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知っておきたい「革製品」の種類や仕立ての基本用語

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こんにちは、タニグチレイです。

今までは素材としての「革」について少しずつ知っていただきました。これは製品の材料であり、使用、製造されて革製品として流通します。

皆さんのお店でも、靴や鞄、財布やベルトなど何かしら取り扱いがあるのではないでしょうか?所有している革製品もこの辺りが一番多いのではないかと思います。

革製品や革小物と呼ばれる代表的な製品は、鞄や財布などです。店頭の売り上げ比率を製品ごとにカテゴライズする時は、革製品ではなく鞄(バッグ)としているかもしれませんね。財布やキーケース、パスケースなど数種類の取り扱いがあるこちらは、革小物としてまとめていることが多そうですね。

今回はそんな革製品や革小物の種類や仕立てなどを記載してみたいと思います。当たり前に知っていることから今ではほとんど言うことがなくなったものまであるかもしれませんんが、接客のどこかで使ったことや使うことがあるかもしれないワード。鞄と小物の中から取り上げて行ってみます。

種類

まずは旅行鞄から。今はなかなか使える機会も減ってしまっていますね。

トランク:大きな箱型をした長期旅行用鞄。
オーバーナイトケース(オーバーナイター):小旅行に使う鞄
スーツケース:キャスター付き(が多い)の箱型衣服入れ
キャリーバッグ:ソフトタイプのスーツケース
ガーメントケース:ハンガー付きの衣料入れ鞄

と、簡単にはこんなところでしょうか。オーバーナイトケースはあまり聞かないかもしれません。聞かないというよりは大容量のビジネスバッグがそれに代替するようなものかもしれませんね。実用的には大きめのトートバッグがあれば十分だったりするのでかなりニッチなアイテムに思えてきました。ボストンバッグなども旅行に限らず多目的で使用される鞄としてありますね。

次にビジネスバッグ。

アタッシュケース:書類やファイルなど収納する硬質なビジネス鞄
ブリーフケース:書類などを収納するビジネス鞄
ポートフォリオ:薄手の書類入れ
ダレスバッグ:開口部が口枠構造になった錠前付きビジネス鞄

こちらも簡単に。種類を挙げてみるとクラシカルな印象を持つ方がほとんどかと思います。今のビジネスシーンでは、アウトドアのリュックを使用している方をたくさん目にします。差し支えることさえなければスタイルに合わせたものを使用すれば良いと思いますので、ここで挙げたものが正解と言っているわけではありません。紙の書類が減ったり、ビジネススタイルの変化とともに、アタッシュケースやダレスバッグのようなハード系ビジネス鞄は減っています。ですが、職種によっては求められていたり使われていますので、知っておくと良いでしょう。PCやタブレット必携になっている今では、求められる仕事用の鞄も変化していきますよね。

他にもリュックやトートバッグ、ショルダーバッグなどもありますが、カジュアル向けの鞄は想像しやすいと思いますので割愛します。

次に革小物。これも種類の名称はわかりやすいものが多いので二つだけ挙げておきます。

札入れ:紙幣を入れて2つまたは3つに折ることができるもの
束入れ:紙幣を折らずに入れる長札入れ

この辺りは二つ折り財布とか長財布と呼ぶことの方がきっと多いでしょう。急に札入れや束入れと言われてもどっちがどっち?となるかもしれません。ちなみに札入れは「billfold」束入れは「wallet」のことなので、元々の英語の名称を思い出していただくと間違えないと思います。一般的に小銭入れ付きのものを指し、形状としてはラウンドファスナー型やL字ファスナー型などもあります。最近ではキャッシュレス生活の方も増えてきているので、財布もコンパクト化しています。自分の生活スタイルに合わせて何が必要で何が必要ではないかによって、財布選びに苦労されている方も多いです。最近では色々な形状が出てきているので、一番しっくりくる形を提案したいですね。

仕立て

では、次に仕立てにいきます。こちらは鞄にも小物にも使われることが多いのでまとめて挙げていきます。

切り目:裁断した革をそのまま縫い合わせ、断面に染料を塗りワックスなどで磨き上げる
へり返し:重ね合わせた片方のへりを他方に被せるようにして接合する
菊寄せ:丸みのある角のへり返しによる革のたるみを放射状に均一になるよう皺寄せを行う
ネン引き:ヘリと平行になるように、熱した鉄製のヘラで直線の当たりを付ける
縫い返し:おもて面同士を合わせて裏面から縫い、その後おもて面を外側に返す

上の4つは財布や名刺入れなどの革小物を見るとわかりやすいかもしれません。切り目の断面は処理せずそのままでは毛羽立ちがあるので、へり落としでヘリを落としてトコ処理剤で仕上げます。染料を使用して着色することも多く、厚みがあるわりに均等に仕上がっているものは時間をかけて確かな技術で仕上げられています。はみ出してしまったらアウトなのでかなり神経を使う作業だと聞きます。菊寄せも非常に精密に仕上げられているものはとても美しく一見の価値はあると思います。構造は同じでも製品の見た目に大きく関わる部分。特別なこだわりがなければ必要ではないかもしれないけれど、少し満足したり思い入れに繋がることです。まずはこの辺りから見比べてみるのもおすすめです。

それでは、また来月。

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