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「Qoo10」が日本と韓国の公式ショップのみ厳選したファッションの売り場を新設 ロペピクニックやハニーズが出店予定

 eBay Japanが運営する「キューテン(Qoo10)」が、ファッションに特化した売り場を2022年4月に新設すると発表した。日本国内と韓国の公式ブランドのみを取り揃えたサイトを開発し、300ブランドを誘致する予定。初年度に売上100億円を目指す。

プレゼンの様子 Image by FASHIONSNAP
プレゼンの様子
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 キューテンはファッションからビューティー、ライフスタイル、フードまで幅広いアイテムを展開し、特に韓国発のブランドを豊富に取り揃えている。登録会員数は今年6月時点で1900万人にのぼり、韓国トレンドが好きな10〜30代の女性を中心とした利用者を多く抱える。ユーザーの8割が女性で、年代別では10〜30代が67%を占めるという。

 出店数は1万8100店舗あり、登録商品数は12億以上。EC需要の高まりを背景に、今年に入ってからはファッション関連の販売者数が増加し、前年同期(1〜10月累計期間)から50%増、公式ショップは280店舗純増となった。全体の流通額も30%伸長し、公式ショップが販売するアパレルのほかに、インフルエンサーが手掛ける下着・インナーなども売れているという。今年9月にはライブショッピングをスタート。毎週水曜日に実施し、「チュー(Chuu)」や「キルシー(KIRISH)」といったショップでは他のプラットフォームよりも視聴者数が高い水準を記録するなど反響があるという。

 出品数で見てもウィメンズファッションの比率は28%と最も高く、ホーム関連のアイテムが26%、デジタル家電が13%と続く。しかし、取引件数ではビューティコスメが46%と約半数を占め、第2位のウィメンズファッションは23%にとどまっている。ファッションカテゴリーの室長を務める丸山恵未氏は「アプリの仕様上カテゴリーが混在していて、ファッションアイテムが埋もれている状態だった」と分析。公式ブランドから展開されているファッションアイテムのみを集積した売り場を新たに設けることで、ユーザーへの訴求を強めるととともに、「公式」を徹底することで他の格安ECにはない信頼できるプラットフォームとしての認知を拡大し、ウィメンズファッションの取引件数構成比では10%増を目指す。

 新設するサイトでは、商品の紹介動画やAIを活用したリコメンド機能、返品無料サービス、販売の支援体制といったサービスを提供する予定。紹介動画はモデルによる着用カットなどを掲載する予定で、撮影作業はすべてキューテン側が支援する。単独アプリの開発はせず、既存アプリから専用サイトに誘導をかけるという。サービスの名称は後日発表予定。

 出店募集は11月からキューテンの既存店舗を対象に開始しており、現時点でキリッシュや「ナンニング(NANING9)」のほか、「ロペピクニック(ROPE’ PICNIC)」や「ハニーズ(Honeys)」「クラシカルエルフ(Classical Elf)」といった日本ブランドが出店を予定している。いずれもキューテンに対しては若年層ユーザーにリーチできる点に魅力を感じているという。

 今月からは未出店のブランド企業に対してもアプローチをかけていく。日本ブランドに関しては「韓国ブランドとは状況が違い、すでに他の日本企業が展開するECモールが多数存在するので、この半年で急拡大できるかというと現実的には厳しい」とし、来年4月までに20ブランドを新たに誘致したい考えを示した。

ZOZO 澤田宏太郎社長

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