかりが売れて、売場面積に対する販売効率が低下する傾向もあるため、計画的な品揃えやバイヤーの目利きによる選択的な商品の調達などが重要とされています。中には、キッチングッズやコスメなど、衣服以外のアイテムを揃える店舗もあるなど、今後のさらなる改善が見込まれています。

普及の背景にある余剰在庫問題

「オフプライスストア」の普及の背景には、余剰在庫や実売期を逃した商品が溢れていることが上げられます。世界はもとより、日本では1年間で10億着を軽く超える衣服が廃棄されている余剰在庫問題が深刻なうえ、昨年からの新型コロナウイルスの影響もあり売上げが激減。各メーカーやブランドが抱える在庫がさらに多くなっています。この現状が、「オフプライスストア」の広がりを後押ししていると言えるでしょう。また、アパレル業界における「サステナブル」の浸透も要因に上げられます。廃棄処分の削減を目指す各ブランドの「サステナブル」に取り組む意識が強くなっていることから、「オフプライスストア」の存在感が高まってきています。

オフプライスストアでの働き方

「オフプライスストア」に関係する主な職種には、販売スタッフ、商品管理、店長候補などがあります。今後、新しく出店される場合が多いため、立ち上げに関わる可能性が高いでしょう。販売や接客、アイテム管理、従業員管理、店舗周辺のリサーチなど、経験を積んだ即戦力となる人材が求められそうです。将来的に「オフプライスストア」以外への異動が可能かも気になるところですが、現状では、基本業務→管理者→店長とキャリアを積み、新規開業する店舗を任されるというキャリアパスが一般的と考えるのが良さそうです。

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