動物を愛した彫刻家「フランソワ・ポンポン展」が佐倉市立美術館にて、2022年2月3日(木)～3月29日(火)の期間に開催される。

フランソワ・ポンポン

19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍した彫刻家フランソワ・ポンポン氏(1855-1933)。ロダンのアトリエなどで下彫り職人として経験を積み、50歳を過ぎて動物彫刻家に転向。シンプルな形となめらかな表面をもつ《シロクマ》や《フクロウ》、《ペリカン》などを生み出した。

日本初の回顧展

日本初の回顧展となる同展では、最初期の人物から洗練された最晩年の動物彫刻まで、ブルゴーニュ地方のディジョン美術館や出身地ソーリューのポンポン美術館、また国内でポンポン氏の彫刻と資料を多数所蔵する群馬県立館林美術館から彫刻、スケッチなど、約90点が出品される。

あわせて、ポンポン氏に影響を受けたとされる佐倉ゆかりの金工家・津田信夫(つだ しのぶ)氏(1875-1946)の佐倉市立美術館所蔵品も紹介される。

展覧会概要

「フランソワ・ポンポン展」の開館時間は、10:00～18:00(入館は17:30まで)。休館日は月曜日。但し、2022年3月21日(月)は開館、3月22日(火)は休館。

観覧料は、一般800(640)円、大学・高校生600(480)円、中・小学生400(320)円、未就学児無料。( )内は前売り及び20人以上の団体料金となっている。

前売り券は佐倉市立美術館、佐倉市民音楽ホール、佐倉市観光協会、JR佐倉駅前観光情報センターにて、年末年始を除く12月18日(土)～2022年2月2日(水)まで販売される。

また、佐倉市内の小・中学生と同伴者1人、障害手帳を持っている人とその介助者1人は無料で観覧できる。

関連イベント「ミテ・ハナソウ・カイ」開催

同展覧会の関連イベントとして、対話型鑑賞ツアー「ミテ・ハナソウ・カイ」もオンライン開催される。自宅にいながら佐倉市立美術館を楽しめる貴重なイベントだ。

日時は、2022年2月27日(日)、3月27日(日)、各10:30から。

その他詳細は、「ミテ・ハナソウ」公式サイトで確認できる。

日本初の回顧展となる「フランソワ・ポンポン展」へ訪れてみて。

■佐倉市立美術館住所：千葉県佐倉市新町210番地URL：https://www.city.sakura.lg.jp/sakura/museum/

「ミテ・ハナソウ・カイ」：http://mitehana.com/activity/mitehanasoukai-2/