「マウイジム」のホームオフィスがあるマウイ島ラハイナ
ケリング アイウェアは3月14日、アイウェアブランド「マウイジム(Maui Jim)」を展開する米国のマウイジム社を買収する契約を締結した。同社は、2021年にデンマークのアイウェアブランド「リンドバーグ(LINDBERG)」を買収しており「マウイジム」が2つ目のブランドとなる。
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「マウイジム」は、1980年にハワイ・マウイ島のラハイナにあるビーチでサングラスを販売する小さな会社としてスタートした。世界100カ国以上でサングラスとオプティカルフレームを展開しており、ハワイの伝統的なブランドとして知られるまでに成長している。また、まぶしさと有害な紫外線から保護し、目が自然に捉える色を強調するレンズ技術「PolarizedPlus2®」を独自に開発し、特許を取得している。「マウイジム」のホームオフィスはマウイ島のラハイナにあり、今でもすべてのサングラスのデザインとテストを行っている。
今回の買収は、同ブランドの地理的な範囲の拡大や新たな顧客の獲得に繋がると考えており、ケリング アイウェアは通期ベースで売上高は10億ユーロ(約1320億円*)を上回り利益率はさらに改善されるとしている。なお、この取引は競争法に関連する当局のクリアランスに従い、2022年の下半期に完了する予定だ。
買収に際し、ケリング アイウェア社長兼CEOのロベルト・ヴェドヴォット(Roberto Vedovotto)は「『マウイジム』は市場において独自のポジションを確立しており、非常にハイエンドで技術革新されたサングラスを提供し、顧客から愛され、私たちはこのブランドがケリング アイウエアの優れたポートフォリオに加わることを嬉しく思います。『マウイジム」は、当社の専門知識と世界的なネットワークの恩恵を受け、地理的な範囲を拡大し、そのコアバリューを基に新しい消費者を惹きつけ、グローバルで大きな可能性を秘めていると考えています。この2つ目の重要な買収は、今や市場セグメントで比類のない存在となったケリング アイウエアにとっても大きなステップであり、2014年のケリングによる設立時の背景にあった戦略をさらに実証するものです」 とコメントしている。
*1ユーロ=132円(3月22日時点)
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